【お金のプロが家計簿診断】体外受精にトライ中。メリハリをつけたお金の使い方を意識するべし!

妊活中の気がかりといえば、「お金」のこと。今の家計で治療費を払える? 今から治療費を貯めて間に合う? そんな不安や疑問を解消するためにも、まずは家計の見直ししてみませんか?
お金のプロ、ファイナンシャルプランナーさんががあかほし読者さんの家計をチェック!見直しポイントをアドバイスしてくれました。助成金の拡充ポイントも解説します!
体外受精でママに!ファイナンシャルプランナーさんに教えてもらいます
FPオフィスみのりあ代表・宮野真弓さん
「私自身も体外受精で子どもを授かりました。妊活・不妊治療中のみなさんの不安な気持ちよくわかります。
でも、必要以上に不安に思わないでほしいです。家計を見直すことで解消できることもあるので、まずはお金の流れを把握してみましょう!」
体外受精にトライ中だけど家や車にお金がかかります
ゆゆさん(神奈川県・33歳)
夫は35歳、勤務医。2020年に結婚。現在の住まいは賃貸マンションですが、マイホームの購入契約を済ませて引っ越し予定。車を購入してローンを返済中。妻は正社員。
体外受精にトライします。これから初の採卵予定です。
家計簿アプリを使用して出費などを管理しています。今住んでいるマンションの家賃と水道光熱費は夫の口座から引き落とし。外食費と食費もほぼ夫が払い、新居の住宅ローンと各自のスマホ代はそれぞれが負担しています。
新しい家の住宅ローンの返済が始まっていますが、まだ引っ越していないので今住んでいる賃貸マンションの家賃と二重払いに。車も購入して出費がかさんでいます。
家計管理アドバイス!高収入だからこそ夫婦で協力して
世帯月収110万円と高収入のゆゆさん家の家計ですが、結婚してまだ間もないということもあり、家計管理は模索中のようですね。
iDeCoやつみたてNISAで節税しながら、毎月決まった金額を貯蓄にまわすなど、お金に対する意識が高いですね。月収110万円は高収入ですから、お金の管理については夫婦で協力して、出費などのバランスをとっていきましょう。
ゆゆさんの家計簿
【チェックPoint】 教育費の備えも忘れずに
収入が多いとはいえ、将来、子どもが誕生した際の教育費のことを早めに考えておくと安心です。
夫が医師とのことなので、将来、お子さんが医学部進学を希望することも考えられますよね。その場合、教育費の負担がかなり大きくなることが予想できます。きょうだいで医学部ということも考えられるので、教育費の備えを早めに検討しましょう。
【チェックPoint】 お金を使うところと締めるところのメリハリを
家計表を見ると、食費10万円、日用品費2万円はやはりちょっと使い過ぎ。あれもこれも『いいもの』を選んでいると、出費はどんどん膨らんでいきます。たとえば食べることにはこだわるけど、スマホは格安スマホにするなど、お金をかけるところと締めるところのメリハリをつけましょう。
実践!家計表チェックポイント
さっそく、あなたの家計表も見直しましょう!
見落としがちな家計表のチェックポイントをまとめました。
Point① 使途不明金をなくす
1カ月の家計収支は「収入=支出+貯蓄」が基本です。
支出と貯蓄をたしても、収入の金額にならない原因は「使途不明金」にあります。
使途不明金はムダづかいの温床になっているケースが多いので、ここをなくすことで貯蓄にまわすお金をふやすことができます。
家計簿をつけていないかたは、まず1カ月トライしてみて!
お金をどこに使っているか把握することから始めましょう。
Point② 優先順位をつける
入ってくるお金には限りがあるので、優先順位をつけてお金を使いましょう。
「今は不妊治療が最優先」なら、家計のなかで削れる支出を見つけて、浮いた分を不妊治療費用に貯めましょう。あれもこれもでは、結局どれも中途半端になることに。
お金の管理についてはもちろん、自分たちの生活で大事にしたいことを夫婦で話し合うことはたいせつです。
Point③ 早めに貯めるが吉!
不妊治療費用に貯めたお金がもし余ったら、子どもの将来のため、教育費にまわせばよし!と考えてみて。お金を貯めてムダになることはないので、不妊治療を思い立ったら早めに貯め始めるのが賢明です。
Point④ 制限撤廃で助成金が受けとれるように
国は令和4年度からの不妊治療費の保険適用をめざしていますが、それに先立ち、特定不妊治療の助成制度を拡充することに。
これまで助成を受けるには「夫婦合わせた所得が730万円未満」という所得制限がありましたが、それを撤廃して所得に関係なく助成金を受けとることができるようになりました。最新情報は厚労省のHPやお住まいの都道府県・指定都市・中核市のHPをチェックしてくださいね。
TOPICS!体外受精などの助成金が拡充!
出産を希望する世帯を広く支援するため、特定不妊治療の助成制度が拡充されることに。申請などの詳細は各自治体HPにて順次公開される予定です。
▷▷現在は、不妊治療に保険が適用されます。治療費がどれくらいかかるのかチェック!
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FPオフィスみのりあ代表。ファイナンシャルプランナー。
証券会社、銀行、独立系FP会社での勤務をへて、独立。不妊治療で3人の子どもを出産した経験を生かし、子どもを望むかたやファミリー世帯に向けたセミナー、執筆、個別相談などで活躍。
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