【不妊治療専門医監修】妊娠を目指す!食事・アルコール&カフェイン・タバコ…なにが正解?

妊活女性・カップルにとっては、1周期ごとが真剣勝負。ご夫婦だけで妊活をしている人も、病院で妊娠治療を受けている人も「いざ妊娠へ!」とスタートを切ったら、できるだけ早く赤ちゃんを抱く日を迎えたいもの。そのために、最新で正しい知識は不可欠です。
今こそ「妊娠」という結果をめざすために、改めてするべきことを考えました。
データとエビデンスにもとづいてリプロダクションクリニック 松林秀彦先生に徹底解説していただきます。“妊活ダッシュ”を決めて、赤ちゃんを授かる夢に近づきましょう。
妊娠をめざす!ライフスタイルのことが知りたい
「赤ちゃんが欲しい」と思い、妊娠をめざすならライフスタイルを見直していきましょう!
食事はバランスよく
妊娠する力と食事については、最近、医学界でもとり上げられるようになりました。食事内容によって、子宮内環境が変化する、という論文も発表されています。
妊娠によいとされているのは、「質素倹約タイプ」の食事です。伝統的な和食は脂質が少なく、栄養のバランスにもすぐれています。抗酸化作用の高い緑黄色野菜、魚介類などを意識的にとりましょう。肉は週に3回以上、魚は週に1回以上、献立にとり入れるとよい、といわれています。
食事の工夫とともに、適正体重を保つこともたいせつ! やせすぎも太りすぎも妊娠にはよくありません。軽い運動を日常的にするのはもちろん◎!
アルコール、カフェインは控えめに
アルコール、カフェインともに摂取量が多すぎると妊娠率の低下を招きます。どちらもたしなむ程度にとどめましょう。
アルコールの目安量は1日あたり20g。ビールなら500杯 日本酒なら1合、ワインなら200程度です。 週に2日は休肝日を
もうけましょう。もちろん妊娠したら飲酒はNG!スムーズに移行できるように、節酒を意識するのがいいですね。
一方、カフェインは飲みすぎなければ、妊娠前、妊娠中ともに明らかな問題はないと考えられています。 カフェインの摂取目安量は、1日あたり100〜200です。コーヒーや紅茶は1〜2杯くらい、ココアなら2〜3杯程度が目安です。
絶対、禁煙 もちろん夫も!
たばこには多くの化学物質が含まれています。毒性物質は、精巣や卵巣にも集積。不妊症のうち3%は喫煙によるといわれています。
受精卵の質の低下、胎児の奇形の発生頻度の増加、流産の発生率が2倍に高まるなど、たばこの悪影響は多岐に及びます。たばこを吸っている人は、妊活を機にきっぱり禁煙を。
「絶対、禁煙!」は、夫も同様です。たばこは精子の濃度、運動率を下げ、奇形率を増加させます。
妊活はどうしても女性の負担がふえがちですが、男性にもできることはたくさんあります。精子にいい生活習慣を始めることもそのひとつです。
精子にいい生活習慣を意識して
●ブリーフよりもトランクス
●長風呂、長サウナは控える
●自転車、バイクに乗りすぎない
●育毛剤を使わない
●ひざ上でPC、モバイル機器を使わない
●禁欲しすぎない
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リプロダクションクリニック大阪スーパーバイザー。
産婦人科専門医、生殖医療専門医。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学産婦人科、東海大学医学部専門診療学系産婦人科准教授などを経て、2013年に「ふたりで取り組む不妊治療」をコンセプトにリプロダクションクリニック大阪にて、2017年にリプロダクションクリニック東京にて診療に従事。スピード感を重視した的確な治療に信頼が集まる。
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