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体外受精オンライン説明会に夫婦で参加してみた①ドクターの一言に衝撃!!【アラフォー妊活記録#5】

体験談
2021/05/08 公開
2023/05/12 更新

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アラフォーのリアルな妊活・不妊治療をつづった、あかほしオリジナル連載。あかほし主婦ライターのミキが「40代 不妊治療」のリアルを書いていきます。

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#1 #2 #3 #4

ついに治療再開へ!第5話です。

3回目の不妊治療が決定。問題は転院先選び!

コロナ禍で夫婦で過ごす時間が増えたことコロナウイルスの蔓延が仕事にも影響しプライベートタイムが増えたことにより、「3回目となる最後の不妊治療」にとり組む気力がわいた私。

ステイホームの日々ながら夫との関係も良好だった某日、ついに治療再開を打診してみました。


仕事がゆったりペース&感染状況が緩まった頃に箕面の勝尾寺へ。不妊治療の必勝祈願をしておきました

2回目の不妊治療が挫折に終わってからの半年以上、夫に対しては「子ども」とか「治療」というワードを意識的に避けまくってきただけに、言い出すのもなんだか緊張していました。

「来年には41歳になるし、今は仕事も落ち着いているし、もう一度だけ不妊治療を再開してみたいと思ってるんだけど…。どう思う?」

「うん。俺も最近そのことを考えてた」

緊張して話を切り出した私でしたが、夫は驚くほどすんなりと「いいと思う」と一言。不妊治療が私だけでなく、自分も関わらないといけないことであるからこそ、このコロナ禍で仕事に追われていない今がチャンスと思ったのは夫も同じだったようでした。

ビビりまくっていたわりに不妊治療の再開がすんなり決まったのはいいけれど、

問題は、どこのクリニックで治療をするか。

私にとって大問題すぎる大問題です。以前通っていたクリニックにはもう通いたくなかったのでですが、うっかり転院した先でまたクリニックとの相性がよくなかったらどーしよう。

だってどんなに調べて転院しても、治療を進めてみないと合うかどうかなんてわからないし。そう考えると、どうやって病院を選べばいいのかわからず途方に暮れました。
…とはいえコロナで仕事が落ち着いている今動き出しておかないとと、とりあえずネットで情報収集をすることからスタート。

あかほしWEBはもちろん、SNSをたどりまくっていろいろな情報に目を通してみました。

今回の転院にあたって私がどうしても外せなかったのは

*夫も私も、自宅からも職場からも無理せず通える場所にあること

待ち時間ができるだけ少ないこと&待ち時間が快適であること&男性もいづらくない空間であること(夫が待ち時間にイラつくので、できるだけ機嫌よくしてくれそうなところ)

男性不妊にも対応できるクリニックであること。このポイントは重要でした(第3話参照

しっかりと対話ができるドクターがいてくれること

*私たち夫婦が方針や内容を理解できないまま治療が進んでいくようなことがないこと

40歳以上の不妊治療に対して実績があること

といった感じでした。
ポイントをピックアップし出すと際限がなくなりそうでしたが、我々は40歳の夫婦不妊。できるだけ時間を無駄にせず最短距離で授かりたい。

しかも前回は自分自身の心のアップダウンでかなり痛い目をみたので、
今回は心も体も健やかな、明るい不妊治療がしたい!
ということが個人的なテーマでもありました。

オンラインで不妊治療セミナーが聞けるなんて…!

そんな私のぼんやりした話を聞いた「赤ちゃんが欲しい(あかほし)」編集部から、ある日1通のメールが届きました。そこには、「人気のクリニックがオンラインセミナーを開催するので、参考までに参加してみるのもいいですよ!」と。

オンラインセミナー? そんな画期的なものがあるだなんてまったく知りませんでした。早速モノは試しと参加してみることに。

リアルに開催されるセミナーに参加するには、自分の仕事の調整をするのはもちろん、“夫にも時間を調整してもらわねばならない”というハードルが立ちはだかりますが(正直言うとなんでそんな気持ちになるのかが、いちばん謎!)、オンラインならそのお願いも軽やか。時間の調整をしてもらうのも1時間あれば十分なので、お時間とらせて申し訳ないという感情も薄まります!

「オンラインでええの? 全然OK~」

回答も軽やかで一安心。当日までの間に「ごめん、仕事出なあかんくなった…」とドタキャンされないかだけが懸念事項ではありましたが、コロナの影響もあり幸か不幸か夫婦とも仕事の予定は入らず、無事にセミナーの日を迎えることができたのでした。

セミナー冒頭で不妊治療クリニック選びの重要性を思い知る

そしてやってきたオンラインセミナー当日。

zoomを使ったこの日のセミナーは1部がタイミング療法と人工授精について、2部が体外受精と顕微授精についての2部制になっていたので、私たちはもちろん2部狙いで!

当日は事前予約制ではなく決まった人数が先着で参加可能という方法が採用されていて、「全国どこからでも視聴できるオンラインセミナー」に先着で参加することがどれくらいハードルが高いことなのか検討もつかず、私ひとりで受付15分前からソワソワ。

せっかく夫が機嫌よく付き合ってくれているのだから、今日はこの勢いのまま一緒に見ておきたいんですよ。先着にもれて再チャレンジとか勘弁してください!

そういう心持ちで必要以上の気合いを入れてオンタイムで受付。無事に参加できました。よかった!

週末の昼下がり、コーヒーを飲みながらオンラインセミナーに参加しました

画面には早々にクリニックの院長が登場、ごあいさつからセミナーがスタートしました。zoomを利用したオンラインセミナーとあって、画面にはズラリと参加者の小窓が並ぶのかしら? 身バレしちゃわないかしら?とドキドキしていたけれどそんなことはなく、先生のみが画面に登場する感じだったのでとりあえず一安心。

ライブ形式でスライドも使ってのお話を聞きながら、専用ウィンドウから質問を投げておくと後半の質疑応答タイムでお答えいただけるというスタイルです。

セミナー開始とともにいきなりIQOSを吸い出した夫にかなりイラっとしながら、セミナーはクリニックの紹介へと進んでいきました。

院長からクリニックの特色が語られる中、私も夫も先生のある言葉に釘付けになりました。

「できるだけ早く、安く、楽に妊娠していただくための施設です」

!!!

不妊に悩むすべての夫婦のモヤモヤに光をくれるかのような言葉に、クラクラしちゃった私たち。
40歳を迎え、目の前にタイムリミットがチラついている私たちにはとにかく時間がない。そして現状、保険がきかない不妊治療はお財布にも自分の体やスケジュールにも負担が多く、治療に踏み込もうにも躊躇される人もいるのではないかと思うのです。

やるからには、できるだけすぐに妊娠まで到達したい。そこを具体的な言葉にされたので、院長に向かっていいね!ボタンを連打したい気持ちでいっぱいでした。

クリニック紹介に続いて、初診から体外受精までの大まかな流れが説明されたのですが、ここでも私たち夫婦に激震が走ります。このクリニックでは検査などでデータを収集→インフォームドコンセント(患者が十分な説明を受けたうえで同意のうえ、最終的な治療方法を選択すること)で夫婦の状況をしっかりと理解する→どのような治療スケジュールでいくのか作戦立案ののちに進めていくとの説明がなされたのです。

「夫婦で理解とか作戦立案とか、前の病院になかったことばっかりやな。前は“一緒に考える”とか全くなかったもんな」と夫が一言。

クリニックが違うとこんなに違うものなのか…と心から驚きました。前のクリニックは友人づてに聞いた評判と、自宅や職場から近かったということ「だけ」で決めていた私。クリニック選びの重要性を、3回目の不妊治療を前にようやく理解したのでした。

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

#6〜「オンライン説明会に夫婦で参加してみた②」に つづく~

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ミキさん
PROFILE
ミキさん

あかほし主婦ライター。関西在住・40代。中学生の頃から多嚢胞性卵巣症候群と付き合ってきた体でも、もしかしたら妊娠できるかも…という楽天的な考えをもったまま、結婚式、仕事との兼ね合い、金銭面や夫婦同士のタイミング、クリニックとの相性まで…。ありとあらゆる複合的な理由から、40歳で(ようやく!)本格的に不妊治療をスタート。

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