35歳からの妊活★妊活でイライラするのは肝臓のせい?落ち込むのは肺が弱っている?心、体、そして子宮は繋がっています【一陽館薬局の子宝漢方NEWS】

妊活中は、生理周期や治療など“体”のことをとかく考えがちですが、”心“をないがしろにしていませんか?
子宝カウンセリングをしていると、何かしらの不安を抱えているかたが非常に多いです。この不安は“個人としての不安”と“周囲との関わりとの不安”、この2つに分けられると思います。
妊活中のメンタル①個人としての不安
「私って本当に妊娠できるの?」…妊活中に抱く不安
“個人としての不安”とは、「本当に妊娠できるのか」「この体調で大丈夫なの?」といったこと。不妊治療を続けているのに、これまで一度も妊娠の兆候がないと、「そもそも妊娠できるの?」という不安を感じてしまうのは当然のことです。
また、ふだんから疲れやすさや冷え性、生理不順などがあって、妊娠には良くない状態だとわかりつつも、その対策をとれていない人も、どうしたらよいのか分からず、もやもやとした不安を抱えているでしょう。
妊活中のメンタル②周囲との関わりで感じる不安
医師から直接「むずかしい」と言われ、大きなダメージに
“周囲との関わりで感じる不安”は、家族や友人、職場など、不妊治療について周囲から理解されないつらさです。特に仕事をしながらの不妊治療は、通院だけでも周囲に気を遣わなければならず、ストレスを感じているかたが多いです。
また、友人との会話で妊娠についての話題があがり、ダメージを受けてしまったり、病院で「この年齢ではかなりむずかしい」などと具体的に医師から指摘されて、ダメ押しされたような気持ちになってしまう人も。
不妊治療では痛みを伴う検査や、注射など身体的なダメージを受けることも多いことは周知されていますが、メンタル面でも、仕事の調整や友人との会話などでストレスを受けてしまうことがよくあります。そして、こうした不安やストレスが、妊活によくない影響を与えていると感じるケースは少なくありません。
ストレスによって、体が持つ本来の力を発揮できない
妊娠・出産するためには、体が「元気」であることが基本です。「元気」とは、漢方的には「その人に備わっている本来の体の働きを、最大限に発揮できる」状態のこと。
「その人に備わっている体の働き」には個人差がありますが、その働きを十分発揮できるのであればなんら問題ありません。しかしストレスが影響して、力を発揮できず、不十分な状態になってしまっていることがあるのです。
たとえば、妊活が思うようにいかないと考えすぎて、夜寝付けなくなったり、熟睡できなかったりということはありませんか?そんな日々が続くと、疲れがとれにくくなり、睡眠と深いつながりのある自律神経やホルモンの分泌などに影響を及ぼしてしまいます。
そうすると体力も気力も良好な状態ではなくなってきますから、不妊治療でも最大限の成果をあげるような行動が起こせなくなってしまいます。それがまたストレスに…という悪循環になってしまうのです。
「気」のバランスをととのえることで、メンタルがととのう
メンタルをととのえることは、漢方の得意領域の一つです。
そもそも漢方には、心と体は一つのものだという「身心一如(しんしんいちにょ)」という考え方が基本にあります。体調が良くないと気持ちは滅入りますし、気分が良いときは体の調子もいいですよね。それが漢方の基本の考え方なのです。
メンタルは漢方的に言いかえると「気」になり、メンタルをととのえるということは、漢方では「気」のバランスをととのえる、と言いかえられます。
気持ちが落ち込んだり、モヤモヤしてスッキリしないときは、ストレスによって「気」のめぐりが停滞していると考え、「気」をスムーズに流すことをめざします。
イライラそわそわして落ち着かないという人は、「気」があり余ってうまく発散できていない状態にあると考え、テンションが調整できるように自律神経のバランスに働きかける処方を行ないます。気力がでない、やる気がおきない人は、「気」が不足している状態と捉え、「気」を補うことを考えるのです。
「気」は体調や体質、性格によって変化することもありますから、実際に漢方を処方する際は、そのかたの生活状況、体や治療の状況も含めてじっくりと話をお聞きすることから始めます。
日々のストレスに目をつぶっていない?
ストレスは多かれ少なかれ、みなさん持っているものですが、なかには「ストレスによって感情が乱れるほどではないです」と言うかたもいらっしゃいます。
でも実際に体調をうかがってみると、頻繁に頭痛があって毎日のように痛み止めを飲んでいたり、疲れすぎて週末はぐったりしているとのこと。でも本人にとってはそれがふつうのことなので、原因がストレスだとは思わないんですね。
このような場合、カウンセリングではご本人の意識を変えてもらうことが最優先になります。自分ではストレスを受けていることに気づかず、気持ちばかりが先走って、体は悲鳴を上げてしまっている状態ですから、まずは体と心の状態を一致させることが大切。そういったお手伝いをすることも、漢方薬局のカウンセリングでは可能ですし、私たちのような第三者を利用していただくことで、初めて気づくこともたくさんあると思います。
イライラや落ち込みは、内臓と関係している!?
同じような状況にあっても、人によってその受け取り方はさまざまで、それはそのかたの性格にも関係していると思います。生理がきてしまったときに、「さあ次!」と切り替えられるか、それとも「またダメだった」と落ち込むかは、その人の性格にもよるでしょう。
私は、性格は持って生まれたその人のクセの一つだと思っています。そして、漢方ではその人の性格や考え方の一部は、内臓の働きや状態と関連すると考えます。
「性格が内臓と関係している」というのは、ちょっと不思議に感じますよね。ですが漢方では、たとえばヒステリックな人の場合、それがその人の性格すべてではなく、体がヒステリックになるようなバランスにあると考えるのです。
内臓の働きをととのえることが、感情の安定につながる
漢方には、五行という理論があります。古代中国の「木、火、土、金、水」の五つの要素が、この世のものすべての根源であるという説で、これを人間の体に応用した考え方が「五臓」です。五臓とは、「肝臓、心臓、胃腸、肺、腎臓」のこと。そしてそれぞれに関連する感情を振り分けることができます。
・肝臓=イライラ
・心臓=喜び
・胃腸=もの思いにふける、モヤモヤ
・肺=気持ちがふさぎ込みがち
・腎臓=恐怖、こわがり
イライラしやすい人は肝臓の働きをととのえ、気持ちがふさぎ込みがちな人は肺の働きをととのえる、というように内臓の働きをよくすることが、感情の起伏を安定させることにつながると考えます。
カウンセリングでは、そのかたの声の大きさや強さ、話し方、表情などを見て、どの内臓とつながっているかを検討しながら、体質を見極めていきます。ただしその時の生活環境や仕事の忙しさ、人間関係がうまくいっている・いってない、生活リズムなどによっても変わりますから、そのときどきのようすも含めて判断していくことが必要になります。
体と心をつなぐ役目にあるのが「子宮」
このように、体と心の安定は一対のものです。体調がいまいちだと心も不安定になるでしょうし、深い悩みに陥ってしまうと生理が遅れたりということもあると思います。
そして、女性の場合は体と心をつなぐ役目として、「子宮」が存在しているのではないかと個人的に感じています。体調と心、子宮はすべて連動しているのではないかと思うのです。赤ちゃんが育つ子宮が好ましい状態であるためには、体そのものが元気でなければならないし、赤ちゃんが安心できるような穏やかさが大切なのです。
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薬剤師。女性の体に特化した専門性の高い漢方と、豊富な経験による適切なカウンセリングで支持を得ていいる。1999年正倉館薬局、2004年に一陽館薬局 八木本店を開局。17年に一陽館薬局 学園前店を開業。最新刊『ストレスフリーな妊活で授かりたい』(主婦の友社)が好評。
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