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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 「子宮をすべて摘出」2度も宣告された私がママになるまで。かるい気持ちで検査をうけただけなのに…子宮体がんステージ0って?【婦人科疾患と不妊治療/めぐみさん①】

「子宮をすべて摘出」2度も宣告された私がママになるまで。かるい気持ちで検査をうけただけなのに…子宮体がんステージ0って?【婦人科疾患と不妊治療/めぐみさん①】

2023/06/17 公開
2023/06/18 更新

その日は午後から出社で、たまたま上司との面談の予定が入っていたんです。ものすごく落ち込んだ気持ちのままだった私は、上司の前でも号泣してしまって…。

一方、夫の反応はというと、「治験に参加してみていいんじゃない?」とあっさり。

私のショックに共感してくれるどころか「治す方法があるんだったら、やってみようよ」と、とても前向きでした。今思うと、あのとき夫に「不安だよなぁ…」と共感されていたら、私の心配は倍増していたかもしれないです。

夫の言葉を聞いて「治験に参加すれば、体がんにならず、子宮も残せて、不妊治療に戻れるかもしれない!」という前向きな気持ちになることができました。

人生でいちばん吐いたかもしれない…

治験の内容は1日3回、薬を飲むだけです。副作用などもなく、普通の生活を送ることができました。

さらに2カ月に1回、「子宮内膜掻爬術」を行いました。これは子宮内膜をかきだす手術で、15分ほどの処置。本来は日帰りで行えるものですが、最初の手術で麻酔が合わなかった私は、術後の嘔吐がひどく、人生でいちばん吐いたんじゃないかというくらい、吐き続けました。

初回がそんな感じだったので、手術のときは必ず1泊して処置をしてもらいました。かきだした内膜は毎回細胞診をおこない、がん細胞がないかを検査。それを計5回おこない、すべての検査で病変は見つからず、がん化していないことがわかりました。

医師からようやく「寛解(症状が落ち着いて安定した状態)」の診断がでたときは、本当に本当にホッとしました。
同時に「ようやくこれで不妊治療に戻れるんだ!」と思うと、心からうれしかったです。

※この記事の内容は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

⇒つづく
”子宮全摘”宣告からママに~第2回~
「一難去ってまた一難」

めぐみさんの妊活ヒストリーざっくり
34歳、結婚。36歳のとき自己流の妊活をスタート。37~38歳、不妊治療クリニックへの通院開始。タイミング・人工授精では妊娠せず体外受精へステップアップ。採卵時の子宮内膜検査で「子宮内膜異型増殖症」が判明。38~39歳、大学病院で子宮内膜異型増殖症を治療。その後、寛解。不妊治療を再開しようとするが、クリニックで子宮筋腫切除をすすめられる。40歳で子宮筋腫切除手術を行う。子宮筋腫切除手術をおこなった大学病院で不妊治療をすることに。採卵を行い、9個の受精卵を凍結。術後6ヶ月、凍結胚を移植し妊娠。

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