4ページ目(4ページ中) | 「あれ、太った…?」のあとに言われた言葉にショック!内容とは?笑ってごまかしたけど、悲しくて、悔しくて…【悪気のないひと言への対応】
厚川コーチ 自己主張するとき、人は攻撃的(アグレッシブ)か受動的(パッシブ)かのいずれかになりやすいです。
前者は自分の考えをとにかく主張します。怒ったり、無視したりするのもこれです。
後者は自分の気持ちをあと回しにして、人を優先させてしまいます。さえさんは、受動的になりがちなタイプかしら?
さえさん そうかもしれません。
厚川コーチ でも、できれば第3の方法 「アサーティブ」であってほしいのです。感情的にならず、自分の気持ちを率直に伝えて、お互いに理解し合う「自己開示」という方法です。
さえさん 具体的には?
厚川コーチ 実は私も妊娠する前、義母に「赤ちゃんはまだ?」と何度も言われました。
「これを食べると、赤ちゃんができるらしい」とかね(笑)。善意だとわかっていても…
さえさん つらいですよね、わかります。
厚川コーチ それで、自分の気持ちを正直に伝えたんです。
「お母さん、少しいいですか?」と前置きして、「私、赤ちゃんのことを言われるとつらいんです。申しわけありませんが、何も言わずに待っていてもらえませんか?」って。義母はわかってくれました。
さえさん すごいですね。
厚川コーチ 自分の内側にわき出た思いを正直に伝えることを、コーチングでは「卒直に言う」といいます。相手を思いやるあまり、自分を抑えてしまって、逆に相手に対するいやな気持ちがわいては意味がありません。
さえさん できるようになれたらいいなって思います。
ネガティブな言葉を選ぶクセありませんか?
厚川コーチ でも「やっぱり率直に言うのはムリ」ということなら、「事実の受け止めかた」を変えるという方法もあります。
笑ってごまかすという行為をさえさんは「結局、逃げている」と言っていましたが、私は「大人の対応」だと思いました。まったく別の2つのとらえかたがあるということですね。
さえさん 同じことをしてもポジティブにとらえることはできる、と。
厚川コーチ 人間には「受け止めかたのくせ」みたいなものがあって、無意識のうちに「いつもの考えかた」や「いつもの感じかた」をしてしまうものです。さえさんは、ちょっとネガティブな言葉を選ぶくせがありませんか?
さえさん あります。わざわざ2段階くらいネガティブにしちゃう(笑)。
厚川コーチ 気づいていましたか(笑)。気づくことはとてもたいせつです。「それを選ばない」という選択ができますから。
さえさん 例えばネガティブな言葉を、2段階明るくしてみるとか?
厚川コーチ そうです。「逃げた私」ではなく「大人の反応ができた私って、やるな」って言いかえてみませんか?
さえさん 元気になれそう!
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不安な心の処方箋①
感情を伝えるときは「私」メッセージで話そう
自分の感情を伝えるときは「あなたはどうして〇〇なの?」という「You(ユー)メッセージ」ではなく、「私はこう思う。
こう感じる」と「私」を主語にして話す 「I(アイ)メッセージ」がおすすめです。
「うれしい」「ホッとした」などプラスのメッセージにもぜひ使ってみましょう。
不安な心の処方箋②
自分の心の「自然な反応」に疑問符をつけてみる
何かが起きると、人はつい同じ受け止めかた、同じ反応を自動的にしてしまうものです。
それをぜひ「手動」に切りかえてください。「どう受け止めるか」「どう反応するか」を、そのつど考えて選ぶのです。「いつもはこう反応していたな」と気づけたら、一歩前進です。
「言葉」をかえることには大きな意味があります
さえさんはコーチングに慣れ、物事をさまざまな角度からとらえられるようになってきています。とても理性的でステキな方だなと思います。
だからこそ、物事をマイナスの言葉で表現するのは残念。
肯定的な表現を意識して使うだけで自己肯定感が高まり、内側からエネルギーがわいてきます。みなさんもぜひ試してみてください。(厚川コーチ)
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IFC国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ。NPO法人ハートフルコミュニケーション ハートフルコーチ。コーチのキャリアは15年近くにおよぶ。2人の男の子の母だが、不育症でなかなか授からなかった経験がある。
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