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最近増えている?〈多嚢胞性卵巣症候群〉不妊治療専門医が気になる疑問にお答え【多嚢胞性卵巣症候群Q&A】

不妊治療
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2025/03/12 公開
2025/03/13 更新
多嚢胞性卵巣症候群

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたら、どのように向き合えばいいのでしょうか?陣内ウィメンズクリニック理事長の陣内彦良先生にお話を伺いました。

気になる多嚢胞性卵巣症候群の疑問についても陣内先生にズバリ!お答えいただきました。

関連記事【村上佳菜子さんインタビュー】 妊活前に多嚢胞性卵巣症候群と判明。どう向き合う?【前編】

よい結果を出すため体質と誠実に向き合いましょう

多嚢胞性卵巣症候群

多囊胞性卵巣症候群と診断されると、むずかしい漢字の大変な病気なのでは…と思う人もいますが、多囊胞性卵巣症候群は病気ではなく体質。生まれもった体質と上手につきあいながら適切な治療を受ければ妊娠は可能なので、悲観しないことが大事。

また、よりよい卵子を育て排卵を促すには、生活習慣や食生活を見直し、なるべくストレスを軽減するように過ごすことがたいせつです。

Q.突然、多囊胞性卵巣症候群になることはある?

先天的な体質。突然はありません

多囊胞性卵巣症候群は生まれつきなので、突然発症することはありません。多囊胞性卵巣症候群だとわかるのは、思春期になって月経が始まってから。排卵が起こるようになると月経異常をきっかけに判明します。治るものではなく、なりやすい年齢もありません。

Q.多嚢胞性卵巣症候群は最近増えている?

検査技術が一般的になって見つかりやすくなりました

確かに少しずつ増えている感覚はありますが、明確なデータはありません。おそらく、検査の技術が普及して、より判明しやすくなったこと、そして、女性たちが体の不調を改善したり、不妊治療に対する意識が高まってきていることが関係しているのかもしれません。

Q.最初から不妊治療専門クリニックに通ったほうがいい?

適切な治療を受けるためにも不妊治療専門クリニックへ

一般の産婦人科でも排卵誘発剤の処方はできますが、妊娠を望んでいながら月経トラブルがある場合、多囊胞性卵巣症候群や、なんらかの病気を抱えている可能性も。治療の時間をムダにしないためにも、はじめから不妊治療専門クリニックを受診するのがおすすめです。

Q.生活改善などで防げる?

防ぐことはできませんが、妊娠しやすい環境づくりはたいせつです

体質的なものなので、残念ながら防ぐことはできません。ただ、治療するだけでなく、妊娠後に備えて環境をととのえることはムダではありません。食生活の見直しや冷え改善、ストレス解消など、赤ちゃんのための体づくりを心がけてくださいね。

Q.妊娠中、多囊胞性卵巣症候群の影響はある?

流産や早産、妊娠糖尿病などのリスクがあります

多囊胞性卵巣症候群の人が妊娠した場合、流産や早産になりやすく、妊娠糖尿病や高血圧などのリスクがやや高いことが研究結果として出ています。妊娠中も慎重に経過を見る必要があるので、妊婦健診を受けるクリニックで多囊胞性卵巣症候群であることを必ず伝えましょう。

Q.多嚢胞性卵巣症候群だと卵子の質が悪い?

そんなことはありません

「多嚢胞性卵巣症候群だと卵子の質が悪いので妊娠しにくい」と言われることがありますが、そんなことはありません。一度にたくさんの卵胞が育っている分、うまく育てばよい成熟卵が採れる確率も高く、妊娠率も上がります。上手に育ててきちんと成熟卵を採れば大丈夫なので、安心してください。

Q.妊娠はむずかしいでしょうか?

成熟卵子が育ち、排卵できれば大丈夫です

多嚢胞性卵巣症候群では、卵巣に卵胞がたくさん残っています。ですから、適切な治療によって上手に成熟卵子を育てて排卵させることができれば、妊娠の確率はけっして低くはありません。治療により約8割の人が妊娠しています。

*『赤ちゃんが欲しい 妊活パーフェクトガイド』から転載しています。

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監修
監修

医療法人社団JWC 陣内ウィメンズクリニック理事長。千葉大学医学部卒業。ニューヨーク・アルバートアインシュタイン医科大学不妊内分泌研究員。東邦大学医療センター大森病院勤務の後、2003年自由が丘に「陣内ウィメンズクリニック」を開院。「笑顔のあふれる妊娠希望治療を」の信念から、患者さんのストレスをやわらげ、リラックスできる治療体制に心をくだく。監修に『妊活 治療とアドバイス』『不妊治療ドクター監修 妊活ごはん135 こうのとりレシピで妊娠体質に!』がある。
Twitter:https://twitter.com/ Instagram:jinnai_womens@jinnai_womens

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