3ページ目(3ページ中) | 不妊治療は悪いこと?仕事と不妊治療の両立を経験した私の気づき【妊活とキャリア】後編
この言葉にどんな顔をして対応したのかは覚えていないのですが、大きなショックを受けたのは確かです。もちろん会社を捨てたつもりはありませんが、信頼していた人からこんなことを言われるのは傷つきますよね。
それに、今まで仕事に打ち込んできたことや、不妊治療のことを全否定された気がしました。
当時は辞める人が多かったため会議での挨拶などはなしで、一人一人個別に挨拶をしてから帰宅。新卒から働いていた約5年間は、あっけなく終わりました。
不妊治療は悪いこと?仕事と不妊治療の両立を経験した私の気づき
私が仕事と不妊治療の両立を経験したなかで一番疑問に思ったのは「不妊治療をするのは悪いことなの?」ということです。

不妊治療は、自然妊娠ができる人と比べると、時間やお金がかかります。でも「子どもが欲しい」という気持ちはみんな同じだと思うんです。不妊治療をすることで、なぜここまで言われ、傷つかないといけないのでしょうか。当時の私は本当に悩みました。

周りのスタッフが妊娠して産休に入ったり退職したりしていくのを、見れば見るほど悩みました。
社長が言うように、仕事で結果を出すのは大切です。しかし、自分の人生の中で「子どもが欲しい」と思うのは自然な考えではないのかなと。もう少し、お互いの考えを理解し、歩み寄れたらよかったのにと今では思います。
そして、職場の女性スタッフに状況や体調を理解してもらえなかったこともきつかったです。当時の職場は、現場で働いている人は全員女性でした。前述の上司であるマネージャーも女性でした。
私の職場では、結婚が決まると同時に退職するのが慣例になっていました。そんななかで、結婚しても仕事を続けた第1号が私で、不妊治療をしていたのも私が初めて。
どう対応したらいいか分からない気持ちは理解できますが、退職すると決めてからのマネージャーの態度にはとても悩みました。
仕事と不妊治療を同時にやってみたからこその後悔ポイント
しかし、今冷静に考えると、私にも悪い部分はたくさんあったと思います。仕事でミスばかりして結果を出せなかったことや、はっきりと不妊治療について伝えられていなかったことなど、マネージャーを戸惑わせていたと思います。
顕微授精がどんな治療なのか、どんなスケジュールで進んでいくのかを、もっと詳しく伝えるべきだったと思います。
また、治療に伴って考えられるリスクや、どんなふうに協力して欲しいのかなど、具体的に伝えることで、もっとお互いにとってよい方向に進めたのではないかと思っています。
まとめ
不妊治療はスケジュールやお金、精神面や体調面、さまざまなことで思いどおりに進まないことがあります。だからこそ事前にしっかり調べて「仕事と両立するためには、どのようにしたらよいか」ということを考え、職場の人にも協力してもらえるようにアクションするべきだと思います。
私は、思い切って仕事を辞めたことで不妊治療に集中でき、無事子どもを授かることができました。周りで不妊治療をしている人がいたときには、支えてあげられる存在になりたいと思っています。
※この記事で紹介した内容はすべて個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
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2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。
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予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。
4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。
5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。
6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。
7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。
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