冷えや不調の原因を知って妊娠しやすい”体”へ!排卵も着床も、そして治療も【一陽館薬局のストレスフリー妊活】
寒さを感じる冬が近づいてきました。女性にとっては体が冷えてつらい季節ですが、漢方的に見ると冬は最も妊娠と関係のある大事な期間です。妊娠するために気をつけたい、冬の過ごし方のポイントについて、かしたに先生にお話を伺いました。
子宝漢方の一陽館薬局
かしたに陽子先生
女性の体に特化した専門性の高い漢方と、豊富な経験による適切なカウンセリングで支持を得ている。1999年正倉館薬局、2004年に一陽館薬局 八木本店を開局。17年に一陽館薬房 学園前店を開業。
かしたに陽子先生の授かりアドバイスと漢方メソッドが詰まった著書
『ストレスフリーな妊活で授かりたい』
冬の冷えや乾燥は血のめぐりを悪くし妊娠にも影響が
秋から冬は気温や湿度が徐々に低下し、乾燥してくる季節。春から夏は勢いにあふれ、木々が生い茂るなど自然界は活発になっていきますが、秋冬はその逆で葉が枯れて散るように、さまざまな現象が収束に向かい、パワーが閉じていく時期です。
人間も活動エネルギーがピークになる夏を終えたら徐々に出力を抑えて、秋冬のために体力をたくわえていく必要があります。その調整がうまくいかないと、自律神経のバランスを崩して不眠になったり、精神的にも不安定に。近年では気温変化が急激になり、徐々に体を適応させるのがむずかしく、体調を崩す人がふえているように感じます。
自分にあった体力のペース配分を心がけましょう。
外気が冷えて乾燥すれば、体の中も同じように冷えて乾燥しやすくなります。冷えは血行不良の要因になり、乾燥してうるおいが不足すれば血液はドロドロになりやすくなります。血のめぐりが悪くなれば子宮に栄養が届きにくくなり、そんな子宮へは受精卵も着床しづらくなります。
子宮の冷えや血のめぐりの悪さは目で直接確認はできませんが、自分自身が「冷えるな」と思うなら、内面的な冷えもあると考えましょう。
温活に励むだけでなく、冷える原因を見つけて根本的な改善をしましょう
最近は「温活」として、体をあたためる方法がSNSなどでも多数紹介されていますが、あたためる活動の前に冷える原因を排除するよう考えることがたいせつです。冷える原因を残したままの温活は、いわば暖房をつけながらアイスを食べるようなもの。身近なところから、冷えにつながる環境や行動がないか、生活を見直してみましょう。
漢方的な考え方では、温活で重要なのは「血」になります。血は体温も運ぶため、血のめぐりが悪ければ、体じゅうに体温が届きにくくなり、血のボリュームが足りなければ、あたためる働きが手薄になって、結果的に冷えやすくなります。ですから十分な血の量と循環をととのえることが、漢方的な温活のポイントになります。
また、自律神経が乱れて体温センサーが鈍感になり、冷えを感じるケースもあります。
その改善ポイントは睡眠。睡眠は体のリズムをつくるものなので、睡眠不足になると自律神経が乱れやすくなり、体の充電が十分にできなくなって代謝も低下します。すると熱を生み出す力も弱まることに。
そして、朝食は一日の活動エネルギーになるため非常にたいせつです。しっかりとおいしく食べられるよう、睡眠のとり方も踏まえて生活を見直しましょう。そうすることで自律神経が乱れにくくなり、生活リズムのメリハリにもつながります。
次の季節に向けて体力を温存するのが冬の理想的な過ごし方
秋はパワーが落ちていく季節なので、気持ちもめいりやすくなります。ストレスをため込むと、基礎体温がガタガタになったり、思い詰めて眠れなくなったりして、体調を崩すことも。前にお話ししたとおり、夏に気力を消耗しているため、秋は気力が不足している状態です。そのため精神的にも弱りやすい傾向が強くなります。
冬は、生殖力の要になる「腎(じん)」を養う季節。腎のパワー(腎精)を養う=生命力を養うということです。ですから、生命力を養うため「体力を温存する」が理想的な冬の過ごし方。その人なりの体力のレベルがありますから、生活のしかた、体力の使い方を考えて過ごしましょう。冬の間にパワーを温存しておけば、春の目覚めもよくなります。
いちばんよいのは夜早めに寝ること。冬は日暮れが早く夜が長いので、就寝時間を早めて疲労回復に努めましょう。そうして自然の流れに身をまかせるように過ごせば、体も楽になり、自律神経が乱れることはありません。
また、冬は「恐怖心」とつながりが深く、つい悪い方向へ考えてしまう傾向があります。もともとネガティブになりやすい季節であることを知り、思い詰めすぎないように意識することもたいせつです。
体力温存のためには無理して運動する必要ナシ。入浴などで血行促進を
血行促進や代謝アップ、体力増進のためには運動がいいのですが、ふだんから運動する習慣がない人が、妊活のために急に運動をする必要はありません。
血行促進や代謝アップのためなら、入浴でもいいのです。湯ぶねにつかってマッサージをすれば血行もよくなりますし、半身浴でリラックスしながらじっくりあたたまるのもおすすめです。入浴後はストレッチをして、より血行促進&代謝アップにつなげましょう。
冷えない工夫は食事でもできます。体に入るものがあたたかいものなら、もちろん体温は上昇します。手軽にできる鍋料理や冬野菜のスープなどで、体の中からあたためましょう。
妊活カップルにおすすめ!一陽館薬局オリジナルの「桃福宝」
カップルで飲みやすいと評判の「桃福宝(とうふくほう)」は、一陽館での妊娠実績を漢方的に解析して作られています。めぐりを整える「赤珠(あかだま)」、授かる力を養う「黒珠(くろだま)」、基礎体力を届ける「碧珠(あおだま)」
一陽館薬局・学園前店
住所:奈良県奈良市学園北1-14-8
アクセス:近鉄「学園前」駅から徒歩4分
電話:0742-51-6855
営業時間:10:00~18:00
定休日:木曜・日曜・祝日
LINEからも予約ができます!
https://www.ichiyokan.jp
子宝漢方の一陽館薬局ではオンライン、電話、対面の3つの方法でカウンセリングができます。ご来店の場合は、学園前店と八木本店の2店舗あり、ともに漢方相談ができる個室が用意されています。
スタッフは全員女性なので、生理のこと、SEXのことなど、他人の目を気にすることなく話ができます。ご夫婦での来店も大歓迎です。
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薬剤師。女性の体に特化した専門性の高い漢方と、豊富な経験による適切なカウンセリングで支持を得ていいる。1999年正倉館薬局、2004年に一陽館薬局 八木本店を開局。17年に一陽館薬局 学園前店を開業。最新刊『ストレスフリーな妊活で授かりたい』(主婦の友社)が好評。
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