<不妊治療からの36歳・初産>まじで、無痛分娩が最強!?出産の流れ、正直レポートします
「これはついに出産かもしれない!」
初産の私にとっては、どれが破水で、どれが陣痛かなんて判断がつきません。慌てて病院へと連絡し、受診することになりました。
「ん~これは破水じゃないね。子宮口も開いていないし、まだ産まれそうにないね。まだ家で様子を見ていて大丈夫ですよ。」
慌てている私に医師の穏やかな口調が、なんとも不釣り合いな朝8時。「フライングだったね」なんて話しながら、母と家へと戻りました。
ついに来た!これが陣痛?
「あれ…お腹痛いかも…」
次に出産の予兆に気づいたのは翌11日になった頃。子宮が収縮するような痛みが、断続的に訪れ始めたのです。早朝4時になっても強めの生理痛のような痛みが続き、病院に問い合わせてみることに。
「陣痛がきてから何分間隔で次の陣痛がきますか?」
連絡した病院からの問いかけに「10分ちょっとくらいですかね」と答えると、「では、陣痛の間隔が10分をきったら改めて連絡もらえますか?」と助産師さん。陣痛の間隔を測れるスマホアプリを片手に、自己測定が続きます。10分、12分、10分、15分、20分…。
あの痛みはどこへやら、次第に陣痛らしきものは間隔を空けて遠のいてしまいます。たしかに痛みはあったけど、強い生理痛程度…本陣痛ではなかったようです。こうして再び病院へは連絡せず、早朝から落ち着かない11日が始まりました。
陣痛が途絶えただけでなく、胎動が少ない…?
破水疑惑から始まり、陣痛らしきものが訪れても、一向に出てこようとはしないわが子。それでもお腹の中では、お祭りのように、1人ドコドコ盛り上がっていました。
そんな白熱した胎動も、11日の夕方になる頃に極端に減っていったのです。
これはおかしい…と病院に連絡すると「すぐに来てください」との答え。慌てて病院へと向かい、「無事でいてほしい」と切なる願いを込めて、エコーをのぞき込みます。
「赤ちゃん、大丈夫ですよ!元気に動いています。骨盤の下に頭をはめているから胎動を感じにくくなったのかも。でもまだ子宮口は2~3センチしか開いてないし、自宅に戻って大丈夫ですよ。今夜陣痛が来るかもしれないから、ごはんをしっかり食べてお風呂に入っておいてくださいね!」
…こうして再度、実家へ帰される出産初心者の私。
三度目の正直!「先生、もう入院させてください…!」
しかし、病院から実家に帰る車の中で、15分間隔で痛みが再開します。先生や助産師さんの助言どおり、痛みの合間になんとか食事をとり、入浴をすませます。スマホアプリの計測ではいつの間にか、7分間隔に…前日よりもかなり強い痛みを感じてきました。そんなこんなで、23時、再び病院にいくことに。
「子宮口はまだ3センチ。今回は本陣痛のような気もするけど…もう一度自宅で様子見てもいいけど、どうする?」と先生。
このままでは一向に気が休まらないと懇願し、なかば無理やり入院権を勝ちとりました。母へ連絡し、入院用の荷物をもってきてもらうと、あっという間に夜はふけていきます。「病院にいるってことは、こんなにも安心するものなのか」と噛みしめながら、病院のパジャマに着替え陣痛に耐えていました。
痛みが倍増?痛い、痛い、痛いぃぃぃ…
7分間隔でやってくるその波は、徐々にその勢いを強めていきます。7分、7分、7分……
そうこうしているうちに、時計の針は深夜1時を告げたのです。
すでにこの頃には、本陣痛といっても過言ではない痛みが断続的に訪れていました。
とはいえ、1度陣痛が遠のく経験をした私。「これは本陣痛なのだろうか」という思いがぬぐい切れません。助産師さんに「麻酔を入れますか?」と聞かれても、すぐに「麻酔をしてほしい」と言い出すことはできませんでした。
そうこうしているうちにも、陣痛は強くなるばかり。痛みに顔はゆがみます。そんな耐え忍ぶ姿を見かねたのか、若い助産師さんの1人が声をかけてくれました。
「昨日もほとんど寝ていないわけだし、ここまでよく頑張ってるよ。本陣痛かどうかはまだわからないけど、麻酔そろそろ入れてもいいと私は思いますよ!」
その言葉に、やっと麻酔のお願いをする決心がついたのでした。
関連記事:【時東ぁみさん】病院到着後、45分のスピード出産!出血、破水、あれよあれよと…
麻酔前と麻酔後、体の変化は?
麻酔のリクエストをしても、実際に入れられるまでには1時間ほどタイムラグがあります。その間、部屋を移動したり処置の準備をしたりと、麻酔に向けた段取りが着々と進められていました。
陣痛の痛みがあったからなのか、背中に麻酔用の針を刺されるときも、私はちょっとの痛みも感じることはありません。
「では、麻酔を入れますね~」
先ほど刺した背中の針から、医師の言葉とともに麻酔が入り始めると、その効果はみるみる体へと伝わっていきます。時間が経つごとに増していたあの痛みが、あっという間にひいていくではありませんか。
麻酔の効きを確認するためか、助産師さんが何度も「これは冷たいですか?」「これは何か感じますか?」と質問を繰り返します。しかし、「何よりもお腹が痛くありません」という言葉が出るほど、体が一気に楽になったのです。
関連タグ
『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』は、主婦の友社が運営する妊活・不妊治療のお悩み解決メディア。ドクターや専門家監修の信頼コンテンツを中心に「妊娠したい」を全力サポートします。全国のクリニックや施設の検索もラクラク。
- 24時間
- 月間
-
1【30代からの妊活】転院してわかったクリニック選びの重要性。早めのステップアップと、ダイエットもがんばりました!2【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!3痛い不妊治療ランキングTOP5!痛みを乗り越えた先輩たちの体験談【医師監修】4死産の原因や兆候とは?予防法は?また妊娠できるの?〜産科医歴45年の浦野理事長「お母さんのせいではありません」〜5女の子が欲しい!医学的根拠に基づいた産み分けポイントを解説します 【産婦人科医監修】6妊娠検査薬陽性の判定線の見分け方!線が薄い場合は?【不妊治療専門医監修】7「これって妊娠反応?」妊娠検査薬リアル100選!陽性の線ってどれくらいの濃さ?いつごろ使った?メーカー別、判定体験&写真を一挙公開8【妊活と仕事の両立】妊活退職からの妊娠・復職まで…。仕事を辞めた私の場合のメリット・デメリット9【100に聞きました】2人目が欲しい!何歳違いがいい?年齢差別メリット・デメリット、理想と現実ギャップを大調査10【近畿エリアで子宝祈願】子宝スポットでもあり強力なパワスポでもある2府5県の神社&お寺
-
1【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!2「しんどい、消えたい」ノートに残された妻の本心を目にした夫がとった行動とは<注目マンガ・胚培養士ミズイロ/フルサイズ第3話①>3痛い不妊治療ランキングTOP5!痛みを乗り越えた先輩たちの体験談【医師監修】4女の子が欲しい!医学的根拠に基づいた産み分けポイントを解説します 【産婦人科医監修】5【近畿エリアで子宝祈願】子宝スポットでもあり強力なパワスポでもある2府5県の神社&お寺6【運勢ランキング】2024年5月いちばんラッキーな星座は?予約のとれない西洋占星術家が鑑定!7「これって妊娠反応?」妊娠検査薬リアル100選!陽性の線ってどれくらいの濃さ?いつごろ使った?メーカー別、判定体験&写真を一挙公開8妊娠検査薬陽性の判定線の見分け方!線が薄い場合は?【不妊治療専門医監修】9【2024年5月】人気占い師・Love Me Doの12星座別・マンスリー授かり星占い/ピンチをチャンスに変えられるのは何座さん?10南明奈さん「正直、妊娠検査薬に線が入る日はくるのかなと思ったこともありました」体質改善&治療を経て男の子のママに【独占インタビュー】