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2ページ目(2ページ中) | 妊娠をグイッと後押しする「排卵誘発剤」の効果的な使い方

2018/10/23 公開
2023/05/01 更新

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飲み薬は脳(視床下部)に働きかけるもの。脳に「卵胞が育っていない」と錯覚させることで、自力で出すFSH(卵胞刺激ホルモン)の量を増やします。

一方、注射は、FSH(卵胞刺激ホルモン)そのものに注射をして、卵巣に直接刺激を与えます。そのため、誘発効果は注射のほうが高いです。脳下垂体にトラブルがあってホルモンの出方が悪い場合は、飲み薬よりも注射のほうが有効です。

吐き気や倦怠感など、副作用は必ず起こる? 程度は?

薬に対する体調の変化には個人差があります。気持ち悪さや便秘、吐き気などのほか、軽い蕁麻疹(じんましん)が出るケースも。ただ、そうした不調が出ても、卵の質が悪くなるなど、治療に悪影響を及ぼすことはありません。体調が悪ければ担当医に相談しましょう。

「クロミッドの継続使用ががんを引き起こす」は本当?

薬を使い続けることで、子宮や卵巣にダメージがあったり、将来、妊娠しにくくなるなどのリスクはありません。「クロミッドの継続使用ががんを引き起こす」という報告が出たこともありましたが、現在は完全に否定されているのでご安心を!

排卵誘発剤を使うことで、卵が早くなくなることは?

毎週期、数個から数十個の卵胞が目覚めて成長を始めますが、成熟するのはこの中の1つだけ。あとは自然になくなっていきます。排卵誘発剤は自然では消える運命の卵胞を拾い上げ、成熟するまで働きかける薬。長期間使ったからといって、卵が早くなくなったり、早期閉経することはありません。

ほかの薬との飲み合わせは大丈夫?

不妊治療で使う薬の場合は、多剤併用で用いることがあります。他科の薬は相互に効用を弱めてしまう可能性もあるので、担当医に確認しましょう。市販の風邪薬、胃薬などは基本的に問題ありませんが、心配なときはクリニックに相談を。

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監修
監修

ファティリティクリニック東京院長。
東京慈恵会医科大学卒業、同大学院修了。オーストラリア留学、東京慈恵医科大学産婦人科助手、スズキ病院科長をへて、 96年に小田原ウイメンズクリニック開院(2005年改称)。医学博士、日本生殖医学会認定生殖医療指導医。

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