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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 【38歳で妊娠】動画クリエイター・佐々木あさひさん/ドクターからの「すぐに不妊専門クリニックに行くべき」が転機に!体外受精で妊娠するまで

【38歳で妊娠】動画クリエイター・佐々木あさひさん/ドクターからの「すぐに不妊専門クリニックに行くべき」が転機に!体外受精で妊娠するまで

2022/10/15 公開
2023/05/22 更新

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ちょうど不妊治療の保険適用タイミング!顕微受精でなくてもよかったかもだけど…

あさひさん「AMH値が低いということで、ホルモン剤を使っても多くは採卵できないだろうと。そのため自然周期の体外受精を始めました。自然周期で3回、採卵をしましたね。たまたま、4月から不妊治療が保険診療になるタイミングで。急いで採卵に踏み切るきっかけとなりました。

そして自然周期で採卵できたものを、顕微授精させました。もしかしたら顕微授精じゃなくてもよかったのかもしれませんが、長く不妊治療を続ける気持ちが自分にも彼にもなくて。顕微授精の方が体外受精より少し高いんですが、今試せる最大限の方法を選びました」

―――排卵誘発に関しては注射なしで、内服のみだったんですか?

あさひさん「そうですね。先生から3回に1回は確率として妊娠に成功すると言われたんですが、3回行って妊娠しなかったので…。どれくらい採卵できるかわからないけど、4回目からはホルモン補充周期で胚盤胞を育てることにしたんです。貼り剤と腟剤と内服などでしっかりととのえてチャレンジしました。そしたら2個採卵できて。

自然周期で新鮮胚を戻していたのですが、ホルモン補充周期だと胚盤胞まで育てた状態でおなかに戻せるので、それもよかったんじゃないかと思います。あと、受精卵の膜をレーザーで削って、着床しやすくするようにアシステッドハッチングもしました。それもうまくいった理由の1つかもしれません」

―――採卵や移植は、合計で何回だったのですか?

あさひさん「自然周期で3回採卵して、新鮮胚で2回戻しました。そのあと別の方法を試そう、ということでホルモン補充することになって。そしたら1回の採卵で2個採れたので、2つとも凍結して、1ヶ月後にそのうちの1つをおなかに移植しました」

―――じゃあもう1つ残ってるんですね!

あさひさん「今、眠ってます(笑)。
3回の採卵を経験したんですが、1回採卵日にすでに排卵してしまっていたことがあったんです。卵管まで刺したんですけど、結局採れなくて。

私は片方の卵管がふさがっているので、片方の卵巣からしか、卵子が子宮に出てきてくれないんです。たまたまその日は通過している側からの排卵だったので、人工授精になりました」

―――痛みはありましたか?

あさひさん「むちゃくちゃ痛かったです…。痛み止めの座薬のみで採卵していたので、本当に痛かったです。

私の場合、不妊治療で一番つらかったのは採卵ですね。ホルモン剤を使ってたくさん卵子が採れる状況であれば、貯卵して1つずつ戻せるのかもしれないですけど。自然周期で毎月採卵しないといけなくて、つらかったです」

―――短期間で集中的に通院されたんですね。

あさひさん「長くは不妊治療できないだろうな、という思いが私たちにはあったので」

―――妊活のために働き方を変えたりしましたか?

あさひさん「幸い自宅でできる仕事なので、大きくセーブはしませんでした。恵まれていたと思います。

不妊治療していることを周囲に言えない方もいらっしゃると思うのですが、私は始めた当初から友人や家族、仕事関係のみなさんにも伝えていて。不妊治療は恥ずかしいことでもなく、ひとりで抱え込むことでもないと感じたので。公表することで、経験者からいろいろなアドバイスやアイディアも聞けてよかったです」

―――どんなアイディアがありましたか?

あさひさん「不妊のための鍼灸があると聞いて、通うことにしました」
–{妊活中の愛用グッズを教えて!}–

聞きたい!あさひさんの「妊活中の愛用グッズ」

あさひさん「足元を温めることが大切だと聞いたので、五本指ソックスを重ねばきしたり、足首を温めるなど…ひたすら足元を温めていました。

鍼灸院での鍼やお灸以外にも、自宅でできるお灸や美容鍼などにも取り組みました。三陰交にお灸を毎日据えたり、背中の何か所かに美容鍼を貼ったり。

そのほかにも、アーユルヴェーダの先生から教えていただいた「シャタバリ」というハーブや、お猪口1杯のアロエベラにウコンを入れたものを毎朝、空腹時に飲んでいましたね」

―――いろいろなことを試されたんですね!

あさひさん「新しいことに興味を持って取り組める性格でよかったと思いました。
学ぶことが好きなので、あらたにチャレンジするのが自分には合っていましたね。何かにすがるようなスタンスで取り入れていたわけではなかったかなと思います」

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着床したのはおもちみたいなルックスの胚盤胞

あさひさん「アシストハッチングをした受精卵が、今おなかの中にいる子ですね。アシストハッチングする前の胚盤胞になったときの写真もありますよ。グレードはBBでした」

おもちみたいなルックスの胚盤胞!もう1個の胚盤胞は凍結してあります

あさひさん「妊娠9週で不妊クリニックを卒業して、普通の産院へ移りました。友人と一緒に水天宮へも。安産祈願の翌日に行きました」

―――妊娠前の子宝祈願もされた?

あさひさん「戸隠の神社なんですけど、子宝の神様がいらっしゃるということを知らずに、妊娠前に参拝していました!
8月のちょうど自分の誕生日前日が空いていたので、授かったことのご報告にも行きましたよ。日ごろのお礼も兼ねて。たまたま体調もよく、予定も空いていたので。

しかも子宝の神様がいる本殿が、年に1回のご祈祷のタイミングで、さらにラッキーでした」

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最後に自身の妊活を振り返って「心と体が乖離するのが一番怖かった…」

あさひさん「授かった今思うのは、妊活ってメンタルが大事だな、ということです。

体と心って密接につながっていて、心が健康じゃないと赤ちゃんって来てくれないんだな、と私は感じました。妊娠したときは胸が張っていて、いつもと違う判定日を迎えたんですけど、ちょうど気持ちが晴れやかになったタイミングでもあったんです。

AMH値が低いことに対しては私はネガティブにならなかったんですけど、妊活を長く続けているとホルモン剤の影響などで、自分の理性ではないところがグラグラしちゃったりすることもあると思うんです。

私自身、妊活中は心のケアの一環として、心理カウンセリングにも通っていました。

ホルモンバランスの影響で、心と体が乖離することが一番怖かった。「私が私じゃなくなるようなことを言ってしまったらごめんね」と最初からパートナーにも伝えていました。
心のケアをしっかりしてきたので、それが自分とも向き合える時間になり、だからこそよかったんじゃないかな、と思います。

不妊治療ってお金もかかるし、体のケアが中心になりがちですよね。だからこそ、心のケアを大切にしました。心のケアができるのは自分だけなので。5年くらい通っていた心理カウンセリングですが、妊活していると考えや思いも変わってくるので。妊活中はそこにフォーカスして、カウンセリングをうけていました。

妊娠してからも考える内容はどんどん変わってきているので、今も引き続きカウンセリングを通して、お母さんになるための準備をしています」

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【Profile】佐々木あさひさん


1984年8月生まれ。美容系動画クリエイターの第一人者。幅広く支持を集め、コスメやスキンケアアイテムなどの丁寧なレビューが好評。
また美容に限らず日常のライフスタイルを等身大のまま発信、ジャンルを問わず活躍している。10月初旬に第一子妊娠を発表。公式YouTube「sasakiasahi

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