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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 東尾理子さん「不妊」という言葉に違和感を感じた〜妊活振り返り1万字インタビュー 7ページ目(7ページ中)

7ページ目(7ページ中) | 東尾理子さん「不妊」という言葉に違和感を感じた〜妊活振り返り1万字インタビュー

2020/02/19 公開
2023/09/14 更新

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人に期待しないって言ったら変ですが、人を動かして自分を幸せにすることはしないようにしているんです。自分の考え方や、やり方で自分を満足させられればいいかなと。だから私は自分の想いをしっかり伝えますし、我慢せずになんでも言います。

たとえば、夫に自己注射を打ってもらったこともそう。自分でやったほうが痛くないし、楽だったんですけど、この気持ちを味わって欲しいと思って、経験として1回だけお願いしました。彼も嫌がらずにやってくれましたね。

あと病院へ胚盤胞に育ったかどうかの結果を聞く電話をかけてもらったこともありました。でも電話のかけかたが下手で、最初に「石田純一ですけど…」ってまわりくどいんですよ。まあそれも経験だと思って、温かく見守っていましたが(笑)。

――妊活中、励まされたことはありましたか?

ダメだったときは、夫は私より残念がっていたと思います。

私が夫に結果を伝える頃には、すでに時間がたってるので私の気持ちは次に向いているんですけど、彼は自分もショックだし、なんて声をかけていいかわからないようで…。言葉にならない言葉を一生懸命作ろうとしているのは伝わってきました。おいしいごはんを食べに行こうって誘ってくれたりして、彼なりに励まそうとしてくれていたと思いますね。

妊活グッズ、子宝スポット…楽しいことだけを取り入れていました

――妊活中、ブログを通じてお茶会を開催されていましたよね。

最初は「妊活に関する情報を集めたい」と思って始めたんですが、途中からは「この場を求めている女性がたくさんいるんだな」と感じて続けていました。

お互いその場で知り合って、特に自己紹介もせずに別れてしまう方も大勢いましたから、身内、とくにパートナーの悪口も思いっきり言えるんですよ(笑)。もちろん、連絡先を交換して仲良くなった人もたくさんいるんですけど、強制的に自己紹介をするわけではなかったので、すごく盛り上がっていました。

みんな話がしたいんだなって思いました。お茶会に来たときの表情と帰っていくときの表情が違うんです。みなさん、すごくいい顔をして帰っていかれる。だからいつも「やってよかったな」と思っていました。

――お茶会で得た情報は、活用されていたんですか?

これがよかったと聞けば、一応全部やってみるんですが、自分には合わないと思ったら、すぐにやめていました。

たとえば「漢方がいい」と聞けば、一度は飲んでみるんですけど、私には苦くて飲み続けられないと思ったので、すぐにやめました(笑)。他にもよいと聞いたサプリを飲んだんですが、私、それを飲んだら吐いてしまって。これだけ強い作用があるんだから、私には合わなかったけれど、きっと合う人がいるんだろうと思ったり。

そうやって、合うもの・合わないものを自分で見定めていって、自分に合うものだけを都合よく取り入れていました。

妊活に関しては、自分に素直になって、無理しませんでしたね。治療のためにスケジュールを強引にあわせることもしませんでしたし、休みたいと思ったら休んでいました。

――子宝グッズを持ったり子宝スポットへ行くことはありましたか?

お茶会で、みなさんから子宝によいグッズをたくさんいただきました。子宝草とか、エケコ人形とか、こうのとりキティのストラップとか、妊娠してる友達が描いた赤富士とか。

子宝神社などにも行きましたよ。自分の実家と夫の実家のお墓参りにも行きました。ただこれは旅行するいい理由で(笑)。両親からは「わざわざありがとう」って感謝されましたが、私にとってはすごく楽しかったし、いい思い出です。

ハワイへ行けば、クカニロコ・バースストーンっていうパワースポットへ行きましたし、韓国へ行けばよもぎ蒸しをしました。そうやって楽しいことだけをやっていましたね。

――では妊活中にストレスを感じることはあまりなかった?

そうですね…身体的なストレスとしては、体外受精で排卵誘発剤を使ったときがきつかったかな。心理的なストレスとしては、努力をしても報われないという理不尽さとか…そういう思いはたくさんあったと思います。

――そういったストレスはどうやって解消していたんですか?

うーん…寝たりとか?(笑)。だって、どうしようもないですからね。自分の手に負えないものに対しては、もうしょうがない。そこは切り替えて「じゃあこの先どうしよう?」と常に考える。

たとえば、コーヒーをこぼしたとします。「こぼしちゃった」って見ているだけではどうしようもないですよね。とりあえず拭くとか、次の行動をしなきゃいけない。ただ眺めていても染みこんで悪化していくだけですから。

医師に言われるがままの治療は、一番もったいない!

――うまくいかなかったときは、どんなことを考えていたんですか?

まだやっていないこと、できることは何かなって考えていました。

次は漢方にトライしてみようと考えたり、鍼灸やホットヨガをやってみたり、ストラップをつけてみたり。でも一番続いたのは葉酸が入ってるサプリかな。鍼灸も続いたと思います。

――今日は鍼灸の日だから行かなきゃ!のようなプレッシャーはなかったんですか?

なかったですね。鍼灸は施術を受ければ気持ちがいいし、行けるときに行っていただけだったので。面倒なのは続きませんから(笑)。

――では、これをやったから妊娠できた!みたいなことはありますか?

あれば言いたいんですが…。ゴルフがうまくなりたいとか、英語をしゃべれるようになりたいとかなら、いっぱいあるんですけど、妊娠ってないんですよね。

ただ、治療するにあたって、医師に言われるがままにするというのが、一番もったいないとは思います。日本には世界で一番多く不妊治療の病院があるんですから、治療しようって決断して始めたのなら、自分に合った病院を選んだり、医師を選んだりすることは、やらなければならないことだと思いますね。

ドクターから言われるがままに進めて、結果がでないまま時間だけが過ぎたらもったいないでしょう? 先生がその人の人生の責任をとってくれるわけでもないですし。

自分で情報を求めて勉強して、どういう治療法があるのかをテーブルに並べて、自分はこの治療をやってみたいです、って選んでいくべきだと思います。もし自分がやりたいと思った治療が、そのクリニックでできないのであれば、クリニックを変えていいんです。

関連リンク:自分にあったクリニックを条件から探してみよう!

――いろいろと調べると他のクリニックがよく見えてしまって、転院を悩むこともありますよね?

転院したいと思ったら、すればいいと思いますよ。自分が後悔のないような行動をすればいいんじゃないかな。

たとえば友達がそのクリニックで妊娠したからといって、自分も必ずそこで妊娠できるわけではないですが、試してみることが前進につながると思うんです。その人にとって効果があった治療が、自分にも絶対によい治療というわけでなくても、「試してみたい」という気持ちに動くということが、前進できる行動だと思います。

だから、ときどき「転院で迷っています」という声を聞きますが「なぜ迷うの?」って思うんです。物理的に通いにくいクリニックへの転院なら、迷う気持ちもわかりますが、そうではないなら、自分がやってみたいという気持ちに素直になるべきだと思いますね。

妊活で得たのは「ものごとを前向きに考えるコツ」

――妊活を通して得たものはありますか?

私、自分が妊活で通院するまで、「子どもはいつつくるの?」とか「子どもはまだなの?」ということを平気で聞いていたんです。こういった会話はとてもセンシティブなことなのだということを、自分が病院通いして初めて知りました。

自分の言葉によって、これまで人を傷つけてきたかもしれないと思うし、もうちょっと考えて話す必要があると感じるようになりましたね。

自分が当たり前だと思っていることが、人によっては当たり前じゃないということは、妊活だけではなくて、さまざまな面であるのだろうという気付きを得たと思います。

――妊活で一番つらかったことは?

どんな努力をしても、お金をかけても願いが叶わない場合があるということです。

――でも、そんなつらいなかでも、気持ちを前向きに切り替えられてこられました。

そうじゃないときももちろんあったんでしょうけど、覚えていません。寝たら忘れるので(笑)。心は切り替えられるけれど、身体はコントロールできませんでした。だからすぐ病院を変えたんです。

――東尾さんとお話をしていると、すごく前向きだなと感じます。なぜそのように考えられるんですか?秘訣は?

私、こういう話をさせていただくまで、自分が前向きだとは思っていなかったんです。妊活のインタビューを受けると「すごく前向きですね」って言われることが多くて、「私って前向きなんだ」と初めて知りました。

「なんでだろう?」と考えてたどりついたのは、ゴルフでの練習です。ゴルフはミスショットをしても、すぐに忘れて頭を切り替えないといけません。球を打つ練習もたくさんしますが、そういったメンタルトレーニングもたくさんしてきたんです。

たとえば、脳は、否定形を考えられないんですね。「右に打ちたくない」って考えたとしても、脳は否定形を考えられないから「右」という言葉しか残らない。だから右にいってしまいます。

ダイエットのために「ケーキは食べない」って考えると、ケーキが食べたくなりませんか?脳は否定形を考えられないから、残るのは「ケーキ」だけなんですよ。だから、そういうときは「ブロッコリーを食べる」「サラダを食べる」と考えれば、ケーキのイメージが消えるんです。

ゴルフでそういう練習をしてきたので、「~できない」「~したくない」ではなくて、「~しよう」「~すべき」と、前向きに考える癖がついているんだと思いますね。

――では最後に、現在妊活中のに方にメッセージをお願いします。

今、これを読まれているということは、妊活の情報を求めているということですよね。その時点ですごく頑張っている方だと思うので、頑張ってという言葉が一番いらない言葉だと思います。今努力している自分をほめてあげてほしいです。

そして、男性のみなさん!今自分が思っている100倍、奥さんにやさしくしてあげてください!(笑)。奥さんを「手伝う」んじゃなくて、「やる!」んです。「手伝う」っていう心構えがもうダメです。「手伝う」っていうその心を、奥さんは嫌がってますよ(笑)。

【Profile】東尾 理子(ひがしお りこ)さん
1975年11月18日生まれ。A型。元プロ野球選手の東尾修氏の長女でプロゴルファー。8才でゴルフを始め、アマチュアプレイヤーとして活躍。1999年8月にプロテストに合格。2009年12月には俳優・石田純一氏と結婚。2012年に長男、2016年に長女を出産、2018年4月に第3子を出産しました。

『東尾理子 「不妊」じゃなくてTGP 私の妊活日記』


(主婦の友社)

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