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体験談
2022/04/30 公開
2023/09/16 更新

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区役所で見つけたのか、ネットでたまたま目にしたのかは失念しましたがこういう場所があるということをメモしていました。HPを見てみたところ、「不妊・不育症に悩む人のための」とあり、専門カウンセラーとのカウンセリングを通して心の整理と、“自分らしく決める”ことのサポートをしてくれるとのこと。

1回50分、相談料は無料、ひとり5回まで相談可能とあったのでとにかく一度行ってみることにしました。電話で予約を取り、直接センターへ。カウンセラーさんと直接お話するとあって、かなり緊張しながら向かいました。
センターにつくと簡単な問診票を記入し、カウンセラーさんとのカウンセリングとなりました。

ただ…正直私が話したいことが多過ぎて(というか話が全くまとまらなくて)話し続けてしまったのが悪かったのか、アドバイスやサポート的な話を聞くことはできませんでした。

一方で、「全てを吐き出し切った!」という満足感もあまり得られぬまま、部屋を後にしたというのが正直なところでした…。1回きりにせず何度か通うべきだったかなぁと今は思いますが、話をしたことで疲弊してしまった自分がいたのも事実。お世話になったのは、この1回だけでした。

書くカウンセリングと話すカウンセリングの両方を体験してみて、私には書くほうが合っていると実感しました。ただ、「不妊治療相談センター」のような場所があるということを知っているか知らないかはとても大きな違いがあるなということはすごく感じていました。

その後、飲食店の時短営業が解除されたタイミングで、意を決して出産経験のある一番付き合いの長い友人に思いを聞いてもらいました。

振り返ってみると、やっぱりこれが一番自分を立て直してくれたような気がします。カウンセリング後だったので、うまく話をすることができたような気もしています。

お酒を飲みながら、不妊治療のこと、不育症という結果のこと、これからの迷いについて、とつとつと話しながら、時に泣いたり笑ったり最終的には酔っ払って(「あんたはいつも悩みを抱え過ぎやねん」と笑いながら怒られました)、すごく晴れた気持ちになりました。

とにかく吐き出し、整理をして次へ進んでいくこと。そうして子宮内フローラ再検査までの日々を過ごしていきました。

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

>>29話「あぁ、そうだよな」と涙が止まらなくなった、朝ドラの一言…へつづく

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ミキさん
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ミキさん

あかほし主婦ライター。関西在住・40代。中学生の頃から多嚢胞性卵巣症候群と付き合ってきた体でも、もしかしたら妊娠できるかも…という楽天的な考えをもったまま、結婚式、仕事との兼ね合い、金銭面や夫婦同士のタイミング、クリニックとの相性まで…。ありとあらゆる複合的な理由から、40歳で(ようやく!)本格的に不妊治療をスタート。

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