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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 受精卵が育たない現実に大ショック!メンタル限界で夫婦仲も悪化して…〈ハナイチゴ・関谷友美さんの妊活記②〉

受精卵が育たない現実に大ショック!メンタル限界で夫婦仲も悪化して…〈ハナイチゴ・関谷友美さんの妊活記②〉

2025/05/30 公開
ハナイチゴ関谷友美

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不妊治療を経て第一子を妊娠中の、お笑いコンビ「ハナイチゴ」の関谷友美さん。約2年の不妊治療を振り返って、当時の日々やリアルな心境、さらには15歳年下のご主人との夫婦関係などについてお話いただきました。

インタビュー第2回目は、芸人の仕事と妊活の両立、不妊治療中の夫との関わりかたなどについてお届けします。

インタビュー第1回目から読む>>アラフォー女芸人の妊活。排卵日あるある「明日じゃダメ?」にイラッ!〈ハナイチゴ・関谷友美さんの妊活記①〉

お笑い番組の収録中にトイレで自己注射

不妊治療クリニックではドクターからの提案通り、最初から体外受精を行うことになりました。

体外受精の採卵に向けて治療が始まり、自分で排卵誘発剤を注射する“自己注射”も経験しました。マネージャーさんや相方には不妊治療をしていることは伝えてあるので、仕事中も色々と配慮してもらっていましたが、自己注射をするタイミングと番組収録が重なってしまったときがあって。

絶対に決まった時間に注射をしなければいけなかったので、その日は保冷バッグに注射を入れて現場に持っていき、時間になったらトイレに駆け込んで打つ!この作業が心身共にけっこうしんどかったので、超売れっ子の忙しい女性芸人さんだったら?責任あるプロジェクトを任されているフルタイムの正社員さんだったら?それはそれは大変だろうと思いましたね。

ハナイチゴ関谷友美
漫才中のハナイチゴ。「芸人のお仕事を続けながらクリニックに通っていました」

そんなふうに苦労して打った自己注射は、打ちどころが悪くてあざになってしまったこともありました。ちょうどお腹を出す仕事のときで(芸人なもので)、あざ部分にファンデーションを塗って隠したり。痛みも我慢できなくはないのですが、やはりなんとも言えない注射のあの痛みに慣れることはありませんでしたね。

バイト先にも伝えた不妊治療のこと

ちなみに、当時私は、芸人の傍ら警備員のアルバイトをしていたのですが、バイト先にはあるタイミングで不妊治療をしていることを伝えました。完全に男性社会の職場なので、最初は伝えなくていいだろうと思っていたけれど、実際に治療が始まると、日々の通院のお休みのほか、急に休まなくてはいけない状況もあって。

なので、これは伝えたほうがいいと判断して、「私、不妊治療をしているんです」と打ち明けたんです。そうしたら、「おぉ、わかった、わかった!」と、腫れ物に触るかのような反応ではありましたが、すんなり受け入れてくれました。

私の場合は週3回くらい通院が必要で、時間指定の自己注射もしていたので、「体外受精は想像以上に大変で色々と縛りがあった」ということを実感。治療の進め方は個人差がありますが、体外受精を検討中の皆さんにひとつの体験談として、私の経験をお伝えしておきたいなと思いました。

「なんで私だけ?」から意識を変えて

自己流のタイミング法から始まって、体外受精にトライすることになった我が家の場合、私主導で妊活に励んでいて、夫の積極性は正直少なかったと思います。普段も私ひとりで通院していたし、なので「採卵っていつだっけ?」などと何食わぬ顔で聞いてくる夫に、「それ前に言ったじゃん!」と私がイライラしてしまうこともありました。

でも冷静に考えてみると、夫は私より15歳年下にもかかわらず、結婚してすぐ不妊治療に一緒に取り組んでくれているし、毎日残業して仕事を頑張ってくれているんですよね。仕事でストレスが溜まったときは、お笑い好きな夫はお笑いライブを見に行ったり、ゲームに没頭したりしたいのだろうけど、それを控えて今の生活を送ってくれている。

そのうえ、夫はひたすら私の愚痴を聞いてくれたり、私が落ち込んだら、「大丈夫だよ、自分たちのペースでやろうよ」と慰めてくれたり、夫は私にとってカウンセラー的な存在でもあって。不妊治療をするなかで、夫への感謝の気持ちを忘れてしまっていた自分にハッと気づいて、そこからは夫にちゃんと感謝しようと思ったんです。

結婚式も私主導で進めていたし、だったら「不妊治療も私主導でいいじゃないか!」と思えて。そうしたら、なんだか気がラクになりました。

そこからは、クリニックに行った日は「今日はこんな治療をしたよ〜」と夫に報告したり、服薬や自己注射はなるべく夫の目の前で行ったりして、きちんと“共有”するようにしました。そのおかげで、夫もだんだんと不妊治療を“自分事”として捉えてくれるようになったと思います。

胚盤胞に育たない!

そんな夫婦間のモヤモヤを乗り越えて、自己注射を頑張り、いよいよ初めての採卵日。採卵は局所麻酔をしてもらえるとはいえ、麻酔針を刺されるときはこれまた痛くて!でも、「少しでもたくさんの卵子を採るためだ!」と自分を鼓舞しました。

それなのに、採れた卵子は3個。「10個採れたという人の話も聞くのに、私はなぜこれだけ?」と、なんだか自己嫌悪に陥りました。さらに追い討ちをかけるように、受精卵が胚盤胞に育たないという現実が…。

ハナイチゴ関谷友美

「グレードが悪く移植できなかった受精卵です」

このときはもう本当にショックでした。それから二度目の採卵に臨みましたが、その受精卵も胚盤胞にならなかった。ここで私のメンタルが限界になり、不妊治療をしばらくお休みすることにしました。

採卵前までは良好な夫婦関係を築けていたのに、再びギクシャクしてしまって…。

インタビューの続きを読む>>8ヵ月間の妊活休みでリフレッシュ!「離婚」の二文字が頭をよぎったこともあったけれど〈ハナイチゴ・関谷友美さんの妊活記③〉

PROFILE関谷友美さん
ハナイチゴ

1983年11月22日、埼玉県出身。2015年にコンプライアンス小松崎さんとお笑いコンビ「ハナイチゴ」を結成。関谷さんの毒舌を活かした漫才が話題になり、『ジロジロ有吉』(TBS系)や『まいにち賞レース』(配信)などの番組に出演。趣味は海外旅行と草野球、特技はチアリーディング。日々の悲喜交交を綴った公式ブログも人気▶『ハナイチゴ関谷の日々怒怒怒!』

取材・文/濱田恵理

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