心身に負担が少ない「フェマーラ低刺激周期治療」で 効率よく妊娠を目指す【Shinjuku ART Clinic】

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保険適用の自然周期治療について「Shinjuku ART Clinic」にお話を聞きました。

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2022年４月より保険適用に！
選択しやすくなったフェマーラ低刺激周期治療

Shinjuku ART Clinicは、排卵誘発剤をなるべく使わずに、自然に近い状態での妊娠を目指す、自然・低刺激周期治療に定評があるクリニックです。
「当院では、患者さんの月経周期に合わせた治療を基本としています。排卵誘発剤の使用を最小限に抑えて、患者さんの体のリズムで育った卵子を採卵します」
同院で提案しているのは、フェマーラ（一般名：レトロゾール）という排卵誘発剤を使った「フェマーラ低刺激周期治療」です。以前は保険適用外でしたが、2022年４月から保険の範囲で賄える不妊治療に有効な治療として、費用面を気にせずに選択できるようになりました。

シンボルマークはコウノトリ。エントランスの目印にも。

「フェマーラという薬は、数ある排卵誘発剤の中でも、体に最も穏やかに作用します。患者さんにとって様々なメリットがありますが、まず挙げられるのは、卵胞が成熟しやすくなり、自然の状態より採卵数を増やせることです。一方、女性ホルモンのエストロゲンの過剰な上昇を抑えるためホルモンバランスにも悪影響が出ません。

また、卵胞発育を促す卵胞刺激ホルモン（FSH）注射をしなくても卵胞の発育や成熟が促され、必要以上に卵胞が発育することがない為、体の負担を最小限に抑えられます。特に多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）の方は、卵巣にたくさんの小さな卵胞が作られることで排卵しにくくなりますが、フェマーラ低刺激周期治療では、自然に近いかたちで卵胞発育を促し、かつ小さい卵胞からも成熟した卵子を採取することが可能となります。

さらに、PCOSの患者さんが、排卵誘発剤を使用すると一度に何個もの卵胞が急激に大きくなり、卵巣過剰刺激症候群（OHSS）を引き起こす心配がありますが、フェマーラ低刺激周期治療ではそれを抑えることができます」

ゆったりしたロビーには、待ち時間をリラックスして過ごせるソファタイプの椅子を配置しています。

着床にプラスに働くため凍結せずに新鮮胚移植もでき、連続して治療もできる

フェマーラ低刺激周期治療には他にも大きなメリットがあると、阿部院長は言います。

「着床についてもメリットがあります。排卵誘発剤をたくさん使う場合、子宮内膜の状態に悪影響を及ぼすケースがよくありますが、フェマーラ低刺激周期治療ではそのようなことがなく、着床の妨げになりません。

フェマーラの使用によって、黄体ホルモンの値が高くなることや着床にとって重要な働きをする『インテグリン』という分子が増えることも、プラスに働くと考えられています。なので、採卵後、卵に負担が生じる凍結を行わず、そのままの新鮮な状態で胚移植も可能です。

また、強い薬を多く使って大きな卵胞をたくさん採卵する高刺激治療と違って翌周期以降の卵胞の発育にも悪影響が出にくいので、もし妊娠に至らなかった場合でも休むことなく、そのまま連続して次の周期にすぐ治療できるので、時間がムダになりません」

フェマーラ低刺激周期治療では月経３日目から錠剤を５日間ほど服用し、卵胞の状態や体のホルモンバランスを見極めながら、必要な場合に限り少量のFSH製剤を注射します。

院内は、ロビーと診察室が離れているプライベートに配慮したレイアウト。スロープも設置してあり、バリアフリーにも対応しています。

採卵日は、月経10日目頃を目処に卵胞の大きさや発育状態、ホルモンバランスなどを確認した上で決定します。

「実はフェマーラ低刺激周期治療は、他の排卵誘発剤を用いた治療に比べ、卵胞の状態や採卵のタイミングを見極めるのが難しく、扱いには多大な経験やスキルが必要となります。当院では、開院以来10年以上に渡って、このフェマーラ低刺激周期治療を第一選択としており、これまで約15000件の採卵を行って参りました。その実績と経験を元に、患者さんに最善の治療をご提供させていただきます。

この治療法は、患者さんの自然な体のリズムに合わせて、最適なタイミングで採卵することが大切です。休診日だからといって無理に採卵をずらすと排卵してしまったり、卵の質を落としてしまう可能性もあります。千載一遇のチャンスを逃さず、妊娠に一歩でも近づけるよう、当院では土日祝日も採卵できる体制を整えています」

診察の待ち時間に飲食できるラウンジも完備。

通院回数が増えることもなく仕事との両立も十分可能です

仕事と不妊治療の両立という面から、フェマーラ低刺激周期治療は、「卵胞の発育具合を確認するために何度も通院しなくてはならないのでは？」「採卵日の予定が立てにくいのではないか」と不安に思われる患者さんも多いかもしれません。その点について、阿部院長はこう答えます。

「当院の患者さんの約８割の方が、会社などで働きながら治療を続けていらっしゃいます。自然・低刺激周期の治療だからといって、通院回数が特に大幅に増えるようなことはありませんので、ご安心ください」

総合受付はエントランスとイメージが統一され、清潔な印象です。

Shinjuku ART Clinicでは土日祝日も診療を行っており、以前は15時半までだった午後の診療時間を、2023年春より週３日18時までに延長し、通院しやすくなりました。

「自然周期に特化しているクリニックと、自然周期も行っているクリニックとでは、治療に対するアプローチが異なります。排卵誘発剤をあまり使いたくない、できれば自然に近い形での妊娠を望んでいらっしゃる方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。

監修
Shinjuku ART Clinic
院長 阿部 崇 先生

2000年川崎医科大学医学部卒業後、日本医科大学付属病院女性診療科・産科入局。同病院生殖医療主任、加藤レディスクリニックを経て、2014年より現職。医学博士。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医、日本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリング学会臨床遺伝専門医。体と心に優しく、自然妊娠により近い「フェマーラ低刺激周期治療」のスペシャリスト。

Shinjuku ART Clinic

住所
東京都新宿区西新宿６-８-１ 住友不動産新宿オークタワー３階

アクセス：東京メトロ丸の内線「西新宿駅」２番出口より徒歩３分、都営大江戸線「都庁前駅」C8出口より徒歩３分、JR線「新宿駅」西口より徒歩10分

電話番号
03-5324-5577

時間
月／9:00～12:00、15:00～18:00
火／9:00～12:00、14:30～17:00
水／9:00～12:00、15:00～18:00
木／9:00～12:00、14:30～17:00
金／9:00～12:00、15:00～18:00
土／9:00～12:00
日／9:00～12:00
祝／9:00～12:00
休診日：年１回ビル停電日のみ休診となります。

URL
https://www.shinjukuart.com/