4ページ目(4ページ中) | 「絶対に陣痛なんだけど(怒)」野球好き実母のせいでギリギリセーフ?アウト?な出産に!【里帰り出産トラブル】
ゲームセットで病院へ

長かった試合がようやく終了!母の応援していた作新学院が、54年ぶり2回目の優勝を果たしました。
そして私の痛みの波は5分間隔に。痛みと同時にいきみたくなる感覚も襲ってきます。しかし、いきんでしまうと赤ちゃんが出てくるかもしれない…そう思うと怖くていきむことはできません。
そんな私を気にも留めず、「やった~!おめでとう!おめでとう!」と涙を流す母。ひとしきり喜んだ後に、カーテンを掴んで悶絶する私の姿を見て、「あら、ずいぶんと痛そうね。病院に行きましょう」と一言。その言葉を聞いたとき、なぜかホッとして、私も涙を流してしまいました。
この時、母が「あら?あなたも試合に感動したの?」と言ってきたのですが、非常にイラっとしたので無視しました。
やっとの思いで駐車場まで歩いていき、母の運転で産婦人科へ。この時になると、もう座っているのもしんどかったので、私は後部座席に横になっていました。
母親学級で習った、陣痛を乗り切るための呼吸法を必死に思い出し、頭の中で5まで数えながら、息を吸って吐いてを繰り返していた私。この時も私は聞き逃しませんでした。母がポロっと「ちょっとゆっくりし過ぎたかしら」とつぶやいたことを。
病院に到着したころには、さらに痛みの間隔は短くなっていました。歩くのもやっとの私の様子を見た受付スタッフが、すぐに診察へ誘導してくれたのはありがたかったです。
そして診察を行ったところ、先生が「子宮口も開いて頭も見えているから、すぐにお産の準備をしましょう」と慌てた様子で告げたのです。「子宮口が開いている?頭が見えている?」予想外の展開に頭がパニックになる私。看護師さんたちがにわかにバタバタし始めました。
そして車いすで分娩室へ。この時にはもうすでにいきみたい欲はピークに。「先生!産まれる!産まれる!」と叫んでいました。
分娩台に上がってから、あっという間に出産!出産を経験している友達からは「なかなか産まれてくれなくて、日をまたいでの出産だった」「分娩台に上がってからが長かった…」などと聞いていました。私もお産が長くなるんだろうな~と思っていたので、拍子抜けでした。
予定日より8日早く産まれたのは、体重3160gの元気な女の子。赤ちゃんの顔を見ると、一気に涙があふれてきました。「ごめんね。もしかしたらもっと早く産まれてきたかったかもしれないよね。我慢してくれてありがとう」というのが出産後の感想でした。正直なところ、産婦人科についてから出産までがあっという間すぎて、夢でも見ているのかな?という気持ちでした。
のちに夫から「君から『今から病院に行く』っていうLINEが来てから、1時間もしないうちにお義母さんから『産まれました』って電話もらって、思わず『早っ!』って言っちゃったよ」と聞かされたときに、「スピード出産だったんだ…」と実感しました。
出産が終わった後、しばらく分娩室で休んでいるときに、先生から「それにしても、なんであそこまで我慢していたの?破水したらすぐに連絡してこないと。何が起こるかわからないのが出産なんだからね。今回はたまたま運よくすべてがスムーズに行ったけど…」と諭された私。
「実は、最初に30分間隔で陣痛が来ていたときに、『早く病院に連れて行ってほしい』って言ったんですけど、母が『高校野球の決勝戦を見終わるまでは行かなくても大丈夫』と連れて行ってくれなかったんです」と返答しました。というかチクりました。
「え?高校野球?」とあきれた声を出した先生。その後、廊下に居た母に、「出産は命にかかわることなんだから、お子さんに少しでも異常があればすぐに病院に連れてきてあげてください。ヘタしたらお子さんとお孫さんが取り返しのつかないことになる場合もあるんですよ」とみっちりしぼられたそうです。
「私、先生にすっごく怒られちゃったわ」としょんぼりしている母の姿を見て、内心「ザマーミロ」と思ったことは内緒です。
出産後は子供の1カ月検診が終わるまで、実家に滞在していました。子どもが産まれてからは、色々手伝ってくれ、アドバイスもしてくれ、とっても頼りになった母。とくに、夜泣きが酷い時には、「あなた、昨日寝られなかったんじゃない?見といてあげるからちょっと眠りなさい」と昼寝をさせてくれたことは本当にありがたかったです。
今、2人目の妊活中ですが、できれば次の出産は、高校野球シーズンを外したいね、と夫婦で話をしています。
出産は思わぬトラブルの連発?
初めての出産を万全の状態で挑めるように、と適度に体も動かして、食事管理もして…と頑張っていた私。まさかこんな形でトラブルが起こってしまうとは、夢にも思いませんでした。でも、何が起こるのかはわからないのがお産ですよね。
ちなみに今では、家族の間で笑い話にはなっていますが、当時は母は父にも怒られ、「高校野球禁止令」が出たそうです。全く守られていないようですが…。何事も、熱中するのはほどほどに、ですかね。
※この記事は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
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