3ページ目(3ページ中) | 【杉山愛さん】40代での高齢妊娠・出産にはリスクも。夫婦で全部話し合いました!独占インタビュー②

杉山さん:たとえば、【10】が「もう無理」、【0】は「何もない」、【3】なら「お茶できる」、【5】なら「ちょっとつらいけど、がんばれる」、【7】なら「触らないで」といった感じです。
――それはすごくいいコミュニケーションですね! 数値化すればパートナーにも伝わりやすい!
杉山さん:そういったスケールを使って、いつも数字で伝えていました。つらいときも「7!」とか、ひと言で済むので便利ですよ。
走さん:聞くほうも「いくつー?」で済むのでラクですよ(笑)。つわり中の女性以上に、手厚くケアしなくちゃいけない人はいないと思うんですよ。
杉山さん:そうねー。
走さん:いや、ホントそうですよ。そこできちんとケアするかしないかが、その後の夫婦ライフに大きく響くと思います。
――パパたちにこそ、“つらさの数値化”をぜひ教えてあげたいですね
走さん:話したいことがあっても、「今いくつ?」って聞いて【6】となったら「じゃ、あとにしよう」って自分でも整理がつくんですよ。
杉山さん:これは妊娠中だけでなく、妊活中や生理痛のときでも使えると思います。
高齢妊娠・出産のリスクもよく考え、NIPT(新型出生前診断)を受けました
――40代での妊娠・出産。妊活中のあかほし読者からはリスクも教えてほしいという声もあります。何かメッセージがあればお願いします
杉山さん:私は1人目も40代の出産だったので、高齢のリスクというのはよく考えました。出生前のテストもやるか、やらないのかも、その人・ご夫婦の考え方が重要になってくると思います。
私は備えというか、準備するためにもNIPT(新型出生前診断)を受けました。
走さん:何がリスクなのかというのもあると思うのですが、夫婦がしっかり話し合って、こうなる可能性がある、そうなった場合どうするか、など生まれる前から同じ方向を見ることが大切だと思います。うちはどんな状況が起こりえるか、全部話し合いました。
関連記事:「新型出生前診断」どんな検査か知っていますか?【医師解説】
――2人目妊活をされている方にもアドバイスがあればお願いします
杉山さん:みなさん、最善を尽くされていると思うので、私にはたいしたアドバイスはできません。私1人目の妊活中は、すごく苦しかったです。期待値を上げてしまって、それがダメだったときに毎回落ち込んでいましたし…。
お酒をずっと断っていた時期もありましたが、できなかった周期は、ワインで乾杯をして、「またがんばり直そう!」とメリハリをつけるようにしていました。あまり自分を追い込みすぎないことも大切かもしれません。
体外受精までなかなか進めなかったのも、全部やったのにできなかったという怖さを受け入れる強さがなかったからで。
でも冒頭でお話したように、「やってみればいいじゃない!」という母の言葉に救われた私のようなケースもあります。
自分が経験してみて、妊活において大切なことは、“心と体を自分がハッピーな状態に保つこと”だなと感じています。
今回、2人目を授かったのも心身ともにリラックスしていたことが一番大きかったのかなと自分では思っています。
――最後に出産に向けて意気込みをお願いします!
杉山さん:45歳で妊娠したということが今でも信じられません。高齢だから、最後まで何があるかわからないという不安も、もちろんあります。
でも、こんな時期に来てくれた子だからこそ、とても強い子なんじゃないかなという希望も期待もありワクワクしています。
この子を待ち望んでくれている家族のためにも元気に出産を迎えられるよう、ベストを尽くしたいです。
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杉山 愛さん
1975年7月5日神奈川県生まれ。元女子プロテニス選手。4歳からテニスをはじめ、17歳でプロに。WTA自己最高ランキングはシングルス8位、ダブルス1位。34歳で引退し、36歳で6歳年下の男性と結婚。体外受精をへて、2015年7月に第1子となる男の子を出産。2021年7月に第2子を出産予定。現在はスポーツコメンテーターや解説者として活躍中。第1子妊活中には『わたしの妊活体験記』をあかほしwebにて連載。著書に『杉山愛の”ウィッシュリスト100”願いを叶える、笑顔になる方法』(講談社)。杉山愛オフィシャルブログ https://www.ai-sugiyama.com/
ワンピース、カーディガン/株式会社セモア TEL06-6243-2711 アクセサリー /すべて ナチュラリ ジュエリ(ナチュラル ジュエリ新宿高島屋店 TEL 03-3351-5107)
撮影/土屋哲朗 スタイリング/ ミズグチ クミコ 取材/田代祐子
『赤ちゃんが欲しい』「妊活」「不妊治療」体験談総まとめ号
第2子を出産!杉山 愛さんからの「赤富士」プレゼント企画も!
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