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2ページ目(2ページ中) | 大谷翔平選手が受けた再生医療って?不妊治療の未来を開く鍵となる、月経血幹細胞に着目とした最先端治療について知りたい

2023/12/13 公開

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子どもを授かるためには、女性の卵子と男性の精子が合体し、受精卵が子宮に着床し成長しなければなりません。しかし、全てのカップルが自然に子供を授かることができるわけではありません。一部のカップルは、卵子や精子に問題があるため、受精卵が作られない場合があります。また、受精卵が作られても母親のお腹の中で育たない場合もあります。

ここで再生医療が役立ちます。例えば、自身の卵子で妊娠することが難しい場合があります。「卵子の老化」といわれる現象で卵巣が正常に働かないために卵子が作られないか、作られても質が悪いという状態です。このような女性は、体外受精で受精卵を作ることもできません。

さらに、将来に備えて卵子を凍結保存されている方も多いと思いますが、いざ妊娠したい段階になって、子宮が老化していてはせっかく健康な受精卵であってもなかなか着床しない、また、二人目がなかなか授からないということもあります。卵子を受け止める「お布団」である子宮内膜の改善も同時に必要となります。

自分の生理の血の中にある幹細胞を卵巣や子宮へ投与します

そこで患者さんご自身の月経血から月経血幹細胞を取り出して卵巣また子宮への投与することによって、卵巣と子宮の機能を改善することが期待されます。これは、卵巣機能が低下した女性にとって、あるいは着床がうまくいかない女性にとって赤ちゃんをもつ新たな道を開く可能性があります。

このプロセスはまだ完全に理解されておらず多くの因子が正確に調節される必要があり非常に複雑で、多くの課題が存在します。また、月経血幹細胞は2007年頃に発見された新しい分野です。海外ではさまざまな臨床報告がなされていますが、国内ではまだ始まったばかりです。

また、安全性も重要な問題です。海外での報告ではガン化は見られないという報告が出ていますが、再生医療は新しい分野であり、その安全性はまだ完全に確立されているとは言いきれません。したがって、この技術を多くの患者さまで用いることができるようになるには、さらなる研究が必要です。

安全性や効果性、倫理的な問題など、解決すべき課題は多いですが、日々進歩を遂げており、女性不妊治療の未来を切り開く鍵となることを期待しましょう。

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監修・執筆
監修・執筆

栃木県出身。獨協医科大学医学部 卒業後、順天堂大学大学院医学研究科博士課程 修了。東京メディサイトクリニック院長をへて、2020年 神宮外苑WomanLifeClinicを 開設。再生医療、更年期外来を担当。日本再生医療学会再生医療認定医。月経血幹細胞臨床研究会 理事長。

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