体外受精、通院回数の目安はどのくらい?突然決まったりするの?採卵日や移植日に対応できるかが心配…【体外受精のギモンにドクターがお答え】
クリニック受診から、今後の予定の立てかたまで、不妊治療を続けていると気になることがどんどん出てきますよね。はじめて経験する検査や治療ばかりで、仕事や家庭との両立を心配する声も。
今回は体外受精の通院回数についてドクターにお答えいただきました。
体外受精、必要な通院回数はどのくらいですか?
質問者データ
●Ⅰさん 36歳
●妊活歴2年8カ月
年齢のことも考え、体外受精にトライし始めたいと思っています。
体験談などを読むと、体外受精は通院回数が増える、採卵日や移植日がいきなり決まるのでスケジュール調整がむずかしいと書いてあることも。仕事との両立ができるのか不安です。
採卵や移植、それぞれ何回くらい通院が必要なのでしょうか?
【ドクター回答】採卵では5回程度、移植ではパターンによって異なります
そもそも体外受精とは?
卵子と精子を体外にとり出して受精させる一連の操作のこと。採卵数を増やす目的で、排卵誘発が行われるのが一般的。
→もっとくわしく「体外受精」
採卵周期の通院回数
採卵周期では3週間に5回の通院が一般的です。
まず、月経3日目に採血と超音波検査を行い、採卵数がどのくらい見込めるか、どのような方法で卵巣刺激をするかなどを決めます。
その後、卵胞の発育を確認するため、月経8日目と10日目に卵巣を確認し、多くの場合、10日目に採卵日が決まります。残り2回の通院は、採卵日と採卵日の1週間後です。
移植周期の通院回数
移植には、薬で排卵を止め、ホルモンの動きもすべて薬で再現するホルモン補充周期と、自然の排卵に合わせる自然周期の2パターンがあります。
●ホルモン補充周期…通院回数目安
ホルモン補充周期では多くの場合、移植前の通院は1回ですみますが、ホルモン投与を妊娠後も1カ月ほど行う必要があり、薬の量が多くなります。
●自然周期…通院回数目安
自然周期の場合は、生理周期が安定していれば移植前の通院は1~2回の通院ですむことが多いですが、生理が不順だと排卵日の特定が困難なので、通院回数がふえる傾向にあります。
※上記はあくまで基本的なスケジュールです。クリニックや個人により異なる場合があります
『赤ちゃんが欲しい 20代30代40代妊娠までのベストスケジュール』よりWEB掲載のため再編集しています
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