おなかに鈍痛を感じ、病院のトイレでどろっとした透明のものが出てきた。よくある妊娠初期の出血だと思っていた【流産体験談】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 おなかに鈍痛を感じ、病院のトイレでどろっとした透明のものが出てきた。よくある妊娠初期の出血だと思っていた【流産体験談】

おなかに鈍痛を感じ、病院のトイレでどろっとした透明のものが出てきた。よくある妊娠初期の出血だと思っていた【流産体験談】

2023/05/21 公開
2023/12/11 更新

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流産とは、妊娠22週までに何らかの原因で胎児が亡くなってしまうこと。
流産の多くは妊娠10週未満に起こります。それ以上妊娠週数が進んでからの流産は、不育症の可能性もあります。流産の原因の6~8割は受精卵側(受精卵の染色体異常によって成長がストップ)の原因で起こる偶発的なものと言われています。

関連記事:【妊娠超初期の流産・不育症】何が原因?流産後の妊娠率は?経験者の体験談も!

流産を経験してママになるまで

授かった命との思いもかけない別れ。それでも、悲しみを乗り越えてママになることをあきらめなかった妊活卒業生はたくさんいます。

流産したときの様子は?つらさや悲しみの乗り越え方は?次の妊娠までの治療は?

今回ご紹介するのは、流産後、自身の目の不調や夫側の不妊原因が判明したり…
そんな、たぺこさん(32才)の体験談です。不妊治療専門ドクターからのアドバイスとメッセージも参考にしてくださいね。

よくある妊娠初期の出血だと思っていたら…

自己流でタイミングをとり、3回目で妊娠。
妊娠7週で心拍が確認できてホッとしていたところ、トイレで茶褐色のごく少量の出血に気づきました。

少しおなかがチクチクする感じもあり、すぐに病院を受診。「心拍も確認できるし、この程度なら心配しなくてもだいじょうぶ」と言われました。でも、その後も1週間だらだらと出血が続いたので、仕事を休んで安静にすることに。


流産したのは、9週0日のことでした。

病院のトイレで透明の…

おなかに鈍痛を感じたこと、生理2日目ぐらいの量の出血があったことから再度受診。

病院のトイレでどろっとした透明のものが出たとき「流産した」と感じ、診察の結果、やっぱり流産でした。そのときは「ほんとに?ほんとに?どうして…?」という気持ちでいっぱいになり、家に帰るときは涙が止まりませんでした。

夫は、ただただ私の話しを聞いて共感してくれ、その後、ふたりで亡くなった子がおなかに来てくれた意味を話し合いました。「夫婦で仲よく楽しく過ごしていたら、きっと赤ちゃんはまた帰ってきてくれるよ!」と夫が言ってくれたことが、今でも心に残っています。

ドクターからのコメント
流産の場合は出血するので透明ではありません。
羊水だったのかもしれません。

妊娠がわかる前のこと。目の異変を感じ受診…

じつは、この妊娠がわかる直前、突然、片目の視野がせまくなって眼科を受診。そこで、大学病院を紹介されました。

目の動脈が炎症してつまっていると言われ、ステロイドで治療。血液検査やCT検査などをしてもはっきりした原因はわかりませんでしたが、妊娠で自己抗体が悪さをしたためではないかとのことでした。

目の治療終了後に妊活を再開。ただ、流産と目の異変があったので、次の妊娠がすごくこわいと感じていました。

そんなとき、不育症専門クリニックを知り、まずはそこで自己免疫系に異常がないかを調べてもらうことに。

不育症の確定診断は出なかったものの、検査結果が高めの項目がありました。動脈がつまったことも考慮して、バファリンと当帰芍薬散を服用しながら何度か自己流でタイミングをとっていると、先生が不妊治療クリニックを紹介してくれたので、そちらにも通院するようになりました。

ドクターからのコメント
流産や死産を2回以上くり返した場合、妊娠10週以上で流産した場合は、不育症の可能性が。
妊娠で血液が固まりやすくなるので血管がつまることも。また、血管がつまりやすい体質だと流産が起きやすくなります。

関連記事:不育症でも無事に出産できる?原因・検査・治療について

夫側の原因が判明。治療をスタート

夫も検査を受けました。

夫側の検査の結果、精子の数が少なく、運動率が低く、奇形率も高いことが発覚。顕微授精をすすめられるほどだったため、補中益気湯とビタミンEを服用するように。すると、内服治療を始めてから精子の数値が格段に改善し、服薬後3ヶ月で妊娠しました!

ドクターより
不妊原因の半数程度は男性側にも。喫煙は血液の流れが悪くなるためNGです。

夫婦ふたりの絆が深まって、流産を乗り越えられました


妊娠判明後は、「ちょっと変かな?」と思ったら迷わず受診するようにしました。

妊娠後期には妊娠糖尿病と診断されたけれど、毎食前と食後2時間に自己血糖測定を続けて無事に出産。
流産後は子どものいない人生についても夫と話し合ったり、家庭菜園も始めたりして絆が深まったことで、乗り越えられました。

ドクターよりメッセージ
不安があっても、「すぐに受診していいのかな?」と迷うかたも多いと思います。
遠慮せずかかりつけのクリニックに電話をして、状況を話してみることをおすすめします。

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妊娠9週で心拍停止。出血もないまま流産していました
「産んであげられなくてごめんね…」空に帰った赤ちゃんがお腹に戻ってきてくれるまで

この記事の監修クリニック

峯レディースクリニック
住所: 東京都目黒区自由が丘2-10-4 ミルシェ自由が丘4F
アクセス:東急東横線・大井町線自由が丘駅より徒歩30秒
電話番号:03-5731-8161

峯レディースクリニックのおすすめポイント

治療に関する不安や疑問、お悩みは、すべて院内で解決していただきたいという考えから、診察室とは別に看護師や培養士とゆっくりお話しできる「相談室」が設けられています。…もっと見る

 

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治療の経緯、悲しみの乗り越え方を妊活卒業生が語ります~ドクターアドバイス付き~
不妊治療は、まだ早すぎる…と感じるなら、まずはブライダルチェックを受けてみよう

不妊治療でおすすめのクリニック

表参道ARTクリニック
住所:東京都港区北青山3-11-7 Aoビル11階
アクセス:東京メトロ「表参道駅」B2出口より 徒歩1分、東京メトロ「明治神宮前(原宿)駅」徒歩9分、JR山手線「渋谷駅」 徒歩約13分
電話:03-6433-5461

表参道ARTクリニックのおすすめポイント
表参道ARTクリニックは、銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」徒歩1分と通院に便利なアクセスのよいクリニック。19時まで診療を行っているので、働きながらも通いやすいのが特徴。WEB予約24時間受付。

 



明大前アートクリニック
住所:東京都杉並区和泉2-7-1 甘酒屋ビル2階
アクセス:京王線・井の頭線「明大前駅」南口より徒歩5分
電話:03-3325-1155

明大前アートクリニックのおすすめポイント
京王線と京王井の頭線が交差する明大前駅より徒歩5分と、駅に近い立地ですが、駅前の喧騒からは離れています。
白と木目を基調とした待合室は落ち着いた空間となっており、検査や体外受精後に休んで頂く回復室も白とブラウンの半個室でプライバシー配慮が行き届いたしたクリニックです。

 


妊活スタートするなら知っておこう【初診の流れ】

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
>>病院検索はこちらから

●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

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監修
監修

日本医科大学大学院女性生殖発達病態学修了。同大学産婦人科学教室で講師や生殖医療主任、木場公園クリニック勤務などをへて、2017年6月に峯レディースクリニックを開院。父も産婦人科医で母は助産師の家庭に育ち、現在は2児の父。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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