2ページ目(2ページ中) | 体外受精で授かったのに流産。ベビーにきちんと「ごめんね」「さようなら」をしたくて四十九日、水子供養へ 【ただいま進行中!アラフォー妊活記録#22】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 体外受精で授かったのに流産。ベビーにきちんと「ごめんね」「さようなら」をしたくて四十九日、水子供養へ 【ただいま進行中!アラフォー妊活記録#22】 2ページ目(2ページ中)

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体験談
2022/01/29 公開
2023/09/16 更新

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四十九日に当たる8月の日曜日、夫は午後から仕事があり、夫婦で時間が合うのが9時10分のみだったので朝から出かけました。日曜日とはいえ、紅葉の名所である勝尾寺はシーズンオフ。人の姿は全くなく、静かな山門を抜けて本堂を目指しました(ちなみに10分前までに受付を終了せねばならず、さらに勝尾寺は山門から山の上に鎮座する本堂まで10分ほどの距離があります)。

本堂の横にある総合受付で、申し込みの用紙に母の名前や流産した日などを記入。そして供養料を支払います。勝尾寺では一時供養から一ヶ年供養までありましたが、私たちは一時供養を選びました。

申し込みに必要だった名前は母のものだけ。
母として自分の名前を初めて書くのが水子供養の申し込み書ということには心から泣けました

いよいよ、本堂の中に案内されて供養が始まりました。卒塔婆と呼ばれる長さ1〜2mのほどの細長い板に、母である私の名前と流産した日が書かれたものが立てられ、お坊さんの読経を聞きながら、できるだけひとつひとつのお経に耳を傾けました。

お経の中で私の名前が呼ばれたこと、私の水子の霊を供養していることなど聞き取れるところを聞き取ろうとする一方で、ずっと子どものことを考えていました。どうかどうか、安らかに。産んであげられなくて本当にごめんね。会いたかった。そちらに私の母がいるから、どうか会えますように。寂しい思いなどしませんように。そちらでは幸せでいられますように。お経を聞きながらそんなことを考えて、泣きました(これを書きながら思い出してまた…)。

朝早かったこともあり、水子供養に訪れていたのは私たちだけ。そんなひっそりとした供養を行うことができてよかった。そんなふうに思いました。供養を行えたことで、私の中でひとつストンと胸に落ちるものがありました。なんとか立ち直りたいと決意したタイミングでの供養は、思いのほか気持ちを切り替えさせてくれたような気がします。この子のためにも、新しい命を宿せる環境を作ろう。まずは不育症の検査をどうするか考えようと。

次の移植に向けて、不育症検査を決意

水子供養を終え、ポジティブな気持ちが少し戻ってきた私。残念な結果ではあったけれど、妊娠できたという事実に少し希望を感じられるようになりました。

そして夫が「僕らの子どもに異常がなかったのはポジティブな要素でしかないよ」と言っていたように夫41歳、私40歳での受精卵に染色体異常がなかったのは本当に奇跡だとも思えるようにもなってきました。

凍結している2個の受精卵も同じように健やかなものかもしれない。であれば、移植をする前に不安要素を洗い出して原因を知りたい。
私の体の状態やこれまでの過程を踏まえたうえで、クリニックからは内分泌異常や血液凝固異常、自己免疫異常などを調べる血液検査に加え、着床不全について調べる子宮内フローラ検査、そして以前一度検査してから2年が経過していた卵管造影検査もすすめられました。

いろいろ迷いましたが、血液検査一式と子宮内フローラ検査を選択(卵管造影検査は以前のクリニックで本当に痛い思いをしたので、今回は逃げることに…)。
今後の生理の様子を見ながら、検査の予約をとっていくことになりました。

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

>>23話「流産後、助成金申請の窓口がツラすぎた!妊娠届提出中の幸せカップルの隣…」へ続く

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ミキさん
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ミキさん

あかほし主婦ライター。関西在住・40代。中学生の頃から多嚢胞性卵巣症候群と付き合ってきた体でも、もしかしたら妊娠できるかも…という楽天的な考えをもったまま、結婚式、仕事との兼ね合い、金銭面や夫婦同士のタイミング、クリニックとの相性まで…。ありとあらゆる複合的な理由から、40歳で(ようやく!)本格的に不妊治療をスタート。

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