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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識 排卵検査薬で排卵日の2日前に陽性がわかると妊娠しやすいは本当?【医師監修】

排卵検査薬で排卵日の2日前に陽性がわかると妊娠しやすいは本当?【医師監修】

2024/02/09 公開

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「できるだけ早く赤ちゃんが欲しいな」と思っていても、まずどんなことをすればいいかわからない人もいるのではないでしょうか。妊活初心者がよく活用するものの1つに排卵検査薬があります。

今回は、排卵検査薬でわかることや、その使い方などをレクチャーします。さらに、巷で言われている「排卵日の2日前にタイミングを取るのがいちばん妊娠しやすい」という噂について、専門家の意見をまじえて解説します。

排卵日予測検査薬ってなに?

排卵検査薬は、自分の尿や唾液を採取し、そこから自分の排卵日がいつ頃になるかを事前に予測するキットのことです。ではなぜ排卵日を前もって知る必要があるのでしょうか。

妊娠するには卵子と精子がタイミングよく出会うことが大切

妊娠をするためにはセックスをする必要がありますが、「セックスさえすれば妊娠できる」というわけではありません。

まず、卵子と精子が出会って受精することが、妊娠をするためには何よりも大切。ただ卵子は月に1回しか排卵されず、さらに排卵されてから約24時間しか生きていません。一方、精子の生存期間は2~3日です。

卵子、精子それぞれの特徴から考えると妊娠するには、まず排卵日を前もって把握。そして排卵日を見計らってセックスをし、タイミングよく卵子と精子を出会わせることが重要になります。

その排卵日を予測するのに便利なのが、排卵検査薬です。自分で手軽に検査できるので、妊活を始めたばかりの人でも活用しやすいのが特徴です。

排卵検査薬には日本製と海外製がある

排卵検査薬には日本製と海外製があります。尿で検査をするタイプは、海外製の方が比較的安価で、早くから排卵日の予測ができるタイプが多い傾向に。ただし品質が不確かなものもあるので、使い勝手などをよくチェックしてから選ぶようにしてください。

また、一般的に尿で検査をするタイプは使い捨てになりますが、唾液を採取して検査をするタイプのものは、半永久的に使えるものもあります。

関連記事→【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!海外製、唾液でチェックするタイプ…実際に使ってみてどうだった?

排卵検査薬の仕組み

排卵日が前もってわかる排卵検査薬。いったいどのような仕組みで予測するのかについてまとめてみました。

尿で検査をする場合

尿に排出されるLH(黄体形成ホルモン)の量の変化を察知することで、前もって排卵日がわかる仕組みです。

卵胞の発育をサポートして排卵を促すLH(黄体形成ホルモン)は、いつも少しずつ分泌されていますが、排卵日前に分泌量が急に増えるのが特徴。これを「LHサージ」といい、LHサージがみられてから約40時間以内に排卵するといわれています。

LHサージが検出されると排卵検査薬は「陽性」という判定になりますが、排卵検査薬によって「陽性」となるLH値は異なります。ちなみに日本製の排卵検査薬は30~50 mIU/mL以上検出されると陽性となるものが多いようです。また、海外製や国内製の一部の排卵検査薬の中にはLHの分泌量が20mIU/mLから「陽性」になるものもあります。

唾液で検査をする場合

排卵期が近づくと唾液中に含まれる塩分量が増えるという特性を活かし、唾液の結晶を見て排卵日を予測する仕組みです。

普段の唾液の結晶は斑点模様ですが、排卵期に近づくとシダの葉状になります。
ただし結晶の見方にコツがいるため、慣れるまでに少し時間がかかる可能性も。

ちなみに尿で行う排卵検査薬でも、唾液を採取して確認する排卵検査薬でも精度はどちらも同じくらいとされています。

基礎体温では正確な排卵日予測はできない

排卵日を確認する方法としてよく名前があがるのが、基礎体温です。基礎体温から排卵日をどう予測するのでしょうか。

基礎体温は、生理初日から排卵日までが低温期、排卵日から次の生理予定日の前日までが高温期になります。また、排卵が起こる前日から排卵日にかけて体温がガクンと下がる人もいますが、全員ではありません。もし下がらなくても心配しなくてOKです。

3周期ほど測ると自分の生理周期が規則的か、何日周期かというのを把握でき、そこから排卵しそうな日を予測することができます。ただ、排卵検査薬よりも精度は高くありません。できれば基礎体温で排卵しそうな時期を把握しておき、実際の排卵期になったら排卵検査薬を使って具体的な排卵日を予測するのがいいでしょう。

ちなみに、排卵日を予測するのに一番精度が高いのは、医療機関で行う超音波検査になります。

排卵検査薬の使い方

排卵検査薬はどのように使うのでしょうか。尿と唾液、それぞれの使い方、注意点などをみていきます。

尿での検査方法

1)本体に尿をかける、尿にひたす

まず本体を取り出して尿をかける部分を確認します。その後一定時間、尿をかけます。検査薬によっては清潔な紙コップに尿を一度採り、そこに浸すものもあります。

2)検査薬を水平なところに置いて待機

尿をかけたあと、水平なところに置いてしばらく待ちます。

3)結果をチェック!

正しく検査ができたかを確認する箇所に、線が出ているかをみましょう。正しく検査が完了していることを確認できたら、次に判定結果がわかる箇所を確認します。多くの検査薬では、線が出ていたら陽性、線が出ていない、とても薄い色の場合は陰性になります。詳しい陽性、陰性の見分け方については、各検査薬の添付文書を確認してください。

「線の濃さで陽性、陰性って判断ができるか自信がない…」という人は、マークで陽性か陰性か判別できる排卵検査薬もあります。

尿をかける時間や、結果が出るまでの時間などは、排卵検査薬によって若干違うので、使う前に必ず説明書をよく読むようにしましょう。

なかでも「検査完了サインが出たらすぐに判定してください」とあるものは、時間が経過すると線が濃くなってしまうものも。そうなると正しい判定結果が得られないので、前もって確認をしておくことが大切です。

検査をする際にいくつか注意点があり、検査前に激しい運動や大量に汗をかくようなことは避けましょう。また、大量に水分を摂取するのも控えてください。

唾液での検査方法

排卵検査薬のセットに入っている板状になったガラスに唾液を塗って乾燥させます。数秒たったら結晶の形をみることができる顕微鏡で、唾液の結晶状態を確認し、陽性かを判定します。

唾液による排卵検査薬のセット内容はそれぞれ異なり、唾液の採り方、結晶の確認法なども違います。検査前によくチェックするようにしましょう。

尿による検査方法も唾液による検査方法も、できるだけ同じ時間帯に検査することが望ましいです。また、流産後や出産直後はホルモンの分泌が安定していないので、正しい判定結果が得られないことも。生理が再開してから使うようにしましょう。

排卵検査薬で陽性が出たら

尿による検査法だと、ほとんどの検査薬では陽性が出た日=排卵1日前ということになります。一方、唾液の検査の方が尿の検査法より早めに陽性となる可能性があります。

妊娠率を高めるためには、陽性が出た当日と翌日はタイミングを持つようにするのがおすすめです。

排卵日の2日前にタイミングをとると妊娠しやすいのか!?

妊活をしている人の中には「排卵日の2日前にタイミングを取ると妊娠の可能性が高い」という噂を聞いたことがある人もいるでしょう。実際はどうなのでしょうか。

明確な理由はわかりませんが、海外での研究によると「もっとも妊娠しやすいのは排卵2日前」とするデータがあります。

年齢別 妊娠しやすい日の自然妊娠率

排卵1日前から陽性になるタイプの排卵検査薬を使う場合は、判定結果のラインが陽性サインより若干薄い時期からセックスをすると妊娠率が高められるでしょう。

海外製の排卵検査薬と一部の国内製の排卵検査薬には、排卵日2日前からわかる感度の高いものもあります。ただ多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や、常にLHの分泌量が高めの場合は、排卵日2日前以前から陽性が出てしまう場合があるので、注意をして使いましょう。

間違えないでほしいのは「排卵日2日前にセックスをしないと妊娠できない」わけではありません。あくまでも排卵日1日前、排卵日にタイミングを持つよりも妊娠する確率がより高くなるだけです。可能であれば排卵日の2日前だけでなく、排卵日当日まで続けてセックスをするといいでしょう。

排卵日の2日前の性交で産み分け(女の子希望)できるって本当?

大阪市立大学医学部医学科卒業。総合病院、不妊治療クリニックなどで勤務。現在は、都内の複数のクリニックで診療にあたる。アロマや漢方、心理療法などにも精通し、患者さんの悩みに一緒にじっくり向き合い、それぞれにあった解決法を提案してくれる。著書に『オトナ女子のためのスメらない手帖(健康美人シリーズ)』(主婦の友社インフォス)がある。

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