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体外受精、通院回数の目安はどのくらい?突然決まったりするの?採卵日や移植日に対応できるかが心配…【体外受精のギモンにドクターがお答え】

2023/04/30 公開

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クリニック受診から、今後の予定の立てかたまで、不妊治療を続けていると気になることがどんどん出てきますよね。はじめて経験する検査や治療ばかりで、仕事や家庭との両立を心配する声も。

今回は体外受精の通院回数についてドクターにお答えいただきました。

体外受精、必要な通院回数はどのくらいですか?

質問者データ
Ⅰさん 36歳
妊活歴2年8カ月

年齢のことも考え、体外受精にトライし始めたいと思っています。

体験談などを読むと、体外受精は通院回数が増える、採卵日や移植日がいきなり決まるのでスケジュール調整がむずかしいと書いてあることも。仕事との両立ができるのか不安です。

採卵や移植、それぞれ何回くらい通院が必要なのでしょうか?

【ドクター回答】採卵では5回程度、移植ではパターンによって異なります

そもそも体外受精とは?

卵子と精子を体外にとり出して受精させる一連の操作のこと。採卵数を増やす目的で、排卵誘発が行われるのが一般的。
もっとくわしく「体外受精」

採卵周期の通院回数

採卵周期では3週間に5回の通院が一般的です。

まず、月経3日目に採血と超音波検査を行い、採卵数がどのくらい見込めるか、どのような方法で卵巣刺激をするかなどを決めます。

その後、卵胞の発育を確認するため、月経8日目と10日目に卵巣を確認し、多くの場合、10日目に採卵日が決まります。残り2回の通院は、採卵日と採卵日の1週間後です。

移植周期の通院回数

移植には、薬で排卵を止め、ホルモンの動きもすべて薬で再現するホルモン補充周期と、自然の排卵に合わせる自然周期の2パターンがあります。

●ホルモン補充周期…通院回数目安
ホルモン補充周期では多くの場合、移植前の通院は1回ですみますが、ホルモン投与を妊娠後も1カ月ほど行う必要があり、薬の量が多くなります。

●自然周期…通院回数目安
自然周期の場合は、生理周期が安定していれば移植前の通院は1~2回の通院ですむことが多いですが、生理が不順だと排卵日の特定が困難なので、通院回数がふえる傾向にあります。

※上記はあくまで基本的なスケジュールです。クリニックや個人により異なる場合があります

『赤ちゃんが欲しい 20代30代40代妊娠までのベストスケジュール』よりWEB掲載のため再編集しています

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監修
監修

英ウィメンズクリニック にしのみや院 院長。日本産科婦人科学会専門医。2004年慶應義塾大学法学部卒業、12年熊本大学医学部卒業。14年九州大学産科婦人科学教室に入局。九州大学病院、田川市立病院、福岡東医療センター、指宿医療センターをへて19年4月より英ウィメンズクリニックに勤務。22年1月より現職。同クリニックのYouTubeチャンネルにて体外受精について解説中。

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