横澤夏子さん「妊活中の定番質問には…。だけど、妊活の経験はけっして無駄じゃない!」
身近な女性からヒントを得た、こまかいモノマネや一人コントが人気の横澤夏子さん。
実は、21 歳から婚活をし、100 回以上ものパーティに参加した婚活エキスパートでもあります。
27 歳の誕生日に幸せな結婚をした彼女が次に真剣にとり組んだのが妊活。不規則な生活から悲鳴をあげていた体をケアし、妊娠しやすい体へ。地道な努力を重ねた日々について伺いました。
【横澤夏子さんの妊活】体からのサインに気づかなかったことを反省
ベビーシッターとして働いていた経験もあるほど、子ども好きな横澤さん。子どもたちに囲まれたにぎやかな家庭を夢見て、結婚直後から妊活モードだったといいます。
「私自身も3人きょうだいで育っているから、子どもは多いほうが楽しいなって思っていて。だから、結婚したらすぐ妊娠しようと計画していたんです。ところがこれが意外とできない。
大きな病気をしたこともないし、安産体型だし、すぐできるもんだと思っていたから、びっくりしましたね。それでクリニックに行って、ブライダルチェックを受けたんです。
そうしたら、ちょっと気になる数値もあったりして、さらに驚き!健康なつもりでいたので、まさか!という感じでした」
検査を受けたことで、体に対する意識は大きく変わったそう。
「もともと生理痛はかなりひどくて、片頭痛も。でも自分の中では当たり前になってしまっていたんですよね。痛みをごまかすために頭痛薬をフリスクみたいに飲んでたこともあったんです。
食生活も乱れがちだったし、ダイエット企画でやせて、終わったらリバウンドして、というのをくり返してきたこともよくなかったかも。
ふり返ってみると、知らず知らずのうちに、かなり体にムリをさせていたんだと気づかされました。もっと早く婦人科に行っていれば、という後悔もあります。体からのサインを無視しちゃダメですね。本当に反省」
酷使してきた体をいたわり、赤ちゃんを迎える準備をととのえるべく、食事をはじめとした体質改善に奮闘中。料理教室に通ったり、よもぎ蒸しや冷えとり、整体を試したり、漢方を処方してもらったりと、いいと思うことは自分の体で確認。
「ネットで妊活情報を検索すると、あやしげなスポットも出てくるじゃないですか。だから最初は基本、半信半疑(笑)。本当にいいものかチェックしよう、という感じで行ってみます。
あと、ネットばかり見ていると、不安が増長しちゃうことも多いので、本もいろいろ読んでいますよ。妊活の知識はかなりたまってきたかも!」
妊活の経験も、きっと何かの意味があるはず!
アクティブに妊活にとり組む横澤さんですが、ゴールが見えない妊活に疲れを感じたことも少なくない、と言います。
「私はものごとを逆算して、計画を立てて進むのが好きなタイプ。結婚も追い込んで、なんとか計算どおりにできた、という感じがありました。
でも妊娠は、そうはいかないですね。計算どおりにならない「初めてのこと」かもしれません。ゴールが見えないし、ゴールに近づいているかもわからない。『子どもはまだ?』という定番の質問にもムズッとしちゃうし。
私も今までなんの気なしに聞いてたけれど、けっこう凶器になる言葉だったんだなって。
でも、こうして妊活をしているからこそ気づくことも多いし、この経験はけっしてムダじゃない、とも思います。そう前向きに考えることが大事かな」
先が見えない妊活ですが、副産物は意外な形であらわれているよう。
「妊活して赤ちゃんやお母さんのことをよく考えているおかげか、お母さんネタがどしどしできます(笑)。もともと、新人のころからマタニティのネタをつくっていたくらいで、やっぱり『お母さん』という存在は身近なものなんですよね。
今、こうして赤ちゃんや家族についてじっくり考えて、夫婦ふたりの時間をたっぷりとることが、私たちにはきっと必要なんだろうな、って思ってます」
※インタビュー内容は『赤ちゃんが欲しい2019春』掲載当時の情報です
横澤夏子さんプロフィール
1990 年、新潟県生まれ。高校卒業後、NSC 東京校に入学し、19 歳で初舞台を踏む。一人コントやモノマネなどで人気を博し、女優としても活躍。2017 年に結婚。著書に、婚活から結婚までをつづった『追い込み婚のすべて』がある。公式Twitter @45sawa72
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