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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識 性交渉の回数が多すぎると治療に支障をきたすことってあるの?夫婦生活どうする?ドクターに聞いてみた

性交渉の回数が多すぎると治療に支障をきたすことってあるの?夫婦生活どうする?ドクターに聞いてみた

2024/01/11 公開

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多くの夫婦が抱える「赤ちゃんができない」という悩み。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。しかし、不妊治療には時間的なリミットがあるのも事実。

遠回りしないためにも、体のことはもちろん、治療内容をきちんと理解することも大切です。そこで山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生に質問。読者からの疑問に答えてもらいました。

不妊治療の間にタイミングをとってもいい?

質問者データ
33歳/夫の年齢40代/妊活歴1年3ヵ月
現在の状況:タイミング指導8回、人工授精2回

前の周期に1日おきにがんばったら、精子運動率がダウンしてしまったようです。人工授精にもトライしていますが、治療の間にセックスをすると影響があるのでしょうか?

関連記事:【夫がショックをうけています】精子の数値をよくするためにできること、ありませんか?

【ドクター回答】性交渉をもちすぎて治療に支障をきたすことはほとんどありません

一般論として、人工授精の前に禁欲して、精子をためる必要はありません。私はむしろ人工授精後の夫婦生活をぜひおすすめしたいと思います。

「性的な刺激をもつことが体を妊娠しやすい状態に整える」という説は決して否定できません。回数が少ないカップルのほうが圧倒的に多いので、タイミングを意識しすぎず、日ごろから夫婦生活をもつことが大事です。

精子がちゃんとつくられていれば、運動性の高い精子は常に存在します。ただし、精液検査の結果、常に運動精子の数が少ない場合には、2~3日間禁欲したほうがいいこともあります。しかし、禁欲が必要な状態だとすると、そもそも人工授精での妊娠がむずかしいかもしれません。

人工授精を行う日を前もって確定するのはなかなかむずかしく、現実の排卵日がずれることもあります。その意味からも、人工授精前後の夫婦生活は、排卵とタイミングが合う確率が高まることになります。

あわせて読みたい記事→「あれ?妊娠する気がしない…」BLマンガ家が不妊治療にトライしました【第1話フルサイズ】

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「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
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自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

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監修
監修

山下レディースクリニック院長。
1980年奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。86年オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎から研鑚を積む。90年神戸中央市民病院に着任。産婦人科医長、体外受精チーフとして数多くの患者さんの治療にあたる。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。これまでに約10,000 人の妊娠をサポート。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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