排卵検査薬の陽性の見方や陰性の見分け方、その対処法[医師監修] | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 排卵検査薬の陽性の見方や陰性の見分け方、その対処法[医師監修]

排卵検査薬の陽性の見方や陰性の見分け方、その対処法[医師監修]

2023/01/01 公開
2023/12/31 更新

画像ギャラリー

妊娠を希望する人の中には排卵検査薬を使っている人は少なからずいると思いますが、陽性の見方がわからないという疑問も多くあります。そこで、陽性、陰性の判定結果の見方や陽性=排卵しているのか、陰性が続くのはどうして?など、素朴な疑問を専門家に答えてもらいました。そのほかおさらいとして、排卵検査薬の仕組みや使い方などもお伝えしていきます。

卵検査薬とは?

妊娠するためにはベストな時期にセックスをすることが大切ですが、そのベストな時期というのが排卵期になります。排卵期を知るために排卵日を予測する必要があり、そこで役立つのが排卵検査薬(正式名称は排卵予測検査薬)になります。では、なぜ妊娠するためには前もって排卵期、排卵日を知っておく必要があるのでしょうか。

卵子と精子が会って受精することが妊娠の第一歩

娠は卵子と精子が会って受精し、それが子宮に着床することで成立します。セックスをすると男性側からは一度に約3億匹の精子が放たれ、そのうちの一部が女性の子宮へ。そして卵管を通過し、卵子のもとへ向かいます。

一方で女性側の卵子は1カ月に1度しか排卵されないため、卵子が排卵されてくるタイミング、すなわち「排卵日」をねらってセックスをすることが重要です。

精子が2~3日に対して、卵子は24時間ほどしか生きられない

さらに、精子は射精されてから2~3日間生きているのに対し、卵子の生存期間は排卵されてからわずか24時間ほど。そこから考えると精子が女性の体内に先にスタンバイし、排卵されてくるのを待っている状態の方が妊娠しやすいといえます。妊娠したいなら排卵検査薬を使って排卵日を予測し、それにあわせてタイミングを取るようにしましょう。

排卵検査薬の仕組み

排卵検査薬は大きくわけて尿から排卵日を予測するタイプと、唾液から排卵日を予測するタイプの2つがあります。それぞれどのような仕組みで排卵日を予測するのかをまとめてみました。

尿から排卵日を予測するタイプ

女性の体はさまざまなホルモンによって支えられていますが、その1つにLH(黄体形成ホルモン)があります。主に卵胞の育成や排卵を促す働きをし、日々、少しずつ尿に分泌されていますが、排卵日近くになるとその量が急に増えるという現象がみられます。これが「LHサージ」というもので、その現象がみられてから約40時間以内に排卵が起こります。

尿から排卵日を予測するタイプの排卵検査薬は、尿に含まれる成分の変化からLHサージをキャッチし、排卵日を予測する仕組みになっています。LHサージをキャッチすると「陽性」になり、LHサージをキャッチできないと「陰性」という判定結果になります。

排卵検査薬のなかにはLHの分泌量が少なめの時から「陽性」になるものがあります。そういったタイプの排卵検査薬は、排卵日約2日前から察知できる仕組みになっています。

唾液から排卵日を予測するタイプ

排卵日付近になると、唾液に含まれる塩分量が急増します。それを活用して排卵日を見通すのが、唾液から排卵日を予測するタイプの排卵検査薬です。採取した唾液を乾かして結晶化させ、その結晶の形から排卵が近いかを判定します。

排卵検査薬の使い方

尿から排卵日を予測する排卵検査薬と唾液から排卵日を予測する排卵検査薬、それぞれどのように使えばいいのでしょうか。また、生理周期のいつ頃から排卵検査薬を使えばいいのかについても解説します。

尿から排卵日を予測する排卵検査薬の使い方

① 排卵検査薬本体を袋から取り出し、採尿部に尿を数秒かけます。または紙コップなどにいったん尿を採り、そこに本体を浸すタイプのものもあります。

② 排卵検査薬本体を水平な場所に置いてしばらく待ちます。

③ 所定の時間が来たら正しく検査できているかを確認し、次に判定結果で陽性か陰性かを確認します。

唾液から排卵日を予測する排卵検査薬の使い方

1)唾液を採って乾燥させます
2)乾燥させた唾液の結晶を、顕微鏡のような本体で見て模様を確認します。

卵検査薬を使う時期

「排卵検査薬って生理周期のいつ頃から使えばいいのかな」と考えている人もいるでしょう。「いつ陽性になるかわからないから…」といって毎日検査するのは、手間もコストもかさみます。

そこで参考にしたいのが基礎体温です。基礎体温を測定して記録をつけることで「だいたいこの日ぐらいから検査してみよう」と、見当をつけることができます。

基礎体温は、婦人体温計を口の中に入れて測定します。普通、基礎体温は二相に分かれ、生理初日から排卵日までが低温期、排卵日から次の生理予定日の前日まで高温期になります。自分の生理周期が規則的か、何日周期かというのが3周期ほど測定を続けるとわかるので、その測定データを目安に排卵検査薬を使う日を決めましょう。

生理周期が規則的な場合は、次の生理開始日の17日前から排卵検査薬の使用を。生理周期が乱れがちな場合は、最も周期が短かった時の生理開始日の17日前から排卵検査薬を使ってみてください。

排卵検査薬を使う前の注意点

排卵検査薬を使う前に大量に汗をかく、激しい運動をするのは避けてください。また、大量の水分摂取も控えた方がいいでしょう。さらに、流産後や出産後はホルモンバランスが不安定なため、正しい判定結果が出ないことも。生理が再開してから排卵検査薬を活用するようにしてください。

その他、排卵検査薬によっても使い方や、判定までに要する時間なども異なるので、検査前には取扱説明書などを注意深く確認することが大切です。

排卵検査薬の陽性、陰性の見方

排卵検査薬で検査した後の陽性、陰性の見方について、尿で検査するタイプの排卵検査薬と唾液で検査するタイプの排卵検査薬に分けてレクチャーします。

尿で検査するタイプの排卵検査薬の見方

一般的には、排卵検査薬本体に検査が正しく終了したかを表示する箇所と、検査の判定結果を表示する箇所の2つがあります。どちらが何を表すものかを必ず説明書などで確認しておいてください。

検査の終了確認を表示する箇所にラインが出ていたら、次に検査結果を表示する箇所をチェックします。
ラインで表示をするタイプの多くの排卵検査薬では、ライン有=陽性、ライン無し=陰性という判定になります。

ただ「ラインは見えるが、色が説明書の見本に比べて薄い」などの時は、排卵検査薬によって判断の仕方が違うので、必ず取扱説明書を事前に読むようにしましょう。

「ラインでの表示だと色が微妙な時に陽性か陰性か迷ってしまう……」という人のために、マークや文字などで陽性か陰性かパッとわかるものもあります。

唾液で検査するタイプの排卵検査薬の見方

陰性の場合は結晶の形は斑点模様になりますが、シダの葉のように細かい線状の形の結晶が見えたら陽性となります。ちなみに尿から排卵日を予測する排卵検査薬は使い捨てタイプのものが主流です。

一方、唾液による排卵検査薬は、尿タイプに比べて高額ですが半永久的に使えるものが多い傾向にあります。ただ、結晶の形を見て判断するため、慣れるまでに多少時間がかかる人が多いようです。

排卵検査薬で陽性が出た場合の対処法

多くの日本製の排卵検査薬の場合、排卵検査薬で陽性と出たら、その日が排卵日1日前になります。陽性判定が出てから40時間以内に排卵するので、陽性が出た当日、可能ならさらにその翌日はセックスをするのがベターです。

また、海外では「排卵日2日前にタイミングを取ると一番妊娠しやすい」という研究結果もあります。排卵日1日前を予測する排卵検査薬の場合、薄くてもラインが表示された日もセックスするといいでしょう。

ただし無理をすると、妊活自体がストレスになってしまうので、1回タイミングを取ったらあとは2人の気持ちや意思を大切にしてください。

排卵検査薬の陽性、陰性についての疑問に回答!

排卵検査薬を使った際、陽性、陰性についての見方や解釈の方法で疑問に感じやすいものをピックアップして解説します。

陽性=排卵しているということでしょうか?

排卵検査薬で陽性が出ても必ず排卵しているとは限りません。ホルモン分泌もちゃんと排卵前の状態で、基礎体温も二相になっているのにもかかわらず、排卵していないというケースがあります。

排卵検査薬を使ってタイミングを合わせてセックスをしているのに6カ月経っても妊娠しない場合は、きちんと排卵しているかなど、一度産婦人科で検査を受けてみてください。

また、35歳以上で排卵検査薬を使ってタイミングを取ったのに、1~2周期経っても妊娠しなかった場合は、できるだけ早めに受診をしましょう。

陽性が5日間も続きます。その理由は?

平常時からLHの分泌量が高めの場合は、陽性が長い間続くことがあります。こういった方の中には、排卵しづらくなる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や卵巣機能不全があるためにLHが高めなことがあり、この場合は医療機関の受診が必要になることがあります。

また、すでに不妊治療で何らかの薬剤を投与されている場合も陽性が続くことあります。目安としては、2周期連続で5日以上陽性が続くようなことがあれば、一度産婦人科を受診して相談を。

排卵検査薬で陰性(もしくは薄い陽性の線)しか出ない場合の理由とは?

もともとLHサージの時間が短い、LHの上昇濃度が少ない場合、排卵検査薬がLH<サージを認識できないこともあります。ただ、この場合は、排卵してその後に黄体ホルモンがきちんと分泌されていれば、特に問題はありません。

また、生理周期が不規則のため排卵時期がずれていることも考えられます。生理周期が乱れがちな人は別の周期に再トライしてみてください。

ただ、排卵検査薬も陰性のままで基礎体温も高温期にならない、高温期になったとしても10日より短い場合は、産婦人科できちんと排卵しているか、受精卵が子宮にしっかり着床するようサポートしてくれる黄体期ホルモンが充分に出ているかを診てもらうといいでしょう。

排卵検査薬についてもっと詳しく知りたい!
排卵検査薬の仕組みと正しい使い方、排卵日を予測できるタイミング
排卵検査薬の使い方と妊娠のためのベストなタイミングの取り方とは?無排卵でも陽性になる?

\\あかほし会員ならプレゼント!//


あかほし会員には『妊活パーフェクトガイド』を1人1冊お届けします!
新規会員登録、会員情報更新より住所を登録ください。登録いただいた住所にお送りします。
※お送りは1月末を予定しています

すでに会員の方はログイン後、会員情報更新より住所登録をお忘れなく!

▷▷あなたの妊活2023を教えてください
アンケート回答募集中!こちらから


妊活スタート!治療の流れ

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
>>病院検索はこちらから

●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

>>病院検索はこちらから

大阪市立大学医学部医学科卒業。総合病院、不妊治療クリニックなどで勤務。現在は、都内の複数のクリニックで診療にあたる。アロマや漢方、心理療法などにも精通し、患者さんの悩みに一緒にじっくり向き合い、それぞれにあった解決法を提案してくれる。著書に『オトナ女子のためのスメらない手帖(健康美人シリーズ)』(主婦の友社インフォス)がある。

X LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる