だいたひかる夫妻に聞きたい!体外受精の移植後は絶対に〇〇【へこたれない夫婦が妊活・不妊治療のお悩みにアンサー】
妊活歴8年。乳がんの治療や再発を乗り越えて、45歳で妊娠した芸人のだいたひかるさん、夫・小泉貴之さん。
自ら「へこたれない」と語るご夫婦に答えてもらうべく、妊活のお悩みを募集したところ、たくさんのメッセージが集まりました。おふたりならではのお答え、率直な言葉の数々…、連載でお届けします!
だいたひかるさんの妊活history
夫35歳・妻38歳
結婚。自己流タイミング法7回、A病院で病院指導のタイミング法に6回トライするも、化学流産を繰り返す。
夫37歳・妻39歳
B病院に転院し、人工授精8回。体外受精へ進み、5回採卵、5回移植。
不妊治療専門のCクリニックに転院。顕微授精で最後1個の凍結胚の移植日に不正出血で延期に。乳がんが判明し、右乳房の全摘手術を受ける。
その後リンパ節への転移が分かり、抗がん剤治療。
夫40歳・妻42歳
乳がん局所再発、手術と放射線治療。
夫43歳・妻45歳
ホルモン治療を中断し、不妊治療再開。5年保存していた凍結胚盤胞1個を移植し妊娠。
だいたひかるさん&小泉貴之さん夫妻に聞きたい妊活・不妊治療のこと
Q.受精卵を移植した後の過ごし方は? どんなことに気をつけていましたか?
妊娠おめでとうございます! ニュースで見てとてもうれしくなりました。私は妊活を始めて2年、現在は体外受精中です。おふたりの幸せにあやかって、私も早く授かりますように!受精卵を移植したあとの過ごしかたについてお聞きしたいです!(東京都・焼き芋さん・27歳)
A.夫から「絶対にタクシーで帰ってこい」と言われました(笑)/だいたさん
だいた:うちはとにかく夫がうるさくて(笑)。
病院では、「移植後は電車で帰って普通に生活していいですよ」と言われたのに、絶対タクシーで帰ってこい、頼むから俺の言うとおりにしてくれと(笑)。帰宅後も俺がごはん作るからひかるは横になってろとお願いされ、2~3日ベッドの上で過ごしました。
小泉:長年、不妊治療をしてきて、いちばんつまづいていたのが着床でした。では、どうすれば着床するのか、いっしょによく話し合い、体を温めたり、いろいろ試しました。最後の凍結受精卵については、先生もすごくいい状態ですよと言ってくれてました。
5年待ってようやくおなかに戻したので、着床した卵がちょっとした振動で万一はがれてしまったら、後悔してもしきれないと思って…。タクシーの運転手さんにも、工事中の変な道とか通るんじゃないぞ! 運転にも気をつかってくれよ、と祈ってましたね(笑)。
だいた:そんなにすぐはがれちゃう受精卵なら、生命力ないって(笑)
小泉:もうそのくらい心配で、心配で!
だいた:夫は本当に心配性なんですよ。だから病院の先生にもしつこいくらい質問するし。でもそのおかげで子どもを授かったので、今は感謝してます。
移植後も、体を温める鍋料理を食べていました。季節を問わず、鍋は無敵!
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Q.妊活・不妊治療中の気持ちの切り替え方法は?そのときの小泉さんの対応は?
流産したときやリセットなど、悲しいことがあったとき、だいたさんはどうしていましたか? 気持ちの切り替え方法を教えて欲しいです。また、そのときの旦那さんの反応や対応はどうでしたか?(茨城県・むむさん・30歳)
A.誰のせいでもないんだよね。いちばん大事なのは、夫婦ふたりの関係!/小泉さん
だいた:私も化学流産は何度か経験しましたが、出てくる血の感じとか、違うんですよね。やっぱりここにいたんだなぁって。
その時は生々しく「死んじゃったんだ…」と激しく落ち込みましたが、こればっかりは本当に神秘の世界で、何を努力すれば避けられるのか、見当もつかなくて。自分の体を責めたくなったり…
小泉:誰のせいでもないんだよね。
だいた:私、お笑いで冗談言ってたら、あっという間に歳とっちゃって(笑)人生の時間配分間違えたかなとか、過去のことをくよくよ考えたりして。
でも夫は「ひかるは人にできない経験や仕事をしてきたんだから、それで十分じゃないか。今回の流産に執着しなくていい。それでも人生は続いていくんだから、自分の命を大事にしろ」と言ってくれました。たまに説法みたいなんですけど(笑)
ケンカしててもどんなときも、いってらっしゃい~と見送ります。「胎動がしっかりあると、妻も元気です」(小泉)
小泉:いちばん大事なのは、夫婦ふたりの関係。この人といっしょにいたら幸せというのが基本にあるので、もし不妊治療がダメでも、ふたりで楽しいことはたくさんあるんだから大丈夫。
ただ、子どもは授かりものだけど、後悔しないように、今できることがあるなら全部やっておこう!とは思っていました。体を温めるのはどうすればいいのか、子宮内膜を厚くするには?精子の運動率を上げるには?きちんと検査して、改善できるところがあればするし、普段から食生活を変えたり、新陳代謝を上げるようにしたり。
だいた:サウナスーツ着て、明治神宮まで走ったりしてたよね(笑)
小泉:実はスパルタなんです(笑)
だいた:頭で悪いほうに考えちゃうときって、体を動かすと、不安が散っていくんですよね。走って体をあたためて、お風呂に入ってさらに温めて、「あ~、今日は体にいいことしたな!」って。それを積み重ねていくと、ネガティブな感情がちょっとずつ下火になっていくんです。
小泉:できることは全部やって、あとはもう、これだけ努力したんだから、これでダメなら仕方ないでしょという気持ちでした。
Q.仕事と妊活の両立はどうしてた?やはりセーブすべき?
治療のため毎月、急な休みをとることに後ろめたさを感じています。本当は前向きに楽しく治療と向き合うと決めたのに、休みを取るごとに後ろ向きになってしまう自分がいます。(栃木県・梅さん・41歳)
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