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【人工授精で妊娠という選択肢】AIH年齢別妊娠率&ステップアップの目安が知りたい!

2020/07/29 公開
2023/05/15 更新

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タイミング法の次のステップアップとして行われることが多い人工授精(AIH)。

積極的に人工授精にとり組むドクターに、豊富なデータのもと、年齢別の妊娠率、妊娠の成功のために知っておきたいことを教えていただきました。

こんな人は人工授精を選択肢として考えて

人工授精は、男性の精子を採取して、直接女性の子宮内に注入する、いわばショートカットの方法です。
人工授精にトライして、妊娠が期待できるのはどんなケースでしょうか?

タイミング法を試しても、妊娠に結びつかないとき

赤ちゃんを希望してクリニックを受診したときに、まずとられるのが「タイミング法」。排卵日を予測して、排卵前の妊娠しやすいタイミングで性交渉を持つように指導するものです。

34歳以下であれば、おおむね6周期、35~39歳なら3周期をめどにタイミング指導をおこないますが、それで妊娠しないときには、人工授精にうつります。

人工授精は、子宮の奥に、選別した元気のよい精子を注入するので、タイミング法に比べ、妊娠率は2倍ほどになるといわれています。

まず検査をして、排卵や卵巣の状態、卵管が詰まっていないか、精子の状態などを調べますが、原因が特に見あたらないケースも多く、その場合も人工授精は有効と考えられます。

人工授精の基礎知識についてはコチラ

AIH(人工授精)年齢別の妊娠率

AIH(人工授精)の年齢別妊娠率グラフ
AIH(人工授精)の年齢別妊娠率グラフ

1991年~2018年の人工授精のデータを年齢別に見ると、全年齢での1回あたりの妊娠率6.55%に対して、40歳未満では8.1%でした。

グラフを見ると、30代半ば過ぎくらいまではあまり変わりがなく、体外受精と同様に、38歳ころからゆるやかに妊娠率が低下していくことがわかります。

なお、梅ヶ丘産婦人科では、排卵障害がなければ、原則として自然周期で人工授精を行っています。
その際、40歳未満の場合では、自然周期が73%という数字になっています。

体外受精にステップアップする目安って?

35歳以下なら3~6周期行って妊娠しない場合、30代後半は3周期が人工授精から体外受精などの高度生殖補助医療(ART)に移る目安です。

40歳を超えていて、最終的に体外受精までを考えているなら、なるべく早くステップアップするほうがよいでしょう。

出典:『赤ちゃんが欲しい2020夏

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監修
監修

梅ヶ丘産婦人科院長。1979年京都大学医学部卒業後、長浜市立病院産婦人科部長をへて、京都大学病院へ。同病院の不妊外来、体外受精チームの中心メンバーとして活躍。1991年梅ヶ丘産婦人科副院長。2004年から現職。医学博士。

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