「子宮をすべて摘出」2度も宣告された私がママになるまで。かるい気持ちで検査をうけただけなのに…子宮体がんステージ0って?【婦人科疾患と不妊治療/めぐみさん①】
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妊活・不妊治療をすすめていくうえで、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人科トラブルがみつかることがあります。妊娠への気持ちは焦るなか、トラブルの治療を優先しなくてはいけないことも…。
今回は、体外受精の採卵時に受けた子宮内膜検査で、“前がん病変”が見つかった、めぐみさんのお話です。
36歳、妊活をスタートしました
めぐみさん(40歳)
妊活歴 5年2カ月
結婚する前から子どもは欲しいと思っていましたが、夫とも「結婚して2年はふたりでいよう」と話をしていました。そうして、結婚して2年後、私が36歳、夫が44歳のときに妊活をスタートしました。
私は28歳のときに卵巣嚢腫が見つかり切除手術をしていましたが、生理は順調でしたし、基礎体温も問題なかったので、まずは自己流でタイミングをとりはじめることに。
ですが、わたしは仕事で忙しくしていた時期。さらには出張も多く、排卵日とわかっていても思うようにタイミングがとれないことが続きました。いま思えば、「妊活をがんばる!」という状況ではありませんでした。
37歳になったころ、引越しをして出張のない業務に変わったこともきっかけとなり、不妊治療専門クリニックに通い始めました。最初にひと通り行った不妊検査で夫婦ともにとくにトラブルは見つからなかったのですが、病院指導のタイミング法を5回、人工授精を5回しても、妊娠することはありませんでした。
医師からはステップアップを提案され、体外受精へすすむことに。初めての採卵では17個の卵がとれて、8個は体外受精、9個を顕微授精にしましたが、凍結できた受精卵は1個だけでした。
気軽に受けた検査…「子宮体がんステージ0」の診断。
採卵のタイミングで、気軽な気持ちで子宮内膜を採取して調べる「子宮内膜検査」をしました。
ところが、結果は「子宮内膜異型増殖症の疑い」。
すぐに大学病院へ紹介状を書いてもらい、転院することになりました…。
「子宮内膜異型増殖症」は、子宮内膜が異常に厚くなってしまう子宮体がんの前がん病変。「子宮体がんのステージ0」と呼ばれることもあるそうです。医師からは「このまま子宮を残しておくと、6割以上の確率で子宮体がんになる」との宣告を受け、子宮全摘をすすめらました。
子どもをあきらめたくない!医師から提案されたのは…
子どもが欲しくて不妊治療をしていたのに、”子宮全摘”と言われ、その衝撃で私は大泣きしました。
医師に「子どもを持つことはあきらめたくない」と伝えると、子宮内膜掻把術と併用で、ある薬の治験への参加を提案されました。
治験は薬の効果や安全性などを確認する臨床試験ですが、今回使われる薬は以前から糖尿病の人に投薬されていたもので安全性が高く、子宮体がんや子宮内膜異型増殖症にも効果があるとのことで行われていました。
医師の話では、その薬を使用した場合、データとしては子宮体がんにならなかった人のほうが多いとのこと。どうしても子どもをあきらめたくなかった私は、治験にかけてみることにしました。
以前、ANAがWEB上で、自分の夢や目標を記載した搭乗券が作れるキャンペーンをやっていて、そのときに作ったもの。
願掛けも込めて「今頑張る!」と宣言しました。
夫に話してみたら返ってきた意外な返答
診察後、夫には「夜、くわしく話すね」とだけLINEを入れ、まずは母に電話をしました。
心配をかけないように「子宮全摘って言われたんだよ、ひどくない(笑)?」と明るく話したつもりですが、やはり心配をかけてしまいましたね。母の声を聞きながら、私はまた泣いてしまいました。
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