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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識 妊娠を目指すなら、どんな運動を何分すべき?妊娠前からできる「プレコンセプションケア」をドクターに聞いてみた

妊娠を目指すなら、どんな運動を何分すべき?妊娠前からできる「プレコンセプションケア」をドクターに聞いてみた

2024/03/10 公開

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「プレコンセプションケア」を知っていますか?これは将来の妊娠を考えながら、自分の体と心の状態を知り、妊娠前から体の調子や生活習慣をととのえていくこと。

では、赤ちゃんを迎えるために、妊娠前の女性が気をつけるべき心と体のケアや生活習慣とは?当たり前すぎて今さら主治医には聞きにくい読者からの素朴な疑問に、プレコンセプションケアの普及に力を入れている「さっぽろARTクリニックn24」の藤本尚院長に答えていただきました。

どんな運動を何分すべき?

仕事が忙しいこともあり、何も運動していません。運動することで、妊活にどんな効果がありますか?ジムに入会したり、何か道具をそろえたりするのはおっくうなのですが、どんな運動を、どの程度するべきか教えてください。(32歳/妊活歴1年半)

【ドクター回答】何でもいいので長く続けることが大事

運動をすることで、全身の筋肉を使います。筋肉には血液を循環させる働きや、体の熱を生み出す働きがあります。

血行が悪いと、体は生命維持に重要な器官(胃や肝臓など)へ重点的に血液を送ろうとし、子宮や卵巣への血液はあと回しになってしまいます。運動で血行を改善し、体の各器官に十分な栄養を届けましょう。

「どんな運動を1日何分したらいいですか」とよく聞かれるのですが、大事なのは長く続けること。ジムに入っても、続かなければ意味がありません。

たとえばひと駅ぶん歩く、階段を積極的に使う、歯磨きや料理をしながら、かかとの上げ下げをするなど、何でも構いません。電車の中や信号待ちの際にお尻の穴を引き締めるように背筋を伸ばして立つ「体幹引き締め」もおすすめです。

最初は1日10 分でもいいので、無理なく続けられることから始めましょう。

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札幌医科大学医学部卒業後、札幌医科大学産婦人科教室に入局。同大学講師、神谷レディースクリニック副院長をへて、2014年にさっぽろARTクリニック、19年にさっぽろARTクリニックn24を開院。早くからプレコンセプションケアに力を入れ、プレコン相談室を開設。プレコンYOGAなども実施している。
医学博士。日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医。臨床細胞学会細胞診専門医。

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