生理のとき以外いつも出ているものなの?「おりもの」の正体って何?【ドクターに聞いてみた】
「おりもの」について、気になる女性は多いのではないでしょうか?でも、誰に聞いたらいいの…。そんな「おりもの」に関する疑問や不安、気がかりを妊活メディア「赤ちゃんが欲しい」がドクターに聞いてみました。参考にしてくださいね!
監修・執筆
Ladies clinic LOG原宿
清水 拓哉 先生

杏林大学卒業後、筑波大学附属病院で初期臨床研修。その後、けいゆう病院、横浜総合病院で勤務。日本産婦人科学会専門医、日本産婦人科内視鏡学会技術認定医を取得。2023年9月に原宿で産婦人科を開業。
「おりもの」って何?正体がわからないです
そもそも、おりものの正体がよくわかりません…。生理のとき以外は常に出ているものなのでしょうか?どんなものなのか教えてほしいです。いつも下着についていて、なんなんだろ…と思っています。(28歳・Aさん)
細胞、細菌、粘液、水分から構成されている分泌物が「おりもの」です
おりものは腟から出る分泌物で、腟・子宮頸部の細胞、腟内の細菌、粘液、水分から構成されています。おりものは女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて、腟や子宮頸管、子宮内の細胞によって作られています。
おりもの1g中に存在する細菌の数は、なんと100万~1億個*とも言われています。それらはおもに腟内の環境を保つ乳酸菌です。
実は、おりものに含まれる乳酸菌によって、雑菌やカンジダなどの感染から腟内の環境が守られています。乳酸菌により産生される乳酸により腟内は弱酸性に保たれています。多くの細菌は酸性環境では繁殖できないため、腟や子宮への感染が防がれています。また、おりものは腟粘膜に潤いを与え、粘膜を保護する役割も持っています。
毎月生理がくる人は、毎日少量のおりものが出ます。正常なおりものの色は白色~やや黄色です。腟内には乳酸菌が存在しているため、おりものは通常、少し酸っぱいにおいもします。

おりものの性状は、排卵が近づくとエストロゲンの影響でおりものの分泌が増えて、卵の白身のようにサラッとして、糸を引くような性状に変化します。その後はプロゲステロンによって粘液の分泌が抑えられて白く、粘稠度の高いドロッとしたおりものになります。なぜこのような変化をするかというと、排卵時には精子を受け入れやすく、それ以外の時期には精子の侵入を防ぐようにするからです。
*参照
Danielsson D,et al:The genital econiche:forcus on microbiota and bacterial vaginosis.Ann N Y Acad Sci 1230:48-58,2011
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