2ページ目(2ページ中) | 時東ぁみさん約4年半の不妊治療。29歳で妊活スタート、顕微授精で妊娠するまで Vol.1【独占インタビュー】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 時東ぁみさん約4年半の不妊治療。29歳で妊活スタート、顕微授精で妊娠するまで Vol.1【独占インタビュー】 2ページ目(2ページ中)

2ページ目(2ページ中) | 時東ぁみさん約4年半の不妊治療。29歳で妊活スタート、顕微授精で妊娠するまで Vol.1【独占インタビュー】

2021/11/20 公開
2023/05/30 更新

画像ギャラリー

人に言うと驚かれるのですが、それから4年半の中で、この約束は一度も破られませんでした。山あり谷ありの不妊治療の日々でしたが、私たち夫婦の間にはずっと笑いがあったのです。
「生理がきちゃったよ」と私が言うと、だんなさんは「またかよー、生理しつこいなぁ、もう飽きたわ~(笑)」と笑い飛ばしてくれるので、つられて私も笑っちゃうんです。顕微授精のときにも、「着床率は〇%しかないらしいよ」と私が不安になって言うと、彼は真顔で「パチンコよりも確率低いぞ」と言うので、「もう、何と比べているのよ!」と大笑い。

検査も治療も、お互いはじめての体験ばかり。そのたびに「今日はこんなことをした」と報告して笑い合えた。だから続いたんだなぁって、今は心からそう思います。

1年間で6回の人工授精。妊娠には至らず「体外受精」にステップアップ

通院を始めたのは2017年の夏。自宅の近くに体外受精や顕微授精などの高度生殖医療ができるクリニックがあったので、まずはそこに通い始めました。

まだ私が20代だったこともあり、最初は病院のドクターにも意外な顔をされました。でも、だんなさんの年齢を伝えると「なるほど。だったら早めに始めましょう」と言われ、不妊の原因は男性と女性半分半分であることも教えてもらいました。それを彼に伝えると「じゃあ、すぐオレも検査するよ!」と言ってくれたのはうれしかったですね。

これから治療を開始する人に伝えたいのは、検査や治療は絶対に夫婦同時に始めたほうがいい、ということです。検査は健康チェックの意味もあります。何も問題がなかったら喜べばいいし、何か原因が見つかったらそれを治すための治療をスタートすればいいんですから!

そんなわけで、ふたりで検査を受けた結果、どちらにも大きな不妊原因がないことがわかりました。ただ、だんなさんの精子の運動率は少し低かったのです。

精子チェックの日は私しか病院に行けなかったので、彼は気になっていたみたいです。帰宅後「ねえねえ、オレの精子、どうだった?ちゃんと動いてた?」と聞いてきたので、「ピタッと止まってるのもあったよ」と答えると、「えー?まじかよー!」とひっくり返っていました(笑)。

原因がないとしても妊娠していないのは事実なので、不妊治療を開始することにしました。毎月タイミングをとりつつ人工授精をしたのですが、妊娠反応は出ません。バンドのヴォーカルである夫は、ツアーで家をあけることも多いし、私もロケがあると治療を進められないことも。「今月は無理だね」というときもあったので、1年間で6回人工授精したうえで、体外受精・顕微授精にステップアップすることにしました。

体外受精・顕微授精に抵抗はありませんでした。だんなさんの年齢が高めだったので、確実な方法がいいと思ったんです。

予想外だったのは、思っていたより採卵できた卵子の数が少なかったことです。事前に排卵誘発剤の自己注射をして、体調も整えて、痛い採卵にも耐えたのに…とれた卵子は7つ。
それもあまり状態のいいものではなく、受精卵になったのはたった1つだけでした。ドクターに31歳という年齢にしては少ないと言われてショック…。しかも、たった1つの受精卵を移殖したものの、着床には至りませんでした。

卵のキープはありません。もう一度排卵誘発からやり直して採卵するのか。お金もかかるし、時間もかかる。「なんでも楽しもう」と思っていた私ですが、さすがにこのときばかりは笑うことができず、家に帰って涙してしまいました。

そんな私を見て、だんなさんが「1回休憩する?」と言ってくれました。
確かに仕事の面でも多忙になっていた時期。ここで一度、治療から離れるのもいいかもしれないと思ったのです。

第2回「不妊治療のお休み期間のこと&治療再開について」へ続く

時東ぁみさん


1987年9月25日生まれ。34歳。東京都出身。2005年にミスマガジンつんく♂賞でデビューを飾り、アイドル、女優、ラジオパーソナリティなど幅広い分野で活躍中。2016年にPsycho le CemuのヴォーカルDAISHIさんと結婚。約4年半の不妊治療の末に第一子を妊娠。撮影時は妊娠5カ月に入ったところ。 自身の不妊治療経験を発信するInstagram(@tanoshiku.funin)やnoteも開設。

撮影/佐山祐子(主婦の友社) スタイリング/海老原由佳 ヘア&メイク/山本さおり 取材・文/神 素子

衿付タックブラウス ¥8,690 (税込)、ナイロンティアードスカート ¥9,350 (税込)/ともにmystic(palgroup https://www.palcloset.jp/mystic/)、眼鏡 ¥34,100 (税込)/白山眼鏡店 WALLS☎︎03-5468-0397

関連タグ

『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』は、主婦の友社が運営する妊活・不妊治療のお悩み解決メディア。ドクターや専門家監修の信頼コンテンツを中心に「妊娠したい」を全力サポートします。全国のクリニックや施設の検索もラクラク。

X LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる