2ページ目(2ページ中) | 【30代前半】ママ&パパになりたい!本当に「まだ大丈夫」!? 時間をムダにしない妊娠までのベストルートって?妊活プランを医師に聞きました
その代表的なものが、ピックアップ障害です。
ピックアップ障害とは、正常に排卵していても、卵管が卵子をうまくとり込むことができず、精子との出合いの場に到達できないというもの。原因不明の不妊には、このピックアップ障害が隠れている場合が多い、と考えられています。
ピックアップ障害があるならば、タイミング法や人工授精をしても、卵子と精子が出合うことはできません。ステップアップの順番にこだわらず、体外受精を検討するのが近道です。
「30代前半で妊活スタートしました」体験談
30代前半で妊活をはじめ、妊娠された3名に体験談を伺いました。妊活ヒストリーも参考になります。
専門クリニック指導の人工授精。1回目で妊娠!
●マリーさん 34歳・妊活歴9カ月
新婚旅行後、自己流の妊活をスタート。自宅近くのクリニックで基本検査を受けましたが、夫婦ともに異常はありませんでした。
同じ病院指導の人工授精でも、不妊治療専門クリニックに転院したら1回目で妊娠。私にとって相談しやすい女医さんだったのも、高ポイントでした。温活、漢方のほか、子宝スポットめぐりもレジャー感覚で楽しんだのがよかったかな。
【マリーさんの 妊活 history】
33歳
基礎体温をつけながら、自己流タイミング法
↓
自宅近くの婦人科でタイミング法、人工授精に数回トライ
34歳
『赤ちゃんが欲しい』で読んだ不妊治療専門クリニックに転院、人工授精1回目で妊娠

胎嚢が確認できた日、自宅に戻るとカギにつけていた、あかほしのこうのとりキティがいなくなっていました。私のおなかに来てくれた♡
治療に専念するため、一時休職を決断。体調をととのえて体外受精へ
●Hさん 32歳・妊活歴2年
じつは稽留流産を経験していたというHさん。
通院と仕事の調整がなかなかしづらいことから、体外受精のステップアップを機に営業職の仕事を一時休職することに。
「休職中に授かりたいとヨガをしたり、食べ物に気をつけたりしました」
好きなアーティストのライブへ出かけるのも、治療のモチベーションを上げる一助に。

骨盤のゆがみをとりたくてヨガも。

豚のしょうが焼きで温活ごはん。
大豆イソフラボンがいいと聞き、みそ汁もできるだけ食卓に。
【Hさんの妊活history】
30歳
自己流で妊活をスタート
31歳
不妊治療専門クリニックへ。
タイミング法半年、人工授精2回
33歳
営業の仕事を一時休職。
準備期間をへて、体外受精1回目で妊娠
低AMHで卵子の在庫数が少ないことが判明。体外受精に踏み切り妊娠!
●Mさん 33歳・妊活歴3年
納得いく治療を受けるために遠距離通院を決断!
ブライダルチェックで「AMHが低い。自然妊娠はむずかしいかもしれません」と言われたときは、突然の宣告に頭が真っ白に。当時私は30歳で、卵子の残りが少なくなっているなんて思いもしなかったんです。
地方都市在住で、近くに不妊治療専門クリニックはありません。
まずは近所の産婦人科で妊活のサポートをしてもらおうと、タイミング法、人工授精に6回ずつトライ。
けれど、期待もむなしくリセットしてしまうことが続きました。
体外受精にステップアップするしかない! 覚悟を決めて、自宅から電車で2時間半、大都市圏にあるクリニックに通うことにしました。遠いけれど、院長の治療方針に共感したこと、体外受精の成功率が高いことが決め手に。頻繁に通院できないので、自己注射も頑張りました。
凍結胚移植の前に、治療を休んでリフレッシュ!
先生が初診時におっしゃったのは「3回体外受精をして結果が出なかったら、転院したほうがいい。3回、いっしょに頑張りましょう!」という言葉。へんに期待を持たせない説明が、私にはすごく合っていました。
1回目は新鮮胚移植を試みましたが、妊娠には至りませんでした。2回目は5〜6個受精したうち、1個を凍結。この周期はおなかが腫れて移植は見送りになりました。
その後の2カ月は治療を休んでリフレッシュ!夫婦デートを満喫しました。

移植の少し前に大好きなディズニーランドへ!パークを遊びつくした♡

渓流を身一つですべりおりるキャニオニングにも。気持ちよかったー!
そして、前回の採卵でただ1つ凍結できた「奇跡の卵」を移植する日。
「さあ!」と気合いを入れてクリニックに向かったことは忘れません。
妊娠がわかったときは、あの卵が本当に奇跡を起こしてくれたんだ、と喜びに包まれました。
AMHが低くても、いい卵が排卵できればチャンスはある!早めに体外受精に踏み切ったこと、信頼できるクリニックを見つけられたこと、そして何より夫婦で協力して妊活できたことがよかった、と思っています。

移植前の受精卵。成長している卵の様子に胸がいっぱいに。グレードは「3BB」。
【Mさんの妊活 history】
30歳
ブライダルチェックで低AMHと診断される
31歳
近所の産婦人科で病院指導のタイミング法を6回、人工授精を6回実施
32歳
不妊治療専門クリニックに転院し、体外受精にステップアップ
33歳 2回目の移植で妊娠!

「赤ちゃんが欲しい」の妊活遠足企画で東京・雑司が谷の鬼子母神ツアーへ。
全国のあかほし読者さんの絵馬を代理奉納したのもいい思い出。子授けのご利益もあった!
関連リンク:うれしい報告が続々!人気企画が帰ってきた/ざくろ絵馬カードのパワーにあやかろう
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順天堂大学医学部卒業後、同大学産科婦人科教室入局。越谷市立病院産婦人科、高崎ARTクリニック院長、加藤レディスクリニック勤務などをへて、2014年より現職。医学博士、日本産婦人科学会専門医。
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