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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識 【知っておきたい!女性の体のリズム】生理が始まると体温は下がる?おりものが増えるのは、どの時期?

【知っておきたい!女性の体のリズム】生理が始まると体温は下がる?おりものが増えるのは、どの時期?

2023/05/12 公開
2023/06/13 更新
基礎体温の変化

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妊活を始めたら、まずは「基礎体温」と耳にしたことはありませんか?
基礎体温を測って表にすれば排卵日が予測でき、そこにタイミングを合わせて夫婦仲よしをすることが、妊活のファーストステップなんです。

また、基礎体温は自分の体調やリズムを知るバロメーターで、とってもとっても大事なツールのひとつです。
今回は基礎体温について、体のサイクルと合わせて勉強してみましょう。

関連リンク>>基礎体温測からわかる不妊の原因

そもそも、基礎体温とは?

基礎体温とは、熟睡中、運動をしていないときの体温のこと。

婦人体温計で基礎体温を測る
寝ている間は自分で測ることができないので、朝起きてすぐ、活動する前に、横になったままの状態で、舌下で測定します。体温の測り方がバラバラだと正しいデータが得られないので注意しましょう。

基礎体温は排卵日を予測するだけでなく、体調の把握や健康管理にも役立ちます。

自分の体のリズムやパターンを知ることが妊活の第一歩

卵胞は月経(生理)周期に合わせて成長し、直径20㎜ほどの大きさになると、約1カ月に1個の卵子が、卵巣から卵管へと放出されます。これを「排卵」といい、通常はこの時期にセックスをして、女性の卵子と男性の精子が出会うことで妊娠が起こります。

つまり、この排卵日を知ることが妊活の基本であり、そのためにまず行ってほしいのが基礎体温を測ることです。

関連記事:排卵っていつ起こるの?月経と基礎体温の関係は?

女性の体のリズムを解説します!

健康な女性の基礎体温は低温期と高温期の二相になり、一定のサイクルでくり返されます。
毎日測り続けることで、自分の体のリズムや生理周期、排卵時期、排卵の有無などを確認できます。

女性の体のリズム、月経期、黄体期、排卵期、卵胞期 をそれぞれ解説してきます。

月経期

前の周期で妊娠していなければ、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が急低下して、子宮内膜がはがれ落ち、生理が起こります。体温も低下して低温期に入ります。

卵胞期

卵子のもとになる胞状卵胞が成熟してくると、卵胞ホルモンが分泌されて、子宮内膜が厚くなっていきます。生理が28日周期の場合、生理1日目から排卵するまでの約2週間、低温期が続きます。

排卵期

排卵を促す卵胞ホルモンの分泌がピークになり、成熟卵胞から卵子が排出(排卵)。
精子を迎えるため、透明で粘りけの弱い、ローションのようなおりものが増えます。体温は少し下がったあと、排卵を機に上昇します。

黄体期

排卵のあとは卵胞が黄体に変化し、黄体ホルモンの分泌によって体温が上がり、高温期に入ります。
次の生理の前まで高温期は10~14日ほど続きます。子宮内膜はさらに厚く、妊娠に適した状態に。

次のページ > 生理周期によってゆれ動く体調について知りたい!

監修
監修

防衛医科大学校卒業。防衛医科大学校附属病院、自衛隊中央病院、木場公園クリニックを経て2005 年とくおかレディースクリニック開設。日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会専門医。患者さんの立場に立って考えるやさしく誠実な診療で、妊婦さんの信頼が厚いドクターです。

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