【私が41歳で不妊治療をやめたわけ】医師からの「残念ながら…」を聞くのがつらかった／マンガ家・海原こうめさんインタビュー

検査の結果は、運動率はやや低いものの、妊娠できないほど悪くはないということでした。

その後、夫の仕事がとても忙しくなり、精液検査の結果も階段を転がり落ちるように悪くなっていきました。当時は人工授精にトライしていましたが、医師からこの数値だと顕微授精じゃないと難しいと言われるように…。

診察内容は夫に毎回報告していたので、徐々に自分ごととしてとらえてくれるようになり、通院につき添ったり、話を聞いてくれたりと、どんどん積極的に変わってくれて感謝しています。

私は年齢が夫より上で、AMHも値も低かったんです。不妊の原因は自分にあると落ち込むことが多かったのですが、あるとき夫が「子どもができないのは俺のせいだから気にするな」と言ってくれてとてもうれしかったです。その言葉に、夫も真剣に考えてくれているのがわかって、「一人でしょいこまなくていいんだな」と思えました。

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転院は６回。クリニック選びは妊活ブログがいちばん！

約５年におよぶ不妊治療で、合計６つのクリニックに通いました。

クリニック選びで参考にしたのは妊活中の方々のブログです。公式ホームページにはいい面しか書いていないですし、実際そこに通っている方の生の声がいちばんリアルだと思ったから。なるべく自分の年齢や治療歴と近い方のブログを読んで、評価が高いクリニックのなかから、自宅から１時間以内で無理なく通えるところを探しました。

医師との相性はそれぞれでしたね。なかでも、とてもやさしいドクターがいて印象に残っています。