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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 1年に3回の流産。どうして私ばっかり…。「痛い!やめて!」と叫ぶ自分の声が遠くで聞こえてきた【流産体験談】

1年に3回の流産。どうして私ばっかり…。「痛い!やめて!」と叫ぶ自分の声が遠くで聞こえてきた【流産体験談】

2023/05/22 公開
2023/06/10 更新

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夫は僧侶なので、お経をあげてもらいました。
そのなかで「一度母の胎内に命の種を芽吹かせながら、ついに生まれ出ることなく、いとしき母に抱かれたくとも、思いむなしく叶うことなし。さればまた、父母の悲しみ深かかりて、いとしきわが子にひと目なりとも、あるいは泣き声なりと思えども、はかなき夢と消えにけり。~中略~ たとえ縁薄くして、生まれ出ること叶わぬといえども、この妙経に依るならば如来の慈悲に包まれてわが子必ず救われん」という一節に心を打たれました。

胎嚢だけだった赤ちゃんのぶんも、小さなお地蔵さまを飾って毎日手を合わせています。

●ドクターコメント

連続して2回以上流産した場合は、不育症の検査を受けたほうがいいでしょう。
また、麻酔についてのお話もありましたが、病院によって麻酔の種類はちがいます。麻酔科の医師が常駐している場合、強めの麻酔薬を使うことも。

そして、悲しみを乗り越えるためには、内にためこまず、感情を外に出すことがたいせつです。

関連記事:不育症とは?原因・検査・治療について解説

妊活再開は、気持ちも体も回復してから


流産後は、当時2歳の子どもがいたので、すぐ忙しい日々に戻りました。
でも、体調はずっと低空飛行状態。化学的な薬で治るような気もしなかったので漢方の先生にかかると、「体がとても疲れている」とのこと。補中益気湯と真武湯を処方され、湯治をすすめられました。

さいわい、子どもが保育園に通い出して少し時間ができたこともあり、近隣の日帰り温泉に通うことに。ひとりでゆっくり温泉に入り、お湯につかりながら、「あぁ私、すごく疲れていたんだな」と感じ、もう少し自分をたいせつにしなければと思いました。

●ドクターコメント

漢方薬は体質的に合う合わないがあるので、2週間ぐらい使い、調子がよくなるようなら継続してみるのがいいかもしれません。

不妊治療クリニックを受診。減量にもトライ

半年ほどは避妊し、体がゆっくり回復するのを感じて自信が持てたところで、自己流のタイミング法をスタート。

半年トライしましたが授からず、流産もあり授かりにくい体質になったのかもしれないし、年齢的にも急がなければと思い、3回目の流産から約1年半後に、不妊治療で有名な医師がいるクリニックを受診しました。

初期の検査ではどこにも異常はなく、5回ほど病院指導のタイミング法にトライ。授からなかったため人工授精をしたところ、3回目で妊娠。もともと肥満気味だったので、クリニックの指導で1年間で7kg減量したこともよかったのかもしれません。追い込まずほめてくれる医師だったのでがんばれました。

●ドクターコメント

流産と肥満は関係ありませんが、赤ちゃんが欲しい場合は、適正体重になるよう食生活や生活習慣を見直しましょう。

体を温めることを心がけて、出産にそなえています

妊娠がわかってからは、入浴時に湯ぶねにしっかりつかるなど、体をあたためることを心がけています。
もしまた流産してしまったらもう耐えられない…と思い、気持ちとしては、安定期を迎えるまではよろこばないようにしていました。

今は出産を心待ちにしています。

●ドクターからのメッセージ

妊娠10週までの流産や、初めての流産の場合は、1~2回の生理がくれば、検査の必要はなく妊活を再開してもだいじょうぶです。

ただし、あせりは禁物。Nさんのように、「気持ちが前向きになったらトライ」することがたいせつです。

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監修
監修

日本医科大学大学院女性生殖発達病態学修了。同大学産婦人科学教室で講師や生殖医療主任、木場公園クリニック勤務などをへて、2017年6月に峯レディースクリニックを開院。父も産婦人科医で母は助産師の家庭に育ち、現在は2児の父。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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