2ページ目(2ページ中) | ひとりで経験してしまった「流産」がいつまでも終わらない…【ただいま進行中!アラフォー妊活記録#20】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 ひとりで経験してしまった「流産」がいつまでも終わらない…【ただいま進行中!アラフォー妊活記録#20】 2ページ目(2ページ中)

2ページ目(2ページ中) | ひとりで経験してしまった「流産」がいつまでも終わらない…【ただいま進行中!アラフォー妊活記録#20】

体験談
2021/12/25 公開
2023/09/16 更新

画像ギャラリー

あまりに痛がる私を心配した夫が、急遽クリニックへ電話して看護師さんへ相談してくれましたが、対策としてできることは子宮収縮剤をやめることとシンプルでした。ただ飲まないという方法を取る分、子宮の回復、ひいては私の体の回復が遅れることになるとのこと。

とにかくあまりに痛みが強いので1日だけ飲み飛ばし、翌日また飲み始めましたが意識が飛びそうなほどの痛みと、子宮がぐわんぐわん動いているような感覚は強くありました。
とはいえ、「妊娠できた」ことだけが私の光で、痛みのなかでも今凍結している受精卵を戻すと言い放ったことに夫は驚いていました。ここまで痛く辛い思いをしているのに。もう君の体がこれ以上辛いことはさせたくないのにと。

その後も出血や痛みは続き、「いつまで経っても終わりが見えない流産」に、だんだん自分の心が無になっていくのを感じていました。子を失ってもなお、あり余る痛み。意味があるのかないのかわからない出血。それまではなんの気なしに見ていたSNSも、妊婦やベビーのいる友達の投稿を見ることができず、即ミュートにしておいたのは自分のメンタルを守るうえで大事な作業だったと思います。

そんな日々を経てなんとか痛みが治って、少し仕事ができるようになってきたのは、流産が始まってから1週間後のこと。

その間ずっと常に寄り添ってくれた夫の言葉でいちばん心に残っているのは、「僕らは、家族になった気がする」。知り合って10年以上経っているがゆえにかもしれませんが、夫婦でありながらも友達、恋人的な側面が強かった私たち。ここまでどこか同士気分できたけれど、今回のことですごく家族になった気がしている、と彼が話してくれました。悲しみが消えないなかで私も同じことを思っていただけに、今彼と同じ方向を向けていることが救いになる。そんな風に思いながら、心と体の回復につと努めていきました。

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

>>第21話「流産後の染色体検査の衝撃!妊娠継続していたら飲んでないはずのコーヒー、ビール…」へ続く

関連タグ

PROFILE
ミキさん
PROFILE
ミキさん

あかほし主婦ライター。関西在住・40代。中学生の頃から多嚢胞性卵巣症候群と付き合ってきた体でも、もしかしたら妊娠できるかも…という楽天的な考えをもったまま、結婚式、仕事との兼ね合い、金銭面や夫婦同士のタイミング、クリニックとの相性まで…。ありとあらゆる複合的な理由から、40歳で(ようやく!)本格的に不妊治療をスタート。

X LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる