3ページ目(3ページ中) | 【男性不妊体験談】YouTubeで話題!じょにぃさん「泌尿器科に行ったら、精索静脈瘤と診断。手術しました」

そこで、出産予定の産婦人科に転院してから話を聞き、加齢によって胎児の遺伝子トラブルが起こる可能性が高くなるとのことだったので、僕と妻の年齢を考えて受けることにしました。陽性だったときにどうするか、ハッキリとは決めずに受けましたが、「後でわかるより早くわかったほうがいい」と思ったのです。幸い、結果は陰性で、今年7月に出産しました。
【泌尿器科での再検査】なぜか精子の数値が改善しなかった
リプロダクションセンターの泌尿器科では、9月に再検査を行ないました。8月の精液検査の結果が良かったので、てっきり良い結果が出ると思っていたのですが、なんと、結果がすごく悪かったのです。精液濃度は1.42、精子の運動率はほぼ0%、総運動精子数はたったの6個だったので、こちらも数値はほぼ0でした。
先生に「8月に産婦人科で精液検査を行って、その時の結果はとても良かった」と伝えると確認してくれ、数字の違いに先生も驚いていました。
精液検査の結果がこんなにも違うのは、なぜ??
なぜこんなに結果が違うのか尋ねると、「もともと、精液のコンディションは毎回同じではありません。採精するプロセスによっても、結果に大きく差が出ることがあります」というお話がありました。
つまり、僕の採精方法のどこかに問題があるのかもしれないと思いましたが、これについてはどうしたらいいのか、いまだにわかりません。どこかのタイミングでもう一度検査してもらってもいいかもとは思いますが、まだ凍結胚が残っていますから、意味があるのかどうか。再度受診するにはまた予約の電話をしなければならないこともあり、迷っています。
不妊治療をスタートするなら、お金のリテラシーも高めるべき
今回、不妊治療にかかったお金は、排卵誘発のための注射や薬などで108,240円、採卵と顕微授精で167,320円、受精卵の凍結で132,500円。合計約40万円。これに泌尿器科での精索静脈瘤の手術費用をプラスすると、75万円ほどです。妻とは財布が別々で、この金額は僕のほうから出しました。基本的にカードで払い、出費を管理しています。
僕は2005年から投資を始め、YouTubeで投資の解説をする程度にはお金についての知識があったので、それほど気にならなかったとはいえ、75万円といえばかなりの出費です。今回は1回で着床したためこの金額ですんでいますが、何度も行えば何倍にもなりますし、受精卵を凍結しておくのにも費用がかかります。
不妊治療には助成金がありますが、医療費の還付金なども含め、国から給付されるものはこちらから申請しないとまったくもらえません。お金のリテラシーを高めるよう、常にアンテナを張っておくべきだと思います。(具体的には、ファイナンシャルプランナー3級程度の知識は知っておくといいかも!)
また、今の時代は、お金を現金で持っていても増えません。
投資というと「自由に動かせるお金がたくさんある人がするもの」というイメージを持つ人が多いのですが、実際に投資をしている人は、毎月1万円、2万円からしています。定期預金とは違って流動性が高いので、お金が必要になったときにはいつでも引き出せるというメリットもあります。
治療をしつつ老後の資金も貯めたい場合は、個人型確定拠出年金・iDeCo(イデコ)を活用する、なんていうのもおすすめですね。
男性も「自分ごと」にして積極的に不妊治療に関わって
精液検査での最悪の結果からの精索静脈瘤手術、顕微授精、着床、出産と、この1年ほどは本当にいろいろなことがありました。今、長男と3人で日々過ごしていると、ここまで順調に来られたことに感謝しかありません。
最初は僕も、「妻が子どもを欲しいと言っているから」とか「検査するならしてもいい」とか、どこか他人事でした。でも、泌尿器科を受診して、自分で行動し始めてから、何かが変わったように思います。
そうして行動した結果、受精卵が着床し、最初に心拍が見えたときのことは今でもよく覚えています。まだ1mmぐらいの大きさで人間の形にもなっていませんでしたが、あのときから、もう子どもへの愛情は生まれていたのかもしれません。生まれてみたらかわいくて仕方がないですし、今ではもう1人欲しいと思い始めているぐらいです。
撮影&ご取材は奥さまも同席。You Tube用の撮影もサポート!インタビュー時に「そのときはこうだった!」など奥さまから訂正がはいる場面も(笑)
僕と同じように、男性はなかなか「子どもを持つこと」について真剣に考えにくいでしょう。でも、例えば毎回一緒に通院したり、不妊治療でわからないことを自分で調べてクリアにしたり、そうやってできるだけ「自分ごと」にすることで、いろいろわかってくることがあります。
すると、妊活が面倒くさいことではなくて、自分たち夫婦にとって大事なことだと思えるようになって、より積極的になれます。男性には、ぜひそこまで踏み込んでもらえるといいなと思っています。
構成/松本夏菜 取材・文/荒木晶子 撮影/松木潤(主婦の友社)
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