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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 【片岡安祐美さん】フライングで妊娠陽性反応。野球で言えば6回裏。まだ喜ばない…!そのワケは、、/独占インタビュー③

【片岡安祐美さん】フライングで妊娠陽性反応。野球で言えば6回裏。まだ喜ばない…!そのワケは、、/独占インタビュー③

2022/03/18 公開
2023/06/01 更新

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最初にもお話ししましたが、私はずっと自分は健康だし、体力には自信があるし、頑張ればなんとかなるって思ってきました。

でもそれは、妊活ではあまり意味のない自信だったんですよね。

野球だと、努力すれば何かしらの変化を実感できることが多いです。ヒットが打てるようになったり、そうでなくても打球に何か変化が見られたり。逆に練習をさぼれば、それまでできていたこともできなくなります。だから努力には意味があるし、何をすればいいかも明確なんです。

片岡安祐美さんが妊娠するまで

でも妊活は違います。私の体なのに、私にはよくわからない。何がいけなくて、何がいいのかもわからない。この筋肉を鍛えれば投球フォームがよくなるとか、そういうわかりやすいセオリーなんて妊活には存在しません。その事実が私を不安にさせたし、自信を失わせました。

だから途中から、スポーツと同じように考えるのはやめようと思いました。ストイックに努力するんじゃなくて、自分を甘やかすことにしてみたのです。

たとえば、食べたいものを食べる。飲みたいものを飲む。「おいしそう」と感じるものは、体が求めているものなんだから、食べちゃえ!って。

私はずっと間食はしない人間だったんですが、「間食しよう!」「ケーキ食べちゃえ!」と思うようにしました。筋肉になる食事、代謝をよくする食事、エネルギーになる食事…。そうではなくて、「おいしそう」「幸せだ~」って思えるものを自由に食べました。

「女性として」の体からの声を聞いて素直に従っていくことがたいせつだった

睡眠も重視しました。「あれもこれもやらなくちゃいけないから、まだ眠るわけにはいかない!」ではなくて、体のためには寝ることを最優先にしたのです。
食べたかったら食べる。眠りたかったら眠る。体からのサインを無視しないことを、自分に言い聞かせて過ごしました。

それがよかったのか悪かったのか、正直まったくわかりません。人におすすめするものでもないと思っています。でも私にとっては必要なことだったのです。
私はずーっと、子どものころから「スポーツ選手」としての自分の体と向き合ってきたのです。女性としての私の体は、30年くらいほったらかし。だからせめていまくらいは、自分を甘やかしてあげてもいいんじゃないかなって思いました。

アスリートの女性の中には、赤ちゃんを授からずに悩む人が少なくありません。私もそうでしたが、どうしても目の前の試合とか、記録とかに意識が集中してしまいがちになるから。でも、女性としての体と向き合うこともたいせつですよね。

妊娠を公表したあと、冒頭でお話しした先輩とお話する機会がありました。「私は授からなかった」と話してくださった先輩です。(インタビュー①参照)

彼女は「よかったね、おめでとう!」と喜んでくれたあとに、こんな言葉をプレゼントしてくれました。

「2度の流産は残念だったけれど、いまお腹にいる子は3人分のパワーを持っている子だよ。絶対大丈夫、無事に生まれるよ!」って。すごく励まされました。

片岡安祐美さんが妊娠するまで

コロナワクチンの接種について私の選択

この時代に赤ちゃんを授かった人は多かれ少なかれ、新型コロナウイルス感染症への不安があると思います。「妊婦さんが感染すると怖い」と言われることもありますが、真偽がよくわからない情報も多いですよね。迷ったときには情報を鵜呑みにせず、産婦人科の先生に相談するようにしています。

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