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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 【大島美幸さん2人目妊活記】できれば続けたかったけれど…2人目妊活を卒業することを決めました【中編】

【大島美幸さん2人目妊活記】できれば続けたかったけれど…2人目妊活を卒業することを決めました【中編】

2024/12/24 公開
2025/02/19 更新
大島美幸さんファミリー

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42歳から一念発起して2人目妊活をはじめた、お笑いトリオ「森三中」の大島美幸さん。1人目妊活のときには経験しなかった体外受精にトライすることを決めました。治療をするなかで、アラフォーという「年齢の影響」を感じることも多かったと語ります。

それでも前向きに不妊治療に取り組んでいた大島さん。そんな彼女の前に立ち塞がったものとは?そして大島さんが下した決断は?

前のインタビューを読む【大島美幸さん2人目妊活記】8年ぶり42歳の妊活は体外受精から。年齢の壁を痛感した流産【前編】

受精卵が成長するまでの道のりが遠い!

転院先のクリニックは、妊娠の確率が高い胚盤胞になるまで培養してから移植する、という方針です。これは、なるべく妊娠の確率が高い受精卵を戻し、流産の可能性を下げたいという私の思いと一致していました。

しかし、この凍結胚盤胞になるまでのハードルが、めちゃくちゃ高い!

無事に採卵ができて受精卵になっても、そこから順調に分割していくかは、受精卵の生命力にかかっています。私は3回採卵してチャレンジしましたが、3回とも受精卵は途中で分割を止めてしまって、胚盤胞には至りませんでした。

主治医の先生からも「時間はかかると思うけれど、頑張りましょう」と言われていたし、もちろん私自身もそのつもりでした。

凍結胚盤胞ができれば、妊娠の可能性は高いはず!次こそ、凍結できるかもしれない…!

治療経過は、淡々と「業務連絡」

受精卵の培養経過はアプリでチェックできるので、旦那にも逐一、共有します。

転院前からの2年にわたる不妊治療で試行錯誤の結果、私が落ち着いたのはLINEメッセージでの報告という方法です。

「3個、受精しました」
「順調に分割しています。あともう少しです」
「成長停止しました。また次頑張ります」

こんな感じで、いい経過も残念な結果も淡々と事務的に報告する。

家で顔を合わせて話すと、冷静に報告しようとしても、どうしても声に感情がのってしまいます。期待しては落胆して、その落差が大きいとやっぱり苦しい…。仕事のように、数字や客観的なデータを報告・共有すると考えたら、少し気持ちがラクになりました。

旦那からも「よかった」「また頑張ろう」と、気持ちを抑えたシンプルな返事が返ってきて、ふたりで治療内容や経過を共有しながらも、過度に期待しないスタイルを築けたのはよかったことだな、と思います。

2人目妊活の卒業を決断

私たちの妊活に暗雲が立ち込めてきたのは、長丁場を覚悟し、新しいクリニックでも1年は治療を続けようと思っていた矢先のことでした。

3回目の採卵を終えたころから、持病の子宮腺筋症が重くなってきてしまったのです。生理のたびに2日間くらい動けないような痛みに見舞われるうえ、生理後も重だるい痛みがダラダラと続く…。仕事や子どもとの時間など、日常生活全般に支障をきたすようになりました。

妊活を続けている限り、子宮腺筋症の根本的な治療はできません。

毎周期、排卵を促して妊娠の準備をするのが妊活ですよね。一方、子宮腺筋症の症状を抑えるには、子宮内膜様の組織が増殖しないように、ホルモンの分泌を抑制する治療が必要です。

「不妊治療か子宮腺筋症の治療か」という二者択一を迫られ、私たち夫婦が下したのは、子宮腺筋症の治療を優先しようという決断。

旦那からも「毎月そんなに痛いのは大変だよ、治療をしよう」という言葉があり、2人目妊活を卒業することにしたのです。

できれば、あともう少し、あと1年くらい、不妊治療を続けてみたかった。

未練がまったくないわけでないけれど、でも、きちんと心の整理をして、終わりにしようと決めました。

家族の期待を背負って踏ん張ったけれど…

ここまでで2人目妊活歴は約2年に及び、私は44歳になっていました。

最初は、「絶対に妊娠する!」「笑福をお兄ちゃんにしてあげるんだ!」と意気込んで始めた2人目妊活。

実際に始めてみると、妊活経験者とはいえ、人工授精とはまた勝手が違うし、思うように結果が出なくて心が折れそうになることもたくさんありました。それでも、亡くなった母や、「弟か妹が欲しい、できれば弟が欲しい!」という長男の切なる希望を背負っているから、「やってやるぞ!」と踏ん張ってきた。

でも、ストイックに頑張れば頑張るほど、苦しくなることも多くて。日々の生活も気づかないうちに妊活中心になっていたかなと思います。

食事にも気を遣うし、冷え対策に白湯を毎日飲むようにしたり、大好きな甘いものを控えたり、体重も4〜5kg落として、整体や鍼にも行きました。酵素浴やミネラルを補給するサプリメントなど、よいと思うことはいろいろと試して。

でも、一生懸命になるあまり、気づけば子どもや家族と向き合う余裕はいつのまにか減ってしまっていたのかもしれません。

大島美幸さん

白湯を飲むことは今も続けているそうです。持ち運ぶときはお気に入りの水筒に入れて。

続きを読む【大島美幸さん2人目妊活記】44歳で区切りをつけた不妊治療。妊活を終えた今、思うこと【後編】

大島美幸
プロフィール大島美幸さん
1980年生まれ、栃木県出身。1998年に、黒澤かずこさん、村上知子さんと3人でお笑いトリオ「森三中」を結成。2002年、放送作家の鈴木おさむさんと「交際0日」で結婚。妊活休業をへて2015年6月に第一子を出産し、子育てをしながらバラエティ番組などで活躍中。さらに、大島さんとガンバレルーヤの3人で音楽ユニット「MyM」を結成し、1st配信シングル「ASOBOZE」をリリースするなど活動の場を広げている。@morisanchustaff

取材・文/浦上藍子

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