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排卵日プレッシャーは万国共通だった!?妊活中の夫婦「NGワード」教えます【メンズ不妊治療専門医監修】

2021/12/12 公開
2023/07/14 更新

辻先生 ある程度は、どこの国でもあると思います。ただ、日本人男性の場合は、性的な活動が低い傾向があるので、女性からの要望にすぐに対応できないというのが1つの要因ではないでしょうか。

例えば、排卵日前々日、排卵日前日、排卵日の3日間続けてセックスをし続けるというのは、日本人男性にとってはなかなかむずかしいでしょう。最大限に頑張っても、1日おきという場合が多いんじゃないかなぁ。

――それは日本人男性だけですか? 外国人男性は3日連続でも大丈夫なんでしょうか?

辻先生 欧米では、3日連続でもOKという人が多いんじゃないですか。とはいえ、欧米人でも全員がそうというわけではなくて、なかには3日連続はムリ、という人ももちろんいるとは思いますが。

――日本人男性が「3日連続はムリ!」っていうのは、どうしてなんでしょうか?

辻先生 第一には普段からセックスしていないからということが考えられますよね。
月に1回しか性交渉を持っていない夫婦が、急に子作りだからってそんなにできるわけないです。

それに加えて、女性のリクエストに「うまく応えられなかったらどうしよう…」という不安があるからではないでしょうか。だって、もしできなかったら、女性は「なんで?」って言うでしょう?(笑)

でも、男性にしてみたら、「なんで」と言われても、困ってしまうわけです。ちゃんとやろう!と思ってはいるけど、できない状態なんです。

――なるほど。任務を遂行しなくてはという、責任感なのでしょうか。

辻先生 もしかすると、前々から「この日は排卵日だから、予定しておいてね」と告げられるより、「今日!」と排卵日当日に言われたほうが、プレッシャーは少ないかもしれないですね。何日も前からだと、その日数分だけプレッシャーを感じて過ごさなくちゃいけないから。

ただ、現実には、排卵日当日だとすでに仕事が入っているかもしれないし、他の予定があるかもしれないから、なかなか難しいですよね。

――じゃあ、その場合は、女性側が「今日は仕方ないね」と受け止めればいいんでしょうか?

辻先生 そういうふうに受け止めるってなかなか難しいですよね。受け止めることができる夫婦なら、ふだんからもっと性交渉を持っているような気がします。

――確かにそうですね。ふだんから性交渉を持っていれば、排卵日前後にセックスできるかできないかという問題も、きっと起こらないですよね。
そういえば、精液検査を受けたがらない男性がいるという話もよく聞くのですが、それもプレッシャーが関係しているのでしょうか?

辻先生 そうですね。それも、「もし、精液検査の結果が悪かったら、自分の立場がないじゃん!」っていう気持ちなのだと思います。

――「あなたのせいでしょ!」と責められると思ってしまうのですかね。それって、日本が減点法の社会だから、ゆえの考え方なのでしょうか?

辻先生 それもあるかもしれないですよね。

――なかなか根が深い問題ですね…。いったい、どこから変えていけばいいんでしょうか。

辻先生 もう、親世代からですね。父親も母親も。「できないとダメ!」という教育を変えていかないといけないでしょうね。

男性はメンタルが弱い…!NGワードはこれです

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監修
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恵比寿つじクリニック院長。日本泌尿器科学会専門医、日本超音波医学会専門医。1980年福岡大学医学部卒業。福岡大学大学院研究科修了。米国クリーブランドクリニック特別研究員、福岡大学医学部泌尿器科助教授等をへて、2003年天神つじクリニック(福岡市)開設、2008年恵比寿つじクリニック(東京)開設。気さくな人柄で、緊張しがちな男性でも気軽に質問できると、患者さんから好評です。

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