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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 〈柴小聖さんの妊活〉授からない原因は夫に!?大好きな筋トレ、サウナを控えて体質改善【中編】

〈柴小聖さんの妊活〉授からない原因は夫に!?大好きな筋トレ、サウナを控えて体質改善【中編】

2025/08/29 公開
柴小聖

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Netflix配信の恋愛リアリティショー『ラブデッドライン』に出演し、番組で運命の相手を見つけて結ばれ大きな反響を呼んだ、タレントで女優の柴小聖さん。結婚後、自身のSNSで不妊治療に挑戦することを公表し、妊活について赤裸々に綴ってきた柴さんは、2025年4月に第1子となる男の子を出産しました。

3回に渡ってお届けする柴さんの妊活・不妊治療振り返りインタビュー。2回目は、胚移植を経て判明した不妊要因のこと、妊活中の夫婦の協力体制や、柴さんの心が救われた印象的なエピソードについてお話しいただきました。

インタビュー最初から読む>>35歳、番組で出会ったパートナーと妊活スタート。卵巣年齢が41歳だとわかり

受精卵をしっかり調べてみたら

二度の採卵を経て、期待していた初めての胚移植も残念な結果になりました。

柴小聖
妊娠検査薬は1本線で、陰性。

受精卵が育たないのには何か原因があるはずと、先生が受精卵の培養過程を調べてくれたところ、このタイミングで精子奇形症が判明!説明の際、先生に見せてもらった受精卵の写真は、どの精子も卵子に“そっと寄り添っている”ような格好だったんです。たしかにこれを見ると、精子が卵子に向かっていく、受精するパワーがないような印象を受けました。

ここにくるまで夫も検査を受けていますが、精子に問題があるという指摘をされたことはありませんでした。ですが、精子奇形症は初歩段階の精液検査では判断できないことがあるものらしく、不妊要因は女性側にあると思い込んでいたので、まさに、寝耳に水といった感じでした。

妊活は夫婦一緒に。生活習慣を見直して体質改善へ

先生に自分たちで何かできることはないかと聞いたところ、あるとすれば「生活習慣の改善」とのことでした。

具体的には、過度な筋トレやサウナ、カフェインを控える、栄養のある食生活を心がけることなどのアドバイスをいただきました。当時の夫の生活を振り返ってみると、週5で筋トレ、コーヒーは1日5〜6杯は飲んで、お酒もサウナも大好きという(笑)、妊活にはまったく適さない生活習慣だったので、そりゃあうまくいかないよねって。

柴小聖
葉酸サプリを飲んだり体にいいものを取り入れたり。

それからすぐに夫にも意識を変えてもらおうと、一緒にクリニックに来てもらいました。看護師さんに精子の写真を見せてもらいながら、精子奇形症についてや生活改善の必要性を説明してもらったんです。それまでは、私から何かを伝えてもあまり危機感を抱いていなかった夫も、自分にも不妊の要因があると知って意識が変わったみたいです。

大好きな筋トレやサウナの回数、お酒を飲むのも控えめになり、コンビニに行く頻度も減らして、栄養バランスを意識した自炊習慣を取り入れるようになりました。それが結果的には、夫だけではなく私自身の体質改善にもつながったので、すごくいい転機でした。

夫婦間の意識のギャップを埋めた方法

妊活や不妊治療中は、パートナーとの意識の差に悩む女性も多いと聞きます。私たち夫婦もそうで、不妊治療を始めたばかりのころは、心身の負担も治療に対する関心度も私のほうが大きく、夫婦間の温度差に悩んだこともありました。

そこで、夫にクリニックに同行してもらうこと以外にも、採卵前の排卵誘発剤の自己注射を夫に打ってもらうようにしたんです。夫の見ていないところで孤独に注射をして痛い思いをするよりも、夫の手で注射をしてもらったほうが、より当事者意識を持って妊活に向き合ってくれると思ったので。

正直、自分で自己注射したほうが早いし、痛みも恐怖心も少なくすみます(笑)。それでも、夫に打ってもらうことに意味はあったと思います。「これ打っちゃって本当に大丈夫!?」「ノナちゃん死なないよね!?」と、過剰なくらい私のことを心配してくれて。自己注射をきっかけに、女性が不妊治療で直面する痛みや負担をわかってくれるようになったんじゃないかな、と思います。

柴小聖
夫にも打ってもらった自己注射。

「気持ちのすり合わせ」をしたら

夫との協力体制を築くうえでもう1つ大切にしたことが、気持ちのすり合わせ。通院回数や服薬などが増えていくなかで、夫がどんなことをしてくれたら助かるか、しっかりと言葉で伝えたタイミングがありました。

不妊治療って女性側の負担がどうしても大きいので、1人で頑張っている感覚に陥りがちですよね。なので、私から報告するだけではなく、夫からもその日の診察の内容や体調のことなどを聞いてきてほしい、とお願いしたんです。でも、夫は夫で、私に気を遣ってあれこれ聞かずにいてくれたことがわかりました。この話し合いを機に、妊活や不妊治療に「2人で一緒に取り組んでいる」と感じられるようになりました。

体を休めて挑んだ2回目の胚移植

最初の胚移植は残念な結果になったのですが、切り替えて次に進もう!と意気込んでいた私。でも、移植後の血液検査の結果、血中のストレス値が高いことがわかり、一度体を休めてから移植に臨んだほうがいいと先生から言われました。その言葉を受けて、2周期ほど治療をお休みしました。

そして心機一転、再び採卵に挑戦。そのときは10個の卵子が採れて、受精卵は4個に、そして次の移植では、より妊娠確率を高めるために2個の受精卵を同時移植することになりました。高濃度ヒアルロン酸移植用培養液の使用や、シート法など、着床率を上げるための先進医療も惜しみなく利用して、授かる気は満々!そして、移植後に挙式をしてハネムーンへ行きました。

ハネムーン中は、「今ごろ着床して、おなかの中で赤ちゃんが育ってくれているのかな」と、夫とも話していました。でも、帰りのトランジットで生理がきてしまって…。幸せいっぱいだった気持ちが、一気に悲しみに飲み込まれてしまいました。

突然パニックに!夫に救われたあの夜

ハネムーンから帰ってきて、自宅で寝ていたある夜のこと。「今回も残念ですが…」と、前回診察室で先生から言われたシーンがフラッシュバックして、パニックを起こしてしまったことがあったんです。とにかく胸が苦しくて過呼吸気味になり、深夜にもかかわらず夫を起こし、部屋中のドアを開けてもらいました。

わけもわからず、ただわんわん泣いてしまって。やっぱり、どこか1人で気持ちを抱え込んでしまっていたのかもしれません。でもそんな私の姿を見て、普段は涙を見せない夫も一緒に泣いてくれたんです。夫が泣いているのを見て、なんだかすごく心がラクになりました。

柴小聖
夫婦でたくさん泣いて、前を向くことを決意。

この夜の出来事を境に、不安定だった気持ちが少しずつ安定してきたような気がします。

続きを読む>>子宝スポット巡り、妊活ジンクスetc.妊娠のために楽しいことはなんでも実践

PROFILE柴小聖(しばこのな)さん
柴小聖
1988年2月14日生まれ、栃木県出身。2008年にアイドルユニットの一員でデビュー後、舞台を中心に活動。2024年『ラブデッドライン』(Netflix)に出演し、番組で共演した一般男性(橋本圭右さん)と結婚。“ノナケイ”の愛称で、カップル・夫婦インフルエンサーとして人気に。2025年4月に第1子を出産。Instagram▶@konona.officia Nona channel▶@nona_channel1225

取材・文/神田なり

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