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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 【時東ぁみさんの不妊治療】生理はリセットではなく妊活のスタート!と考えられるように~独占インタビューVol.2

【時東ぁみさんの不妊治療】生理はリセットではなく妊活のスタート!と考えられるように~独占インタビューVol.2

2021/11/22 公開
2023/05/30 更新

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2021年10月「私事ではありますが、この度、新しい命を授かりました」と自身のブログで発表した時東ぁみさん。そこには「約4年半の不妊治療の末、顕微授精3回目にして妊娠したこともあり、嬉しさはもちろんのこと、毎日不安と戦っております」と書かれていました。

29歳で結婚して、すぐに妊活をスタートさせたという時東さん。夫婦二人三脚の5年間について、たっぷりお話をうかがいました。独占インタビュー第1回では、妊活スタートから人工授精、1回目の顕微授精についてお話いただきました。

>>インタビュー第1回を読む

独占インタビュー第2回は、不妊治療のお休みを決めたぁみさんが取り組んだことを中心に話してくださいました。
ぁみさんは2022年3月11日に男の子をご出産。おめでとうございます!

妊娠できる体にしよう。「骨盤のゆがみを直して着床力を高めなくちゃ!」

1回目の顕微授精が妊娠にいたらず、仕事も忙しくなってきたタイミングだったため、一度不妊治療をお休みすることを夫婦で決めました。
治療を休む代わりに、私は2つのことを始めました。ひとつは妊活のための筋力トレーニング。もうひとつは整体です。

私はずっと考えていました。不妊の原因が見つからないのに、どうして妊娠できないのか、と。
おそらく受精する力が弱い、そして着床する力も弱い。私の体質のようなものではないかと考えました。

受精する力の弱さは、高度生殖医療で助けてもらうことができます。でももう一つの着床する力は、私の体の問題かも。体を根本から変えなければ、どんなにいい受精卵ができても妊娠には至らないのではないか……自分の中でそんな結論が出たのです。

そこで始めたのが、筋トレと整体です。「整体はともかく、なぜ筋トレ?」と聞かれることがあるのですが、ただの筋トレではありません。妊娠や出産のために必要な筋肉を鍛えることが目的なのです。

話が少しそれますが、みなさんは昔の女性たちがナプキンなしで生理の期間をどう乗り越えていたか知っていますか?
なんと、膣を引き締めることで出血を止め、トイレに行ったときにまとめて出すことができていたんですって!今の私たちには想像もつかないですよね。

現代を生きる私たちは、歴史的に見るととんでもないほどの運動不足。立っている時間も歩いている時間も短すぎて、骨盤や子宮、膀胱などを下から支えている筋肉(骨盤底筋群)が弱ってしまっているそうです。そのせいで骨盤は歪み、その中に納まっている子宮などにも悪い影響がある…、そんな話を整体の先生に聞きました。

確かに思い当たることばかりです。私は若い頃から生理痛がひどく、仕事中に強い痛みが押し寄せて動けなくなるほどでした。「やめたほうがいい」と思いつつ、1日に3回も鎮痛剤を飲むことも。出血も多く、夜用ナプキンを使っても足りないこともありました。

生理って、女性にとっては普通の体のしくみですよね。それが痛みになるっていうのは、やっぱり体のどこかに問題があるに違いない。そう思って、治療を休んで体質改善の期間に充てることにしたのです。

整体には週2回通い、骨盤のゆがみを整えてもらいました。「第二の心臓」と言われているふくらはぎをマッサージしてもらうと血行がよくなり、続けるうちに体があたたまってくるのがわかりました。

1年ほどたつと、あんなにひどかった生理痛がほぼ消えていたのです。生理前の不快感もピタリとおさまりました。いままでは腰の痛みで「あ、そろそろ生理だ」と気づいていたのに、それもなくなったのです。ちゃんと日数を確認しておかないと、「ヤバイ!はじまっちゃった」と慌てることになります。常にナプキンを持ち歩いて用心するようになったのは、うれしい誤算です。

生理はリセットじゃない。生理はスタート。「妊活はここから始まるんだ!」

体が整ってきたことで、生理に対する気持ちも前向きになってきたと思います。

妊活中、生理がくることを「リセット」と呼ぶことは多いと思います。でも私は、「生理はスタート」と思うようにしていました。生理がこなくちゃ排卵もありません。生理がこなくちゃ、妊活が始まらないのです。生理はリセットじゃなくて、スタート。

「よし、今日からだ!」そんなふうに生理を前向きにとらえることができるようにもなっていました。

じょじょに体は変わりはじめ、生理のときに経血をとめる感じも「なんとなくわかる」と思えるようになりました。体の本来の力を取り戻していると感じられたからか、「そろそろ妊活を再開しようかな」と自然に思えるようになったのです。2020年が終わろうとしていた頃のことです。

転院して不妊治療を再スタート

年が明けた2021年1月から、心機一転、新しい病院に通い始めることにしました。以前の病院に大きな不満があったわけではないのですが、結果が出なかったことや、担当の先生が変わってしまったことが転院のきっかけになりました。

この転院は、結果としては大正解でした。新しい病院は都心にある有名なクリニック。料金は少し高くなるのですが、院内がきれいでスタッフさんの感じもいい。待合室にいる患者さんたちも、どことなく穏やかで雰囲気がいい。ワクワクした気持ちで病院に通えるようになりました。

1月に一度だけ人工授精をして、2月に採卵しました。自己注射で卵を増やしてからの採卵でしたが、前回の7個よりもずっと多い13個。しかも成熟卵が11個も採れました。「私、レベルアップしてる!」って大喜び(笑)。前回の採卵時より年齢は2歳上なのですが、年齢だけの問題ではないのだと、改めて実感しました。

採卵できた卵を顕微授精させ、最終的には3個の受精卵(胚盤胞)ができました。

受精卵を見せてもらったんですが、もうね、めちゃくちゃかわいいんです(笑)。2人の遺伝子がまじりあって生まれたものだと思うと、卵だけど「わが子」ですから!

「一番グレードの高い卵」を移植することに。なんとなく気づいていたこと

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