妊娠する=担当をハズれる…WEBマンガ編集者が葛藤した「赤ちゃんが欲しい」という思い。救ってくれたのは担当していた漫画家さんでした

通院したいのに休みづらい、夜勤がある、リモート不可など、妊活×仕事のスケジュール管理はみなさんにとってむずかしいもの。仕事 or 妊活、どちらを優先すべき? 両立するためのメンタルコントロールは?
実際に働きながら妊活を乗り切った卒業生のリアルボイスをお届けします。
妊娠=担当を外れる…打ち明けづらさNo.1職業 WEBマンガ編集者
K・Aさん(36歳)/妊活時34〜35歳
恋愛もの、学園もの、エッセイ系など、幅広いジャンルを手掛けるWEBマンガ編集者、勤務体制はフレキシブル。妊活とコロナ禍が重なったため、月1~2回の出張以外はほぼ在宅での仕事に。
家と勤務先から近く、20時まで診察してくれるクリニックを選択
35歳までに第2子を授かりたくて、34歳から自己流でタイミング法を始めました。
第1子は3カ月ほどで自然妊娠したのに、2人目はなかなかできなくて。8カ月たっても授からず、35歳から妊娠率が下がると知っていたので、病院へ行くことにしたんです。
病院選びは、自宅と会社からの「アクセスのしやすさ」と「診療時間」をポイントにしました。インターネットで検索して「働きながらの妊活を応援する」というクリニックを発見。8時~20時までみてもらえるところでした。
さっそく病院へ行って検査をしたところ、ホルモン値がすごく低かったんです。
医師から「この状態では妊娠しないですよ」とばっさりと言われてしまったほど。そこからホルモン注射を打ちながらのタイミング法がスタートしました。
仕事はWEBマンガの編集ですが、通院を始めたころは、コロナ禍真っただ中だったので、ほぼ毎日在宅ワーク。
常時7~8人の作家さんを担当し、ZoomやLINEを使って、週に2回ほどは作家さんと打ち合わせをするほか、週に一度は会議があり、会社とLINEで頻繁にやりとりしていました。
在宅ワークになったこともあり、通院すること自体はそれほど苦にはならなかったです。
仕事との両立を応援するとうたっているクリニックだけあって、待ち時間はほとんどなかったですし、予約時間どおりに診察が始まって、診察にかかる時間も10~15分ほど。
8時に予約すれば、8時半には診察が終わり、家に戻って9時半からの始業に間に合っていました。また、会社には時間休という制度があり、1時間から取得することができたので、1時間だけ休んで通院することも可能でした。
リセットで落ち込んでいても、作家さんと妊娠や恋愛シーンの打ち合わせ
物理的な面では比較的恵まれていた一方で、むずかしかったのはメンタル面の維持でした。
WEBマンガの編集という仕事なので、頭の中を常にエンターテインメントのことを考えられる状態にしておく必要があったからです。
たとえば、恋愛ものや学園ものなどのほか、妊活がテーマの作品もあり、いずれも話の展開などを作家さんといっしょに考えなければなりません。
苦手な注射を打ち、頻繁に通院した挙げ句、生理が来て…、それでも、妊娠・出産のシーンやセクシーなシーンを考えなければならないこともありました。
仕事なのでそこは分けて考えるべきなのですが、正直、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまい、心のバランスをとるのがむずしかったです。
さらに、長女の保育園の送り迎えのときに、ほかの兄弟姉妹がどうしても目に入ってしまい、「〇〇さんは2人目ができたみたい」という話が耳に入るのもつらかったです。
すでに1人授かっているなか、自分でもぜいたくな悩みだとわかっているんですが、2人目が欲しいという気持ちは別というか…。2人目不妊ってなかなか理解されにくいのだなと、はじめて知りました。
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