3ページ目(3ページ中) | フォーリンラブ・ハジメ「6年の不妊治療で授かりました!」相方・バービーも「後継者問題も安泰です」【たっぷり独占インタビュー】

今回の妊娠がわかったときはもちろんうれしかったのですが、前回10週目で稽留流産になってしまったので、まだうかつに喜べないなという気持ちが強かったです。
妻にはなるべく安静にしてもらって、食べ物や飲み物にも気をつかって、ドキドキしながら暮らしていましたが、そのうちつわりが始まったり、おなかが少しずつ大きくなってきたり。以前に流産という悲しい思いをしているだけに、1つ1つのことがうれしく感じました。
ブリーフからトランクスに変え、寒くてもヒートテックはがまん!
精索静脈瘤の手術を受けたあとは、僕自身が妊活に向けてとり組んだことはそれほどないのですが、術後の結果がよくなかったので、少しでも精子の運動率が上がるならと、けっこう高い漢方薬を買って飲んでいましたね。
でもBクリニックに転院してからは、漢方薬は飲まないでくださいと言われて、OKをもらった葉酸サプリだけは夫婦で飲んでいました。
ほかにも下半身をあたためたらいけないと聞いて、ブリーフからトランクスにかえてみました。僕はすごい寒がりなんですけど、愛用していたヒートテックのスパッツもはかないようにして。
本当はめっちゃはきたかったんですけど、精子のために泣く泣くがまんしました(笑)。あとは採精の前にお酒を控えたくらいですね。
今回、妊娠に至った理由として思うのは、まずはPGT-Aを受けたこと。もちろん、同じ受精卵であれば、検査を受けていなくても妊娠したわけですが、もし状態がよくない受精卵だった場合は戻していなかったので、自信をもって戻すかどうかの判断ができたというのは、よかったのではと思います。
あとは、夫婦でちゃんと会話をしたのが大きかったと思いますね。この6年間、いろんな壁にぶち当たってきたけど、そのつどふたりで話し合って、同じ気持ちで乗り越えることができました。
不妊治療はどうしても女性が中心になりがちですが、僕もちょっとでも追いつこうと思って、自分にできるサポートはしようかなと。いちばん心がけたのは、とにかく妻の話を聞くということ。ただ聞くだけでなく、どういう気持ちでそれを言っているのか、裏の意味も考えるようにしました。
妊活中の男の本音としては、どうしても夫婦の営みが義務的になってしまうという面はあると思います。タイミング法の時期だけでなく、体外・顕微授精に移ってからも、移植の前後にはチャンスを広げるためにも、営みはあったほうがいいわけですが、女性がスキンシップを求めていても、男性のほうはちょっと冷めてしまうというか…。
そのへんはケースバイケースで、妻も僕の気持ちを汲んでくれたり、僕も排卵日に合わせてうまく気持ちをもっていったりしました。
妊活はふたりでとり組むもの「男性も自分ごとと考えて」
今回、妊活のことを公表してから、いろんな人から相談を受けるようになったのですが、奥さんがすごく子どもが欲しくて、だんなさんのほうはそうでもないという温度差カップルもいますよね。
そういう人は小さい子どもがいる友だちや親せきのところに遊びに行くのがいいと思います。僕も20代半ばごろまでは子どもをかわいいと思ったことがあんまりなかったのですが、まわりの先輩に子どもができはじめて、触れ合っているうちに、自分も欲しいなと思うようになったので。
ただ、やはり産むのは女性なので、どこかで妊活を自分ごととしてとらえていない男性も多いように感じます。男って変なプライドがあって、まさか俺が! 自分の精子は大丈夫!と思っているんですよ。
でも、僕のような例もあるので、まずは検査を受けてほしいと思います。実際に受けてみたら、大したことじゃないんです。妊活は女性だけではなく、ふたりでするものなので、男性が先に検査に行ってもいい。それだけでパートナーへの見方も変わってくると思います。
最近、僕もこういう取材だったり、自分のYouTubeチャンネルなどで、妊活のことを話す機会が増えたのですが、僕が発信することで、少しでも世の男性の意識が変わっていけばいいなと思っています。僕だけじゃなく、たくさんの人が声を上げればもっと大きな力になると思うので、ちょっとでもその助けになれたらうれしいですね。
スタッフも感涙!ご出産間もない時期に
奥さまからハジメさんへ
愛あるメッセージをいただきました
奥さまからハジメさんへ
愛あるメッセージをいただきました
ハジメちゃんへ
妊活してみない?って、ハジメちゃんのほうから言ってくれてありがとう。実は私も気にしていたけど言えずにいて、同じ気持ちでいてくれた事が途方もなく嬉しかった。
不妊治療はふたりで頑張ることと思わせてくれてありがとう。ハジメちゃんがかけてくれるなにげない言葉や態度から、同じ温度感でいてくれていることに安心した。
つわりで体調も機嫌も悪くてあたってしまっても、いつも明るく笑いで吹き飛ばしてくれてありがとう。きっとハジメちゃんも辛かったと思うのに、私とお腹の赤ちゃんをいちばんに考えて見せないようにしてくれたんだと思う。ごめんね。
それから出産のとき、何も言ってないのに、飲みたいもの、食べたいもの、してほしいこと、テレパシーでも飛んでいるかのようなタイミングで完璧すぎるサポートに脱帽でした。でも、振り返ると、それは偶然じゃなくて、これまでいつだって味方でいてくれて、いつも私を大切にしてくれて、大事なところで同じ気持ちでいてくれたからだと気づきました。
ハジメちゃんは最高に頼もしいパートナーです。
ふたりの赤ちゃんに会わせてくれてありがとう。
ハジメちゃんがこの子といる時の幸せそうな顔を横で見ているのが、今私のいちばんの幸せです。
●フォーリンラブ・ハジメさん
1984年、和歌山県生まれ。ワタナベコメディスクールで相方のバービーと出会い、お笑いコンビ、フォーリンラブを結成。「イエス、フォーリンラブ」の決めセリフで一躍人気者に。2014年、2歳上の女性と結婚。6年間の男性不妊治療をへて、2022年10月に待望のパパに。YouTube「釣りハジメ」
取材・文/岩村優子
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