2ページ目(2ページ中) | 【看護師さんの本音トーク】独身時代に意を決して卵子を凍結。その卵を使って不妊治療も「両親には言いませんでした」

Bさん:結婚して、不妊治療を始めようと彼と決めたときに話しました。独身のときからそんなことをしていたなんて引かれるかなとか、冷凍保存していた卵子なんて信用できないとか、いろいろ言われると思ったのですが…。「今の医学ってそんなことができるんだね」と。拍子抜けしました(笑)。
すずさん:男性側の理解があってよかったですね。
Bさん:本当にそう思います。ですが、保存していた卵子の顕微授精を決めたとき、両親には言いませんでした。そこは夫も同じ意見だったので、ふたりで内緒にしておこうと決めて、今も伝えていません。
Aさん:確かに…。健康に生まれないんじゃないかとか、いろいろ言われそうですよね。理解得るのはむずかしいかも。
すずさん:ほんとうですね。卵子凍結保存が不妊治療のひとつとして、世の中当たり前になってくれたらもっと違うんでしょうけど…。
Bさん:お2人の言うとおりだと思います。彼も私も結婚が遅く、両親も高齢なので理解が得られないと判断しました。
Cさん:もし私がその立場でも、同じ判断をしたと思います。
すずさん:保管料にお金がかかったり、両親に内緒にしておいたり、と気になる点はありますが、実際は保存した卵子で顕微授精をした結果、妊娠、出産されたんですよね?
Bさん:そうです。結婚をして半年は自然妊娠をめざしたのですが、できなくて…。
そこから人工授精にもチャレンジしましたがむずかしく、顕微授精に進もうと決意したとき、卵子を保存していてよかった!と心から思いました。かわいい娘に出会えたことが奇跡で、本当に幸せです。当時、卵子の保存を決意した自分をほめてあげたいです。
すずさん:本当にいい決断でしたね。2人目も顕微授精を検討中なんですか?
Bさん:はい。自然妊娠をめざしてみましたが、年齢も40歳を超えていますし、やはりむずかしくて。まだ残り2本、卵子の数でいうと6個保管しているので、顕微授精にチャレンジしようと考えています。
すずさん:最近は早いうちから不妊治療をする時代になってきましたし、独身のうちからできる有効な不妊対策として、もっと浸透してほしいですね。
卵子凍結
抗がん剤や婦人科疾患などで、卵巣機能の低下が予想される場合、前もって卵子を採卵し、凍結しておくことができます。近年では、将来の妊娠を見据えて、結婚前から自主的に採卵するケースもふえています。採卵時の年齢は36歳未満であることがのぞましく、女性の選択肢を広げる方法として有用ですが、受精卵で凍結するよりは妊娠率が低いことを知っておきましょう。(解説/メディカルパーク横浜 院長・菊地 盤先生)
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資格があるからこそ働き方を変える選択肢も
Bさん:卵子凍結の話もそうですが、やはり早めの対策が不妊治療には有効だなと思います。
Cさん:本当にそうですね。タイムリミットがあるということがあまり知られていないですよね。看護師の仕事に日々奮闘するあまり、気づいたら30代半ばで、急にあせり出したという友人もいます。
すずさん:私の知り合いの看護師さんの話ですが、妊活のために一度仕事を辞めたという方がいます。その方は、無事に妊娠されて、子どもが少し大きくなってから、復職しました。看護師という資格があるので、復職はしやすいみたいです。もともと大きな病院の病棟ナースでしたが、子どもができてからは、通勤がしやすく、残業も少ない近所のクリニックを選んで勤務されています。
Cさん:辞める選択もアリですよね…。私も正直悩みました。当時は、せっかく勉強して資格をとって、職場にも慣れて、頼りにされるようになったころだったので。
でも、今ふり返れば、妊活は時間との闘いともいえるので、もっといろいろと調べて、勤務先を変えたりすることも視野に入れればよかったかなと。
すずさん:看護師だけでなく、理学療法士や視能訓練士など、資格があることは強みだと思います。妊娠、出産後、子育てしながらの勤務を考えても、今のうちから、フレキシブルな働き方ができる勤務先を、下調べしておくだけでも、妊活中の気持ちにゆとりが生まれそうですね。
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