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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 太田光代さん×あかほし読者が「妊活」を考えます!夫婦関係をギクシャクさせない方法

太田光代さん×あかほし読者が「妊活」を考えます!夫婦関係をギクシャクさせない方法

2020/10/03 公開
2023/08/10 更新

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みずからの不妊治療経験をもとに、妊活メディア『赤ちゃんが欲しい』『あかほし』で妊活女性にエールを送り続けている太田光代さん。芸能プロダクション「タイタン」社長業のかたわら、タレント・コメンテーターとしても活躍中です。

今回は、“妊活の大先輩” 光代さんとあかほし読者さんの対談をお届けします。
妊活の相談をできる人が身近にいない….。そんな人は多いはず。読者夫婦が悩みを代表してぶつけます。

あかほし読者さんカップル代表 ご紹介

●Tさんご夫妻:夫 Hさん(47歳)、 妻 Sさん(40歳)
妊活歴は3年。
夫のHさんは公務員。妻のSさんは妊活のため1年半前に仕事をやめて専業主婦に。
顕微授精を続けていたが、結果が出なかったことでステップダウン。現在は人工授精を行なう。


●Kさんご夫妻
:夫 Mさん(37歳)、妻  Aさん (31歳)
妊活歴は半年。
夫のMさん、妻のAさんはともにフルタイムワークの会社員。
多嚢胞性卵巣症候群があるなか、タイミング法を続けるが、体外受精に進むかどうか悩み中。

太田光代さんとあかほし読者さん対談スタート

みなさんは今どんな状況?

太田さん:こんにちは。きょうはお会いできてうれしいです。まずはみなさんの、今の状況をお話しいただけますか?

Hさん:結婚して4年、治療を始めて3年です。
精子の運動率が悪いこと、妻が当時30代後半だったことを考え、顕微授精からスタートしました。でも、現在は「ステップダウン」しているところです。

太田さん:ステップダウン?

Sさん:1度目の採卵で8個とれて、4つが受精卵になったんですが、どれも着床できなくて…。

太田さん:つらかったですね。

Sさん:しかも2度目の採卵でとれた卵子は、どれも胚盤胞まで進まず、子宮に戻すことができなかったんです。

ステップダウンも選択肢の一つ

Hさん:心が折れました。体調はととのえて臨んだつもりだったんですが、精子の状態が悪かったのかなぁって…。

妻の身体的な負担も大きいし、お金もかかる。気持ちの余裕がなくなってイライラしたら本末転倒なので、人工授精にステップダウンしたんです。

太田さん:そうですか。確かに、気持ちがゆったりすることはたいせつですね。Kさんご夫妻はいかがですか?

最初から顕微授精!?でも妊活への思いが変わることも

Mさん:僕らは治療を始めてまだ半年で、ずっとタイミング法です。

Aさん:私は多嚢胞性卵巣症候群なので、注射で治療しながらタイミングをとっているんです。Tさんご夫妻とは逆で、ステップアップすべきか悩んでいます。

太田さん:お医者さんは?

Aさん:今月ダメだったら「じゃ、また来月」という感じです。

太田さん:Aさんがまだお若いからかな? でも私は、一度顕微授精をしてみてもいいかもと思いますよ。

Mさん:いきなり顕微授精ですか?

太田さん:はい。私が最初に不妊治療をしたのも30代ですが、原因のひとつに精子の運動率の悪さがあって顕微授精をすすめられたんです。

でも、当時は抵抗があってできなかった。

Aさん:どうしてですか?

太田さん:まったくお恥ずかしい話ですが、勝手な思い込みです。

顕微授精って、1つの精子をピックアップして受精させますよね。実際には科学的な分析のうえで選ぶんですが、当時の私はお医者さんがピンセット持って「よーし、この精子にしよう!ピッ!」みたいなイメージがあって(笑)

全員:(爆笑)

太田さん:でね、生まれた子が人様に迷惑をかけたりするようなことがあったとき、「なんで先生は、この精子を選んじゃったの?」って恨んじゃいそうで(笑)。

でも結局、体外受精では受精卵ができなかったので、やっておけばよかったって、後悔しています。

Aさん:でもその後、顕微授精をされたんですよね?

太田さん:46歳で不妊治療を再開したときに。分割している受精卵を見たらね、感動なの。生きているんだ、ちゃんと命なんだ、って思えてうれしかったですね。

受精卵の分裂を見てそこにある命を実感

Sさん:わかります!

太田さん:だからね、まず顕微授精して受精卵が細胞分裂する写真を見てほしいの。

ご本人が若いから受精卵になりやすいし、治療の原動力になる。それを体に戻してもいいし、凍結させてタイミング法を続けてもいいと思います。

Aさん:今まで考えたこともなかったですが、治療の原動カって必要ですよね!

太田さん:それに病院はかえてもいいんですよ。私は3回かえました。
最初の病院は、採卵に麻酔を使わなかったの。もうこれが私にはとても痛くて!

Sさん:私は麻酔する病院を選びましたけれど、「少しでも自然なほうがいい」って麻酔をしない病院を選ぶ人もいますよね。

いろいろな選択肢があるから、自分に合った治療について考えるだけでも正直大変だなと思うことがあります。

「40代の終わりに一度、受精卵を体に戻そうかと思った」

太田さん:受精卵を子宮に戻すときは痛くないので、麻酔なしでもだいじょうぶ。移植時に画像を見せてくれる病院もありますし、ぜひ夫婦ふたりで見守ってほしいですね。大事な瞬間ですから!

Sさん:今悩んでいることは、いつ治療に区切りをつけたらいいか。
赤ちゃんができればいいですが、できなかったらどこで決断すればいいのかなって。

太田さん:むずかしいですよね。私の場合は、まだ決断できていないかもしれません。実は今も最後の受精卵を2つ、凍結しているんです。体に戻す予定日に東日本大震災が起きて延期になって。

Sさん:そのあと戻さなかったんですか?

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