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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 40歳。やはり体外受精にステップアップするべき?【不妊治療専門医に聞いてみた】

40歳。やはり体外受精にステップアップするべき?【不妊治療専門医に聞いてみた】

2024/02/08 公開

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治療法の選択や、ステップアップのタイミングなど、妊活中には疑問や不安に思うことがいっぱい。妊活メディア『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』に寄せられたお悩みに、医師が答えます。

今回はIVF大阪クリニック院長・福田愛作先生にお答えいただきました。

金銭面が心配で、体外受精にトライできません

質問者データ
妻 40歳
夫 37歳
妊活歴4年

40歳、妊活歴4年です。7月に流産してから、まったく妊娠できません。年齢を考えると、体外受精にステップアップしたほうがいいのでしょうが、金銭的にも厳しいため悩んでいます。

【ドクター回答】年齢を考え、早めに体外受精治療をお受けになられては

40歳という年齢を考えると、早めに体外受精治療をお受けになることをおすすめします。

現在、体外受精は保険適用となっていますので、ある程度の費用は仕方ないと思います。保険適用前であれば100万円近く費用が必要でしたから。その保険診療も、43歳になれば使えなくなります。また、40代になれば、保険適用の体外受精も胚移植3回までと制限があります。

年齢を考えれば、今回の流産の原因を胎児の染色体異常と考えるのが妥当だと思います。着床前診断は保険ではできませんが、まずは通常の体外受精をお受けになることをおすすめします。

不妊治療の保険について

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妊活スタート!治療の流れ

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
>>病院検索はこちらから

●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

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監修
監修

IVF大阪クリニック院長。
1978年関西医科大学卒業。舞鶴市民病院産婦人科医長、京都大学大学院医学研究科、東京大学医科学研究所国内留学。米国東テネシー州立大学准教授などをへて、98年よりIVF大阪クリニック勤務。2003年より現職。『赤ちゃんが欲しい』の気がかり相談室では、長年、読者に寄り添った回答を続けている。

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