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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 【私が41歳で不妊治療をやめたわけ】医師からの「残念ながら…」を聞くのがつらかった/マンガ家・海原こうめさんインタビュー

【私が41歳で不妊治療をやめたわけ】医師からの「残念ながら…」を聞くのがつらかった/マンガ家・海原こうめさんインタビュー

2023/10/15 公開
2023/10/16 更新

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採卵ができなかったとき、直接ドクターが休養室に来てていねいに状況を説明し、あやまってくださいました。卵がとれなかったのは先生のせいじゃないけど、悲しい気持ちに寄り添ってくれて、誠実さを感じました。

採卵しにくいワースト5と言われました

6年間でありとあらゆる治療法を試しましたが、とくに印象に残っているのは局所麻酔での採卵です。

私の場合、卵巣嚢腫の手術の影響で卵巣が小腸と癒着していて、医師にも採卵しにくいケースのワースト5に入ると言われていました。とにかく卵子をとるのがむずかしく、子宮を針で刺すこともあり、ほんとうに恐怖でした。

ふつうの方は10分程度で終わるところ、私は30分かかっていました。ドクターも試行錯誤してくださったんだと思います。

5年間で12回採卵しましたが、移植までたどりつけたのは5回でした。痛みに耐えながらなんとか卵子は採れるんですが、数が少なく、受精しなかったり、途中で分割が止まってしまったりで、うまく育たないことが多かったです。一度だけ着床しましたが、ホルモンなどの数値が低く、妊娠は継続しませんでした。

毎回、受精卵がうまく育っているか培養の状況を電話で確認するのですが、「残念ながら成熟しませんでした」というおきまりのセリフを聞くのがこわくて。やるせなくて自分のお腹をたたいたり、気持ちの持って行き場がなかった…。あのころが一番つらかったですね。

>>こうめさんのインタビューは後編「子どもがいる人生をずっと信じていた」へ続きます

取材・文/岩村優子

海原こうめさんプロフィール

自身の不妊治療記録をつづったブログ「妊活は忍活?!アラフォー不妊治療体験記」で4コママンガを描き、それがキッカケで念願のマンガ家デビューを果たす。現在は漫画執筆のかたわら、夫と2匹の保護猫といっしょに暮らしている。

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